栃木県宇都宮市の整備工場
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ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 ニッサン

ニッサン セレナ(C25)車体ブルブル

ニッサン セレナ(C25)のご入庫

ご用命は、”Dレンジで停車していると車体が振動して気になる” ”振動しているときの音が気になる”との事

確認すると、PやNレンジの時は気になりませんが、DやRレンジの時に振動でブルブルしていますし、振動に共振してビビり音も発生していて耳障りです。

エンジン回転が低すぎる場合にもこのようなことが起きますが回転を確認してみても正常な回転数で問題がありません。

このようになる原因はエンジンやミッションのマウントの劣化です。

エンジン(トランスミッションも含む)は、車体に取り付けるのに直につければエンジンの振動がダイレクトに入ってきてとても乗れたものではなくなってしまいます。

そこでゴム製のマウント呼ばれる部品に載せたり吊ったりして車両に連結しています。

このマウントの役目は、先ほどの防振や位置を支える支持またエンジンの力を受け止める制振と様々な役目を担っています。

しかし、エンジン・ミッションは100kg以上あるかなりの重量物でただでさえ負担が掛かるところに駆動力を受け止める制振も求められるマウントはかなり劣化進む部品なのです。

実際に交換してみてどれだけ劣化が進んでいるか見比べてみます。

エンジンマウント(車両右側)

ミッションマウント(車両左側)

ドックボーンマウント(車両下部)

新品と比べてもかなり潰れているのがわかります。

 

また近年のエンジンマウントはただのゴムの塊ではなく液体を封入したマウントになっています、イメージとして水風船です。

しかしその水風船もヘタリ弾力が無くなったり、風船が破れて封入された液体も漏れ出してきます、今回も漏れていました。

 

中々、振動をお伝えするのは難しいので水の波紋で見比べてみてください。

交換前

 

交換後

波紋が小さくなっているのがお分かりになったかと思いますが、実際の振動の感じ方は波紋以上に低減を感じることが出来ます。

こちらのお車、走行距離6万kmほどでしたがこれほど劣化が進んでいました。

制振機能でも劣化は進みますが、重力でもこれだけ劣化するということがお分かりになったかと思います。

まだまだ、愛車を良い状態で乗り続けたいとお考えの方でしたら交換の価値は大いにある部品です。

同様の症状でお困りの方お気軽にご相談ください。

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