アバルト595のご入庫

エアコンの温度設定が効かず温風しか出てこないとの事

お客様、ディーラーで診断を受け大変ショックを受けて当店にまいりました。

 

こちらのお車はオートエアコンで温度調整はエアミックスフラップをアクチュエーター(モーター)で動かして調整します。

エアミックス(温度調整)を行うフラップの軸が折れて動かなくなっており、その部分だけの部品供給が無くエアコンユニットアッセンブリーでの交換になるため、修理代が非常に高額になってしまうとの説明を受けたそうです。

当店でも当然同じ診断結果でしたが、中古部品を使うことで少しでも費用を抑えることになりました。

 

まずは、ダッシュボードを外してエアコンユニットを取り出します。

 

これが室内に置かれているエアコンユニットです。

この中で、空調全般(温度・吹き出し向き・風量等)をつかさどります。

 

今回破損している箇所はこれです。

フラップを外してみます。

この部分がモーターにつながり動かすようになっていますが見事に折れてしまっています。

 

ユニットの内部構造はこのようになっています。

 

風の流れをイラストにするとこのようになります。

黒い部品がエアミックスフラップで風の通り道を変えて温度をコントロールします。

このフラップを動かす部分が壊れ温風の位置で固定されたため、温風しか出なくなったのです。

実際フラップの動きは悪くはなくなぜ?この部分が折れたのかは不明でした。

組み付けるものは中古品とはいえ各フラップの動きを確認して組み付け修理は完了しました。

 

オートエアコンはそれぞれの部分を電子制御で細かくコントロールすることで高性能で快適に保つことが出来るのですが、今回のようなことになったり、モーターであるアクチュエーターの故障は比較的多く輸入車では部品代もそれだけでかなり高額になってしまうなんてこともあります。
アクチュエーター故障事例 リンク

 

昨今の車両は細かな部品の供給をせずにアッセンブリーでの供給が増えてきました。、メーカーは、部品の在庫管理の負担削減となることはわかりますが、市場に出た車両は様々な故障を起こします。

今回の事例の様に、わずかな部品ひとつの為に大事になるのは考えものです。