営業時間外もお気軽にお問い合わせください
TEL 028-656-2588
月〜金 8:30 - 19:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

故障修理・整備 油脂・ケミカル BMW

BMW 135(E82)ATF交換

BMW135のご入庫

”走行距離が15万kmに達するのでATFを交換してもらいたい”とのご依頼を受けました。

お客様、今までディーラーに整備を依頼していたため積極的なATFの交換を進められないままこの距離まで来てしまったそうです。

走行距離が伸びて一度も交換していないATF交換は、リスクが非常に高く交換後にミッショントラブルを起こす可能性が高いためどこのお店でもやりたがりません。

しかしお客様はこの先この愛車を30万kmまで乗りたいのでこのまま無交換で乗り続けるのも無理だろうとご相談にいらっしゃいました。

当店では、交換したときに起こるかもしれないリスクをお話しして納得していただいた上でかつ、最大限安全な交換方法を行うことをご説明して作業着手になりました。

 

古いフルードを抜き取りフラッシング作業を行います。

何度もフラッシングを新品レベルの透明度になるまで繰り返します。

バルブボディと呼ばれる制御部品です。

この中は精密な迷路(油路)になっていてソレノイドと呼ばれる切り替えバルブが電子制御で油路切り替えを行います。

 

オイルパンを外した時にしか交換できないコネクタースリーブも同時に交換します。ここもよく漏れを起こす部品です。

オイルクーラにつながるパイプのオーリングも交換します。

オイルパンを新しいものに交換します。この年代のBMWのオートマチックはオイルパンが樹脂で出来ているのとフィルターが一体になっているのでこのような作業の際は交換になってしまいます。

使用するフルードは、WAKO'S ハイパーSを注入します。

当店では通常WAKO'S セーフティSを使用するのですが、ハイパーSはセーフティSに比べ高出力車や重量車のように大きなトルクを伝達するのに優れたフルードです。

今回のお車は、3000ccターボ車の高出力エンジンを搭載していますので こちらのフルードがお勧めで使用します。

また、走行距離が伸びて交換のリスクも高いので同時に、WAKO'S ATプラスも添加しました。

伝達率の向上やAT内部の汚れを凝集させない事を目的にした添加剤ですので効果を期待します。

 

診断機でフルード温度をモニターしながら正確に油量を調整します。

調整後はフルードの劣化度をリセットします。

 

ATやCVTに使われているフルードは使用に伴い少しずつ粘度低下を起こします。

(フルードはもともと粘度が低いので劣化による粘度低下は致命的なダメージを引き起こしてしまうことがあります。粘度低下の少ない高性能フルード(せん断安定性の高いフルード)に交換することはミッションを長持ちさせる有効な手段です。)

粘度低下を起こすとシフト時のタイミングやショックが変化してきます。そこで自動車メーカーは計算してシフトのタイミングなどをフルードの劣化に合わせて学習制御をしています。

今回のように新しいフルードに入れ替えた際は、フルードの粘度は回復していますので、学習値(劣化度)をリセットしてあげる必要があるのです。

交換後は走行テストを行いミッションが正常に作動しているか確認して作業は終了です。

 

AT・CVTフルードの交換はこのように大変手間をかけて作業を行わなければならないのはもとより、正確な温度管理の下で油量を調整しなければなりませんのでお待ちいただいている間での作業はお引き受けしておりません。

最低でも一泊は必要ですのでご了承ください。

 

交換後は、お客様はミッションに問題はないし、シフトフィーリングもとてもよくなって安心したと喜んでいただくことが出来ました。

 

 

月〜金 8:30 - 19:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00
営業時間外もお気軽にお問い合わせください

MASUTAKAブログ最新情報

トヨタ ピクシス エポック(LA300)エアコン吹き出し口から水蒸気?

トヨタ ピクシスエポック(LA300)のご入庫 ダイハツ ミライースのOEM車両です。 水温ランプが赤く点灯してエアコンの吹き出し口から煙が出ているとの事。 エアコンの吹き出し口から煙?よくわかりませんので、”水蒸気のようなものではないですか?”と尋ねましたが慌てている様子でよくわからないとの返答。 兎に角、水温ランプが赤く点灯してオーバーヒートしているようなので走行はせず、ロードレスキューで搬送するようにしました。 搬送されて点検するとラジエーターの中には冷却水は有りませんので、やはりオーバーヒートした ...

続きを見る

8月休業日のご案内

8月の休業日は、9日(月曜日)から17日(火曜日)及び15・22・29日(日曜日)は休業させて頂きます。   新型コロナウイルスの感染蔓延防止で営業期間中もお客様が重ならないように気を付けておりますので、ご来店の際はあらかじめご連絡を頂けるようお願いいたします。 週末は予約で埋まっていることも多いのでお早めにご連絡いただくようお願いいたします。

続きを見る

シトロエンC4(2代目) 冷却水漏れ

シトロエンC4のご入庫 冷却水が漏れているとの事でご入庫 こちらのエンジンは、BMWとPSA(グループ プジョー・シトロエン)の共同開発の1.6Lエンジンが搭載されており、BMW MINIにも搭載されているエンジンです。 定番ともいえるサーモスタットケースからの漏れです。基本設計が同じエンジンですのでMINIでも紹介している部分と同様の修理です。リンク     部品が変更になっているのでハーネスやホースも同時に交換になります。   樹脂製のパーツは経年的な劣化でいつかは必ず壊 ...

続きを見る

ホンダ トルネオ(CF-5)エンジンオーバーヒート

ホンダ トルネオ(CF-5 )のご入庫 エンジンチェックランプが点灯してギクシャクするとの事。 入庫時エンジンはふけ上がらず、エンジンチェックランプが点灯していました。 エンジンルームを点検しようとボンネットを開けると異常なくらいの熱気に襲われました。 冷却水の激しいにおいがしますのでオーバーヒートを起こしていることは容易に判断できる状態です。 すぐにエンジンを止めて冷却をしたいのですがかなりの高温で危険ですので少しずつ水を掛けて冷ましていきます。 ようやく冷めたところでラジエーターに水を入れるとアッパー ...

続きを見る

シトロエン グランドC4ピカソ(2代目) 車検整備

シトロエン グランドC4ピカソ(2代目)車検整備でのご入庫 エンジンはPSAでおなじみの1.6Lガソリンエンジンです。 ファンベルトが劣化によりヒビだらけです。 このエンジンでベルト周りで気を付けなければいけないところでウォーターポンプのプーリーがあります。 フリクションプーリと呼ばれるプーリーで摩擦でプーリーを回しますが表面のゴムが劣化で剥がれ始めているものが見受けられるので注意が必要です。 こちらのクルマもゴムが劣化でヒビだらけでした。 最悪はゴムが剥がれてプーリーが回らずオーバーヒートします。 駆動 ...

続きを見る

ダイハツ ムーブラテ(L550)エアコン不調の陰で・・・

ダイハツ ムーブラテ(L550)のご入庫 ご用命は、信号待ちでエアコンの効きが悪いので診てもらいたいとの事。 しかし問診をしていると気になるワードが出てきました。 ・発進加速が悪くなった ・加速時エンジンからカラカラ音がするようになった 上記2点の不具合が出るときは、決まってエアコンの効きも同時に悪くなったそうです。 単純にエアコンの異常だけではない気がします。   問診内容から怪しい部品を見立てて点検をするとすぐにわかりました。 https://masutaka.co.jp/images/VI ...

続きを見る

AUDI TTクーペ クアトロ(8J)ハルデックスオイル交換

AUDI TTクーペ クアトロ(8J) 車検でのご入庫 10万km以上走行していますこちらのお車、メンテナンスも各部行わなければいけませんが基本となる油脂類の交換をご紹介します。 クワトロと呼ばれるこちらのグレードは4輪駆動になりますので駆動力を後輪に伝えるトランスファと後輪の駆動力を左右に分配するリアディファレンシャルと呼ばれるギア(歯車)のセクションがあります。 ギアを使用しているところは油脂で潤滑されていますので定期的な交換が必要になります。 下記のような配置になっています。   まずはト ...

続きを見る

BMW Z4(E85)エアコンコンプレッサー圧縮不良

BMW Z4(E85)のご入庫 ご用命はエアコンの冷房が効かないとの事。   冷房の効きが悪い場合、まずは基本となるのは冷媒システムがうまく機能しているかを調べなければなりません。 冷房システムのカナメは冷媒ガスです。 冷媒ガスはたくさん入っていれば良いというものではなく、多すぎても少なすぎてもいけませんので規定の量が入っているかどうかをまずは確認する必要があります。 こちらのお車やや少なめで全く効かないレベルではなかったですが故障探求を進めるうえでも規定の量になっていることが重要ですので規定量 ...

続きを見る

7月の休業日のお知らせ

7月の休業日は、4.18.25日(日曜日)及び20日(火曜日)、22.23日(木.金曜日)は休業させて頂きます。 新型コロナウイルスの感染蔓延防止で営業期間中もお客様が重ならないように気を付けておりますので、ご来店の際はあらかじめご連絡を頂けるようお願いいたします。

続きを見る

ホンダ S2000(AP1)タペットクリアランス調整

ホンダ S2000(AP1)のご入庫 車検整備ですが、エンジンのバルブクリアランス調整も依頼されました。 バルブクリアランスとはエンジン内部のバルブとカムとの隙間を調整する作業です。 バルブの駆動方法はそれぞれエンジンによって違うのですが今回のF20Cエンジンはロッカーアームで駆動しているのでロッカーアームのアジャストスクリュとバルブステムエンド間のすき間を調整します。 シックネスゲージを使用して隙間の測定・調整を繰り返します。 こちらの車両では、基準値:IN 0.21-0.26㎜ EX0.25-0.27 ...

続きを見る

-故障修理・整備, 油脂・ケミカル, BMW

© 2021 増高自動車工業有限会社