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FIAT クーペ 20Vターボ 中古購入後のフルメンテナンス 後編

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

フィアット クーペ2.0ターボ

前回ご紹介した、中古車購入後の整備の続きです。

次にクラッチオーバーホールを行います。

中古車を購入なさった場合、できればクラッチは新しいものに交換することをお勧めします。

クラッチは摩耗することで繋がる位置や重さが変わってきます、よく聞くのは”輸入車はクラッチペダルが重たいのがふつう”や”古い車(スポーツカー)はこんな感じですよ”などと購入時に言われ、摩耗しているにもかかわらずそのまま乗っているいる方が非常に多いことです。

どこがこの車の正常な位置や重さなのかを知るため為と、ドライビング(操作等)の愉しさを感じれる重要な部分でもありますのでリセットしてあげるのことがベストです。

こちらのお車も、クラッチペダルが重くなっていましたので摩耗は進んでいると考えられていましたので、タイミングベルト交換だけでなくクラッチオーバーホールを行うことも含めてエンジンを降ろしました。

 

この車両はレリーズベアリングが引っ張るタイプ(PULLタイプ)ですね。

フライホイールも平面研磨を行いジャダーを防ぐようにします。

タイミングベルトやクラッチオーバーホールの費用は掛かるものですが、このようにせっかく降ろしたときはしっかり手を掛けるようにしてください。

前回も書きましたが整備する側も整備のクオリティが高くなりますし,手を掛けれるときにしっかり掛けておいた方が後々再度整備を行わなければならない等ということも防ぐことが出来ます。

 

クラッチは油圧でコントロールするのでマスターシリンダーとスレイブシリンダーも交換します。

 

 

エンジンを降ろした時にやっておいたほうが良い部分と言えばスタビライザーのマウントですね。
結構異音の原因になることがあります。

 

最後にブレーキ関係でキャリパーのオーバーホールとブレーキホースの交換です。

 

年数が経った車両ですとブレーキ関係の部品供給も怪しくなってきます。

シールキットも当然ですがピストンも錆びてしまうと部品交換が必要になります。

トラブルが起きてからでは部品が無く困ってしまうことも考えられますので、10年以上経っている車両ではトラブルが起きていなくてもオーバーホールを行うことをお勧めします。

 

ご予算の都合もあるのですべて一度に行うわけにはいきませんが優先順位をつけてしっかり計画を立てて行うことをお勧めします。

他店で購入されたこのお車これだけ整備を行うポイント(修理も含め)がありましたが、こういった状態で商品として販売されているのは年式を考えれば普通のこととも言えます。

 

オーナー様は購入前から当店で整備を行う前提で車両を購入しており、元々納車後の整備もある程度予算を組んでいたため、ここまでの整備を一度に行うことが出来ました。

おかげでかなり若返り新車のころのフィーリングを取り戻しましたし、多くのトラブルも回避できるようになったと思います。

中古車のご購入の際はそのままで乗ることはほぼ不可能だと考えて、ある程度初めに整備に充てる予算を組んでおくことをお勧めします。
※中古車購入時の納車整備と呼ばれるものの内容もお店によりまちまちですのでしっかり確認をするようにしてください。

 

 

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