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故障修理・整備 ダイハツ

ダイハツ ムーブコンテ(LA600S) ブレーキジャダー

平成26年式ムーブ コンテ(LA600S)のご入庫

ブレーキを掛けると車が振動するとのことで御入庫

お預かりして走行テストを行います。

60km/hくらいからブレーキをかけるとブレーキペダルが振動するのはもとよりハンドルや車体自体も大きく振動かなりひどい状態です。

動画ではハンドルが細かく振動しているのとカタカタ車体から音がしているのがお判りになると思います。

ブレーキを踏んだ時に振動を発生することをブレーキジャダーと呼びます、主な原因としてブレーキディスクローターの不均一摩耗が原因のことが多いです。

他にもハブやキャリパーなどが原因になることが多いのですがこちらのお車まだ、2万Kmと走行距離も少ないことからディスクローターの可能性の方が高いのでディスクローターの点検を進めます

ダイヤルゲージを使用してローター面のひずみを測定して一部分だけ0.05㎜変化するところがありました、これが原因のようです。

ローター研磨もしくは交換で対処するのですが、こちらのお車の場合研磨をするのと新品ローターの交換とではほとんど修理代に差がなくなってしまいますので新品ローターでの交換で対応いたしました。

IMG_20160803_163054 IMG_20160803_163101

 

取付での注意点はこのハブにローターを取り付けるのですがこの面が均一になっているかということです。

まれにですがハブがおかしいことが原因になることがあるのと、この面の錆を落とさずにローターを付けることでローターが曲がった状態で取り付けられてしまい今回のような症状を引き起こすことがあります。

錆を綺麗に落としローターを取り付けます。

IMG_20160803_163117

交換後は、ジャダーは収まりました。

 

では、なぜこんなに新しいお車でこのような症状が発生したのでしょう?

実はジャダーの発生には、ローターに発生する錆が大きく影響するのです。

ブレーキディスクパットがローターを挟むようにセットされているのですがパッドはわずかにローターに触れた状態になっています。

そこに水が掛かると錆が発生します。錆はわずかにローターを侵食するのですがパッドの振れている部分の錆はそのほかのところに比べたくさん錆びるため侵食が激しくなります。

錆びても自動車を走らせてブレーキをかければ錆は取れてしまいます。通常のご使用では多少さびたところで走らせれば問題ありません。

 

しかし、問題は今回のお車中古車でご購入なさったばかりのお車だったのです。

では、何か問題があったのでしょうか?

中古車展示場を思い出してみてください、あの車たちは展示している間は走らせませんしかし毎日のように洗車をしてボディはピカピカにしていますね。

そこに落とし穴があるのです!

洗車の際ブレーキローターにも水が掛かり錆が発生しますが、走らせませんので錆の浸食は進行します。パッドの触れていた部分の浸食はより激しくなります。長く展示されれば錆の発生はさらに激しくなるのはお分かりになると思います。

しかし、その状態でお客様に納車されても、その時点ではブレーキジャダーの症状は顕著に現れません。

何ミクロンというわずかなブレーキ厚みの差は使用過程でだんだん大きな差になり症状は悪化の一歩をたどり納車されてしばらくしてから今回のような顕著な症状として現れるのです。

中々、中古車ご購入でそこまで見抜くことは難しいのですがこのような例もあるということです。

それと、あまりお車を走らせない方もこのようなことが起きる可能性はありますので洗車後などは少し走らせてブレーキを乾かしてあげて下さいね。

 

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