栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 Jeep

Jeep ラングラー エンジン掛かりが悪い時がある

Jeep ラングラー(TJ)のご入庫

ご用命は、”エンジンの掛かりが悪い時があるけど、普通に掛かってしまうこともある”とのこと

掛かりが悪いと一言で言っても様々な掛かりの悪さがあるのですが、ひとつの判断基準としてはスターターモーターが正常なクランキングをしているかということがあります。

クランキングとは、エンジンを掛け始めるときのモーターでの回転のことです。音としてはキュキュキュといった感じでしょうか、そののちにブルンとエンジンが掛かるイメージです。

入庫したお車、不具合発生時クランキングの速さは正常ですが初爆がありません。
初爆:クランキング中にエンジンが掛かりそうなブルンといった初めの爆発

しかし、しばらくすると何事もなかったようにエンジンは掛かってしまいました。

その後も、掛からない時はうんともすんとも言わないのですが、何かの拍子に正常にかかってその後も問題なくエンジンは回るという症状でした。

 

故障探求を始めます。

エンジンが回るには3つの要素が必要です。

1.良い圧縮
2.良い混合気(燃料)
3.良い火花

この中のひとつでも欠けるとエンジンは掛かりません。

一つずつ検証していきます。

良い圧縮:
圧縮自体はエンジン本体のもので基本的には変化のないものです。何らかの拍子で掛かることから圧縮は正常と判断

良い混合気:
そもそも燃料がポンプから圧送されているかが問題なのですが、不具合発生時エンジン付近で燃料の圧力(燃圧)が正常にかかっていることが確認できました。
しかし、その燃料をエンジンに噴射するインジェクターの作動音が聞こえませんでした。

良い火花:
不具合時にスパークプラグにスパークしているか確認したところ、スパークを確認できませんでした。もちろんエンジンが掛かっているときは正常にスパークしています。

上記点検した結果、不具合時
1、火花が飛んでいない(飛ばしていない?)
2、インジェクターの作動音がしない。(燃料を噴射していない)

といった、2点確認をすることが出来ました、これで故障探求はかなり絞り込むことが出来ました。

 

このエンジンは、電子燃料噴射システムと呼ばれるコンピューター制御で燃料や火花をコントロールしています。(現在の自動車は皆このシステムです)

先ほどの、火花と燃料噴射といった制御はもちろんコンピュータが行うのですが、そのコンピュータには入力信号を送り込まなければ、どのタイミングで火花を飛ばしたり、燃料を噴射したらいいのかコンピューターはわからなくなってしまうのです。

入力信号は多々あるのですが、その中での最も重要な信号でクランク角センサーと呼ばれるものがあります。

クランク角センサーはエンジンの回転する上で基準になる位置を読み出す重要なセンサーで、その信号を元にして火花も燃料もコントロールしています。

その信号が、入らないことで不具合が発生していることが濃厚になりました。

不具合時に、クランク角センサーからの信号を読み出しましたが出ていないことが確認できたため、センサー不良と判断して交換いたしました。

コンピューター制御のお車は、センサーの壊れ方も様々で症状も多岐にわたります。

不具合再現率が多いと測定など出来ますので比較的、故障探求をスムーズに進めることが出来ますがなかなか再現できなかったりすぐに消えてしまうような症状だとうまく信号などを測定できず苦労することがあります。

現代のコンピューター制御車は、正常時はよいのですが壊れ始めると手が掛かる故障探求が非常に多いです。

 

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

ホンダ NーWGN(JH1)ミッションフルード交換

ホンダ N‐WGN(JH1) 様々なメンテナンス依頼を受けた中でCVTフルード交換を行います。 走行距離は4万㎞台でそれほど伸びてはいませんがしっかりした方法で行ってほしいとのご依頼です。 オイルパンを取り外してでの交換を行います。 ストレーナーを取り外すとバルブボディが現れます。 ストレーナーはやはり真っ黒です。 ストレーナーはオイルパンに溜まったフルードの吸い込み口で不純物の侵入を防ぐ役割になります。 メーカーによっては金属製の金網状のものもあります。 オイルパンに磁石がついていて鉄粉を吸着しますがこ ...

続きを見る

ホンダ フィット(GK5)ABSユニット故障

ホンダ フィット(GK5) ABSや横滑り防止装置の警告灯が複数点灯するとのこと 診断機にて故障コードの読み出しを行うと ABS・VSA : 123-11  VSAソレノイドバルブ異常 ESP     :   U0416-68  VSA故障チェック VSAのソレノイド故障を検出しました。 VSAはホンダでの呼び名で横滑り防止装置等の安全システム名でこれのソレノイドバルブということはABSユニット内のソレノイドバルブに異常が起きたことを表しています。 ABSユニットはブレーキシステムをつかさどる中心部品にな ...

続きを見る

ミツビシ D:5 メンテナンス②

ミツビシ D:5 メンテナンス② 前回ディーゼルエンジンのメンテナンスの案内をしましたが、他にも駆動系等のオイルメンテナンスのご依頼を受けましたので交換を勧めます。 まずはメインであるオートマチックフルードの交換です。 アイシン製の8速トルコンオートマチックで他の自動車メーカーでも多く採用されているタイプになります。 ドレンプラグがフルードレベル調整プラグを兼ねているタイプで特徴的です。 調整方法は非常に重要であるため整備書を見てもらわなければなりませんので割愛します。 AT・CVT・DCT・AMTなど自 ...

続きを見る

ミツビシ D:5 メンテナンス①

ミツビシ D:5(CV1W)ディーゼル 走行距離が伸びてきたのでメンテナンスを行いたいとのご依頼 まずはディーゼルエンジン車両ですのでフィルターとつく部品の交換を行います。 まずはエンジンのエアフィルターの交換は当然ですがディーゼルエンジンでは注意の必要なフューエルフィルターの交換を行います。 この車両ではフューエルフィルターはエンジンルームの奥まったところに取り付けられていて通常は見える位置には付いていません。 手前にあるエアクリーナーケースなどを取り外すとフューエルフィルターが見えます。 燃料フィルタ ...

続きを見る

VW ニュービートル 突然の故障

VW ニュービートル お預かり車両の修理が終わり引き渡しの際、お客様が車両に乗り込みエンジンを掛けようとキーを捻ったところエンジンが掛からなくなりました。 状態としてはキーを捻った感覚がスカスカになってキーを抜いてもメーターの電源が切れませんしスターターを回そうと一番奥まで捻っても重くなる感覚がありません。 どうやらキーシリンダーユニットで何かが壊れたようです。 キーシリンダーユニットを取り外します。 この部品自体が3分割になっています。 後端のイグニッションスイッチを取り外すと故障した原因がわかりました ...

続きを見る

8月の休業日 お知らせ

8月の休業日は、8日(土曜日)から16日(日曜日)及び2・23日・30日(日曜日)は休業させて頂きます。

続きを見る

ニッサン NV200 スパークプラグの交換時期

ニッサン NV200 車検整備でのご入庫 スパークプラグを点検したいのですがこのエンジンはインテークマニホールドがエンジン上部を覆っているため簡単に点検することが出来ません。 しかし4番シリンダーだけがわずかにある隙間からスパークプラグを取り外すことが出来るため点検します。 スパークプラグを点検すると摩耗限界で交換時期を迎えている状態になっていました。 付いていたものは新車装着時のプラグでしたが、これは片貴金属プラグというタイプで長寿命プラグではありません。 そのため交換時期は2万㎞になりますので7万㎞を ...

続きを見る

応急パンク修理の後は

パンクをしたので車載のパンク修理キットで直したがこのまま乗り続けて良いのかとのお電話がありました。 車載のパンク修理キットはあくまでも応急的に使うものなのでパンク修理箇所の修理が必要になるのと点検が必要とお伝えしてご来店いただきました。 昨今ほとんどの車両がスペアタイヤではなく応急パンク修理キットの搭載に移行しています。 修理剤を使用したタイヤがどのようになっているか診ていきます。 パンクをしたタイヤをホイールから取り外すと中から修理キットの液剤が大量に出てきます。 この液剤がパンク穴を塞ぎます。 この液 ...

続きを見る

VW パサート(B8)ウォーターポンプ漏れ

VW パサート(B8)   車検のご依頼で受け入れ検査を行った際、冷却水が漏れた跡を発見しました。   冷却水が漏れては乾いてを繰り返したような状態でしたのでずいぶん前から漏れは始まっていたようです。 ウォーターポンプを取り外すとかなりひどい状態でした。 このエンジンはカムシャフト後端部でコグドベルトでウォーターポンプを駆動するのですが漏れた冷却水が付着したのかゴムの破片が大量に飛び散ってコグドベルトの山もすり減ってしまっている状態でした。 ウォーターポンプの軸部分のシール不良が原因ですがこのタ ...

続きを見る

BMW 118(F20)オイルエレメントケースからの冷却水漏れ

BMW 118(F20) 冷却水のレベル警告灯が点灯して何回か補充を繰り返していたが車両の下には垂れてこないので漏れていないように見えるけど冷却水が無くなってしまうとのことで来店。 エンジンルームを点検するとかなり強く冷却水臭がするのでどこからか漏れているのは間違いなさそうです。 点検のためアンダーカバーを外すと吸音型のアンダーカバーから冷却水が大量に染み出てきます。 漏れた冷却水をアンダーカバーがスポンジのように吸い取ってしまい、ポタポタ垂れてこなかったのでユーザーは漏れていないのではないかと思ったよう ...

続きを見る

-故障修理・整備, Jeep

© 2026 増高自動車工業有限会社