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ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 BMW

BMW530 (E60) 電動ウォーターポンプ不良

BMW530 (E60) ご入庫です。

053

症状は、

・冷間時なのに電動ファンが強で回る。

・エンジンチェックランプ点灯

・オーバーヒートウォーニング

とのことで、ご入庫しました。

 

早速、診断機でフォルトコード(故障コード)を読み出します。

IMG_20160419_091653

電動ウォーターポンプの不具合を読み出しています。

 

こちらのエンジンユニットは電動のウォーターポンプで冷却水の循環をしています。

従来の機械式のものに比べ、必要なとき必要な分のみ稼働するので動力損失を抑えることができるのですが、ポンプの耐久性に難があり かなりの確率で故障するのがネックです。

(従来のウォーターポンプはエンジンの回転を利用して回しているので常に回転をしています。)

 

こちらが電動ウォーターポンプです。IMG_20160309_102332

まるでターボチャージャーのようです。

IMG_20160309_102345

サーモスタットも壊れることが多いので同時に交換します。

こちらも電気式になります。

IMG_20160309_101744

 

この電動ウォーターポンプのエラー内部不具合ですのでアッセンブリー交換で対処します。

不具合品の内部を見てみます。後部に制御基盤が付いていますのでこの辺でエラーが出たのではないでしょうか。

欧州車は新機能を搭載するのですが、電気部品が弱いのは昔も今もあまり変わりなくよく起こります。

 IMG_20160309_102711 IMG_20160309_103430

冷却系統の不具合はオーバーヒートというエンジンに致命的なダメージを起こしてしまう重要な部品です。

このような症状が少しでもあった場合は完全に壊れてしまう前に早期にチェックを受けてくださいね。

 

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