栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 フィアット

FIAT PANDA(169)電動パワステが効かない

FIAT パンダ(169)のご入庫

ご用命は、”パワステが効かなくなってハンドルが重くなった” ”エンジンを掛け直したら治った”とのこと

入庫時、パワーステアリングの作動は正常でしたが診断機を当てて過去の故障履歴を検出してみます。

C1006 トルクセンサー異常を検出しました。

この車両のパワーステアリングは電動モーターで操作力をアシストするようになっています。

ただモーターを回してステアリングリングを軽くする訳にはいきませんので、ハンドルの舵角を読むアングルセンサーとどれくらいの力でステアリングを回転させようとしているか検出するためのトルクセンサーが内部には装着されています。

このセンサーからの信号をコンピュータで演算してモーターに送る電流を制御してステアリングをアシストする構造になっています。

トルクセンサーの故障履歴を検出していますので、信号が入力されていないため制御を止めたと考えられます。

修理としてはこのセンサーの交換になりますが、国内ではユニットアッセンブリーでの供給しかなく部品代だけで20万円以上とかなりの高額になってしまいます。

そこで海外からトルクセンサー単体を取り寄せ修理を行うことになりました。

ユニット内部にこのようなセンサーがありステアリングシャフトのねじれを読み取ります。

最後にキャリブレーション(校正)を、診断機を使用して行い修理は完了です。

 

ちなみに、非分解の不具合品を分解してみるとこのようになっていました。

構造としては可変抵抗で摺動子の位置の変化で抵抗を変化させることで変化した電圧を信号として利用します。

摺動子の接触不良が故障原因です。

長期にわたって使用したことでの摩耗が原因ですのでいつかは起きる不具合です。

摺動子の摩耗不具合を改善するために光学式の非接触型もありますがこちらもディスクの劣化による読み取り不良が起きます。
不具合事例リンク

 

電動パワーステアリングユニットと一言で言っても、センサー・モーター・コンピュータなどセクションに分かれています。

日本国内ではユニットASSYになって高額になってしまうような修理でも実際ヨーロッパなどでは細かいセクションごとの修理は普通に行われています。

取り寄せる時間は多少かかったとしても金額と時間を、はかりにかけても十分な結果を得られると思います。

このような修理方法もあるということをご参考までに。

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

ルノー メガーヌⅢRS 車検整備

ルノー メガーヌⅢRS 車検整備のご依頼   エンジンの振動が車内に伝わっている感じがしてマウント周辺もオイル漏れのような跡があるとの事。 確かにマウント周辺に何か液体のようなものが飛び散った後が見られます。 これは液封入式のエンジンマウントによくある事象で、内部の液状のシリコンが漏れ出している跡です。 マウントを外すとシリコンがダラダラと流れ出ています。 これではマウントの役目をなさないため振動が伝わったりエンジンの動きが大きくなりアクセルのオンオフでのシャープさも失います。 新しいマウントに ...

続きを見る

アルファロメオ155 スピードメーター不動

アルファロメオ155 v6 車検でのご入庫ですがスピードメーターが動かないとのこと 車検とは保安基準の適合確認ですので、スピードメーターが動かないことは当然不適合になりますし、スピードがわからず運転することは危険ですのでしっかり修理しなければなりません。   診断機で故障コードを読み出すとスピードセンサーの不良を検出しています。 この時代でも当然電気式スピードメーターですのでセンサー(車輪回転部分のセンシング)とメーター内のステップモーターで針を動作します。 故障コードでセンサー異常がある以上ま ...

続きを見る

トヨタ プロボックス(NCP50)フューエルインジェクター故障

トヨタ プロボックス(NCP50)のご入庫 エンジンがブルブルしてエンジンチェックランプも点灯しているとの事 診断機を使用して故障コードを読み出すと3番シリンダーのミスファイヤーを検出しています。 ミスファイヤー(失火)はうまく爆発していないということですので爆発していない原因を探求します。 イグニッションコイル・スパークプラグの点火系統の不良も考えられますが、他のシリンダーと入れ替えても3番シリンダーの失火は変わりませんので点火系統の異常ではなさそうです。 次に圧縮力になるのですが圧力に関してばらつきは ...

続きを見る

MINI クーパーSD(F55)エンジンマウント切れ・液漏れ

MINI クーパーSD(F55) ディーラにてエンジンマウント切れ・液漏れを指摘されたとの事。 こちらの車両はディーゼルエンジンですが、このモデルはガソリン車でも同様の不具合が非常に多いです。 上部から覗いてもわかりますがホイールハウスの正面から見ると漏れの酷い状態がよくわかります。 液封入タイプのエンジンマウントでイメージでは水風船でエンジンを支えているようなものでただのゴムだけのマウントよりも振動吸収性能は上なのですが風船が破裂するとこのような状態になってしまいます。 当然振動吸収性能は落ちますのでエ ...

続きを見る

ボルボ V70Ⅲ ヒーターホースから冷却水漏れ

ボルボV70Ⅲ 車検整備を行っている際、冷却水漏れを発見いたしました。 ここはエンジンから室内のヒーターユニットへ冷却水を分岐する部分です。 ゴムホースと樹脂パイプの複合部品です。 樹脂パイプも変色していますし、樹脂とゴムホースをクランプしている複数個所から漏れ出しています。 いずれは樹脂部品が完全に割れて冷却水が噴き出たでしょう。 樹脂部品の使用率はどんどん増えていますのでこのような故障はどこのメーカーでもよく見かけるようになりました。 冷却水の量をモニターすることが出来る車両でしたらセンサーを当てにし ...

続きを見る

アウディA5(F5)エアコンコンプレッサー不良

アウディA5(F5) 2.0ターボ エアコンの冷房が全く効かないとの事。 入庫時確かに冷風は一切出ない状態でしたので点検を始めます。 まずはエアコンの冷媒システムの点検の基本である冷媒ガス量を確認します。 やや少なかったものの全く効かないような量ではありませんでしたが、点検を進める上ではガスが規定量入っていることが基本ですので規定の量に調整した上で次の点検に進みます。   次にエアコンガスを圧縮するコンプレッサーの作動状態を確認しますが従来のコンプレッサーはベルトが掛かるプーリー部分にマグネット ...

続きを見る

ニッサン DAYZ(B21W) エンジン掛からない

ニッサン DAYZ(B21W) エンジンが掛からないとお電話が入りました。 エンジンが掛からない状態をよく聞き出します。 ・キーのマークが点灯してクランキングできない。メーターも点かない。 ・キーの電池を変えたが変わらず掛からない。 ・スペアのカギも持ってきたけど掛からない。 ・車両バッテリーは最近交換してある。 上記の状況の中で気になるのが鍵のマークが点灯しているということです。 この車両はキーをプッシュスタートボタンでエンジンを掛けるタイプですのでリモコンの電池が無くなってしまうとボタンを押しても掛か ...

続きを見る

ボルボ V70(875)エンジン不調・エンスト

ボルボV70(875)のご入庫 エンジン不調でエンストしてしまうとのこと。 入庫時はアイドリングがほとんど出来ずエンジンがかかってもすぐにエンストするような状態でエンジンチェックランプも点灯しています。   診断機にて故障コードを読み出すとエアマスセンサーのエラーを検出していました。 エアマスセンサーのコネクターを外すと完調まではいきませんがエンストもせずアイドリングも保持していますのでエアマスセンサーの信号が悪影響を与えていたのは間違いなさそうです。 エアマスセンサーとはエンジンに取り込む空気 ...

続きを見る

いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄②

強制再生もできなくなったこちらの車両、各部点検してDPDに詰まりがあることが確定したので分解洗浄を行うことになりました。 いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄① 外したDPDはこのような形をしています。 中は酸化触媒とDPDのセクションに分かれます。 初めにエンジン側の酸化触媒の入り口を見てみます。 ここはエンジンから出てきた排気ガスをもろに受けるところになりますが大きなススの塊で半分近くふさがっています。 次に分解していきます。 DPDの入り口側はパッと見た感じあまり汚れていないように見えます。 ...

続きを見る

いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄①

いすゞ エルフ(NJR85)のご入庫 DPDの堆積限度を超えてそのたびに対策していましたが(事例リンク)いよいよ強制再生もできなくなってしまいました。 正常な状態ですとDPDの差圧が大きくなるとススで詰まっていると判断して自動的に強制再生が始まります。 しかし、"強制再生を無視したり" "使用過程の不利な癖"などで詰まりが解消しないことが続くとエンジンチェックランプを点灯させてフェイルセーフを掛けます。 ※フェイルセーフはメーカーによって条件や作動の仕方は変わります。   こちらの車両、チェック ...

続きを見る

-故障修理・整備, フィアット

© 2026 増高自動車工業有限会社