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故障修理・整備 ランチア

ランチア Y(イプシロン) 走行不能

ランチア イプシロン(840)のご入庫

”速度が20km/hほどしか出ないとの事でご連絡いただきました。

実は数日前にご入庫した際、”クラッチがほとんどないのですぐにでもクラッチをオーバーホールしないと走れなくなります”とご指摘をしておりました。

レスキューに向かうと案の定、クラッチが滑って進まない状態でした。

答えはわかっていますのでオーバーホールを始めます。

クラッチはエンジンの後ろ側に付いていてトランスミッションを外さなければ交換することが出来ません。


クラッチはエンジンからの動力を切ったり繋いだりする部分です、摩耗が進むと動力が伝えられなくなり車両が進まなくなります。
”クラッチが滑る”と言われる症状です。

動力を伝えるクラッチ板を見てみると、ご覧のように摩耗がかなり進行していました。

新品はこちら

今回は、運転技術の未熟が原因でした。オーナー様ペーパードライバーだったためクラッチの操作が不慣れで半クラッチを多用したため早期に摩耗してしまいました。

 

クラッチの寿命はどれくらいですか?という質問をよくされるのですが、何km走ったら寿命が来るというものではなく運転技術・走行条件(都市・郊外)・車両クラス(重量やパワー)等、様々な条件で変わってきます。

何よりもクラッチが一番減るのは、発進時に使われる半クラッチと呼ばれるクラッチを滑らせながら徐々に動力を伝える操作時が一番減るのです。

ですので、半クラッチが上手にできない方や都市部の渋滞で発進が頻繁に行われたり、重量が重たいハイパワー車では、場合によっては数万kmでなくなってしまうこともあるのです。

消耗部品ですので、うまく操作をしていてもいつかは必ずなくなってしまう部分です、エンジン回転が吹け上がったりした場合などは滑り始めて走行不能が近づいていますので早急に修理工場に行くようにしてください。

最近ではマニュアルミッションの車両はかなり減少しているとはいえ、欧州の車両ではシングルクラッチでのメカトロ自動変速車両は意外と多いのでマニュアルミッションと同等のクラッチは存在しますのでクラッチオーバーホールの必要性は当然あります。

シングルクラッチのメカトロ車両の代表例
アルファロメオ147・156 
フィアット500・パンダ 
VW UP! 
スマート 
スズキ アルト 等

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