栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 トヨタ

トヨペット コロナ(RT40)チャージランプ点きっぱなし

トヨペット コロナ(RT40)のご入庫

コロナの車名も消えてから かなり立ちますのでどこの車なんて思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

昭和41年式のこちらのお車、若いユーザー様がご購入されました。

 

ご用命は、メーター内のチャージランプが点きっぱなしになってしまったとの事。

エンジンが掛かっていてこのランプが点いてしまうのは充電が上手くいっていないことを表します。

発電機であるオルタネーターとこの当時は別体のボルテージレギュレーターを点検します。

この当時の車両は、防水コネクターでないので錆がすこしあり接触不良を起こしているかと思いましたが問題ありませんでした。

 

発電量を測定してみるとちゃんと発電できています・・・?

50年以上前のクルマですので電気の流れが悪くなっている箇所がほかにもあるかもしれません。

 

基本部分から見ていくためヒューズボックスを点検します。
 

 

コンピュータも何もない時代ですので6系統しかヒューズがありません! 現代車では考えられませんね。

その中のメーターヒューズ(5アンペア)が見事に切れています。

これが切れたことでチャージランプが点灯していたのです。

どこかがショートして過大な電流が流れたと思われますが、ヒューズ交換後ヒューズ切れの不調は再現しませんでした。

再現することが無かったのでお客様には予備のヒューズを持っていただき対処の仕方などを教えました。

 

その他にもエンジンが掛かりづらい理由がキャブレーターのチョーク部品の紛失で機能していないことなどを指摘して今後修理やメンテナンスが必要なことをアドバイスしました。



若いオーナー様、古い車はこんなものかと思っている部分などもあったようですが、いくら50年前とはいえクルマとしては完成していましたのでそこまで不便な乗り物ではありません。

とはいえ現代のクルマの様にボタンを押せばエンジンが掛かるようなものではありませんので、クルマの未成熟な分は人間が寄り添うことでカバーする必要はあります。

 

最近ではオールドカーにも人気が出てきているようですが、現代車に無い純粋にクルマというものを感じることが出来ることが魅力ではないかと思います。

現代では不便なオールドカーに若い方でも興味を持っている方がいることをうれしく思いました。

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

サンバー トラック(KT2)ポイント交換

サンバー トラック(KT2) 車検整備の際、点火ポイントの交換依頼を受けました。 EK23 550ccの2気筒エンジンになります。 エンジン後端にこのような部品がありますが一般的にはディストリビューターと呼ばれる火花を分配するものにポイントは組み込まれるのですが、このエンジンは2気筒同時点火のためで分配する必要がないためでディストリビューターという呼び名ではないこのような形になっています。 イグニッションコイルから直接2本ケーブルが出て2気筒に同時に火花(電気)を送ります。 エンジンに付けたままでも交換で ...

続きを見る

ダイハツ エッセ ラジエーターの限界

ダイハツ エッセのご入庫 エンジンの冷却水が漏れているとの事 エンジンルームを除くと明らかに冷却水が漏れています。(赤くなっているのは冷却水の漏れた跡) ラジエーターを交換するためバンパーを外すと大変な事になっているのがわかります。 ラジエーターのアッパータンクからの漏れでアッパータンクのみ交換のオーバーホールも可能ですが軽自動車の部品は安いため、全体がリフレッシュできる社外の新品ラジエーターで交換することにします。 冷却水を継ぎ足して乗っていたそうですが、アッパーホース取付部の樹脂の変色がとっくに限界を ...

続きを見る

Jeep コンパス エンジンチェックランプ点灯

Jeep コンパスのご入庫 エンジンチェックランプが点灯してエンジンもブルブルするとの事 診断機で故障コードを読み出すと下記のものが検出されました。 ・P2173 高エアフロー/負圧漏れ検出(低速蓄積) ・C121C   トルク要求信号拒否 どうも吸気系統で2次空気を吸っていてフェイルセーフを掛けたようです。 実際エンジンヘッドとインテークマニホールドとのつなぎ目に2次空気の吸い込みを確認できました。 インマニ自体にひずみや割れなどが起きているのかもしくはパッキンに何か起きているのは間違いなさそうですがま ...

続きを見る

ニュービートル ブレーキペダルが硬くブレーキが効かない

ニュービートルのご入庫 ブレーキペダルが硬い感じがして強く踏んでいないと車が進んでしまうとの事 入庫時、確かにブレーキペダルの硬さは正常時より硬く感じますし、オートマチック車なのでクリープ現象で進むのを止めるのにブレーキペダルをしっかり踏んでいないと動き出してしまいそうです。 通常ブレーキにはブースターと呼ばれる倍力装置が装着されており軽い踏力でブレーキペダルを操作できるようになっています。 こちらのお車では、エンジンの負圧を利用してブースターを作動させます。   エンジンルームから何やらシュー ...

続きを見る

トヨタ セリカ(ST183)アイドリング回転が低い

トヨタ セリカ(ST183)のご入庫 ”アイドリング低すぎて止まりそうになる”との事 初めにダイアグコードの検出がないか確認します。 この時代のトヨタではT端子をアースと短絡することで故障コードを読み出すモードに切り替えてチェックランプの点滅で読み取ります。 https://masutaka.co.jp/images/VID_20230628_163405.mp4 特に故障コードの検出はありませんでしたのでセンサーなどは問題なさそうです。 アイドリングの回転をコントロールしているのはISCV(アイドルスピ ...

続きを見る

アルファロメオ155TS 次々起こる電気トラブル③

アルファロメオ155ツインスパークのご入庫 前回、ストップランプの点灯故障修理を行いました。リンク トランクのヒンジ部の配線故障が原因で配線修理を行い各電装の動作確認を行ったのですが、灯火類に関してはすべて正常に作動するようになったのですがトランクの開閉を行う電磁ロックが全く作動していません。 お客様にお聞きすると以前から動かなくなっていて、ずいぶん前に他店で診てもらったことがあるそうなのですが直せなかったそうで不便ですがカギを使用して開けていたそうです。 トランクヒンジ部にここのロック配線も通っており関 ...

続きを見る

アルファロメオ155TS 次々起こる電気トラブル②

アルファロメオ155ツインスパーク 前回、ABSモーターが回りっぱなしになる不具合の修理をご案内しましたが、その際右後ろのストップランプの不灯火の指摘も受けていました。 単なる電球切れかと思われましたがユーザーもすでに電球を交換して球切れではないことは確認済みとのこと。 実際、点検しても電球は切れておらず点灯させる電気が電球まで来ていないことが確認できました。   そこで電源側のヒューズを点検するとヒューズが切れていました。 ヒューズを交換して一件落着かと思いましたが、交換してもブレーキランプは ...

続きを見る

アルファロメオ155TS 次々起こる電気トラブル①

アルファロメオ155ツインスパークのご入庫 ABSモーターが回りっぱなしで止まらないとのこと。 エンジンを切った後も回り続けてしまうためバッテリーを切り離して何とか止めたとのこと。 入庫時もバッテリーをつなぐとエンジンが掛かっていなくてもポンプが回る音がします。 ブレーキのABSユニットからモーター音がするので、お客様がおっしゃっている症状で間違いありません。 モーターが回り続けているのでモーターの電源をコントロールするABSユニットのリレーを小突くとポンプは停止しました。 このユニットの中には作動用のリ ...

続きを見る

11月の休業日 ご案内

11月の休業日は、3,12,19,23,26日とします。

続きを見る

ニッサン パオ バッテリーが上がる

ニッサン パオのご入庫 バッテリーが上がりエンジンが掛からないとの事、入庫時バッテリーはすっからかんの状態で搬送されました。 ここまでバッテリーが突然、カラになるというのは半ドアやランプの点けっ放しにしてしまうと起きるのでお客様にそのような状態が無かったか確認しましたが、特にそのようなことはなかったとの事。 バッテリーの劣化も疑いましたが当店で少し前に車検整備を行って正常なことも確認したばかりですので、ここまで急激にだめになってしまうことは考えづらいです。 単純にバッテリーではなさそうなのですが、ひとまず ...

続きを見る

-故障修理・整備, トヨタ

© 2023 増高自動車工業有限会社