VW ニュービートル

お預かり車両の修理が終わり引き渡しの際、お客様が車両に乗り込みエンジンを掛けようとキーを捻ったところエンジンが掛からなくなりました。
状態としてはキーを捻った感覚がスカスカになってキーを抜いてもメーターの電源が切れませんしスターターを回そうと一番奥まで捻っても重くなる感覚がありません。
どうやらキーシリンダーユニットで何かが壊れたようです。

キーシリンダーユニットを取り外します。

この部品自体が3分割になっています。
後端のイグニッションスイッチを取り外すと故障した原因がわかりました。

ロックユニットからのシャフトが折れてしまっていました。
真ん中にある金属のプレートはロックユニットのシャフトでキーを回すことでこのプレートも回ってイグニッションスイッチをひねるようになっています。

ここが捻ったときに折れてしまったことでイグニッションスイッチも戻せなくなり電源が入りっぱなしになってしまったのです。
このメーカーのロックユニットの故障の多くは、渋りなど前兆があり最終的に回らなくなる故障がほとんどで今回のように回るが機能しないということは稀です。
故障事例 リンク
ましては引き渡しの際に壊れるというタイミングはなおさら稀です。
物が壊れるにはどんなものでもタイミングがあるのですが今回のように引き渡しの際のタイミングは滅多にありませんがお客様には出先でなくてよかったと言ってもらえたことはホッとした出来事でした。