栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 トヨタ

レクサス IS250(GSE20) ATF交換

レクサス IS250(GSE20)のATF交換です。

走行距離 約9万km ATFは今まで一度も交換したことがないそうです。

当店おすすめのオイルパンを外しての交換方法で実施していただきました。

①オイルを抜き取りオイルパンを取り外す。

IMG_20160426_131131

IMG_20160426_131140

②一度、オイルパンを清掃してから仮組して新油を給油してミッションオイルを循環させます。(フラッシング工程)

③再度、オイルを抜き取りオイルパンを取り外して内部のフィルターを新しいものに取り換えて組み付ける。

IMG_20160426_133830

IMG_20160426_133835

IMG_20160426_134747

④新油を給油してオイルレベルを調整(車種ごとにオイルレベルの調整方法は異なります。)

IMG_20160426_144025

⑤走行テスト・診断機によりチェック

このような流れで行います。

 

以前にも、AT・CVTフルード交換の必要性・交換方法の重要性をお話ししました。

今回こちらのお車もオイルドレンから抜き新油を給油する方法(車種によってはチェンジャーでの上抜き)が一般的なのですが、無交換での多走行車では危険であることをご説明します。

この写真は、オイルドレンプラグの締まる部分をオイルパンの内側から見たところです。

IMG_20160426_134425

お分かりでしょうか?これだけ高くなっているのでドレンプラグを外してオイルを抜いても約15㎜オイルがオイルパンの中に残るということです。もちろん底に沈殿した鉄粉を取り去ることはできません。

沈殿した鉄粉は新油を給油する際舞い上がってしまう恐れがあります。(ドレン穴周辺の底面に鉄粉が溜まっているのがお判りでしょうか?磁石だけで取り切れていませんそれにオイルパン全面に薄っすらと鉄粉が溜まっています。)

IMG_20160426_131131

ドレンプラグは車両の一番低い位置になることが多いため、何か障害物に車両の底面が擦った場合ドレンプラグを直撃しないように引っ込めた取り付け方になっています。

そのためこのような高さが存在してオイルを抜いても100%抜き取ることが出来ないのです。

最近、見かける上抜き方法もチューブを入れて吸い出すのですがそのチューブがどこまで底にたどり着いているのかはわかりません。

ですので、オイルパンを外す方法が一番確実にきれいにすることが出来る方法なのです。

(距離の伸びていない場合やオイルパンを外してしっかりメンテナンスをした次回の交換では、通常の方法でもよいと思います。)

当然、チェンジャーでの交換と比べると、交換部品も工賃も多く掛かってしまいますがそれでもやるだけの価値があることがわかっていただけたと思います。

 

 

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

ゴールデンウィーク期間の休業日のお知らせ

    ゴールデンウィーク期間は4月28日(日曜日)から5月6日(月曜日)は休業させて頂きます。  

続きを見る

トヨタ ランドクルーザー(URJ202)2次空気噴射装置故障

トヨタ ランドクルーザー(URJ202)のご入庫 以前、2次空気ポンプの故障修理を行った(リンク)こちらの車両、修理から半年後再度同様のチェックランプが点灯したとのご連絡。   診断機を使用して故障コードを読み出します。 以前検出した空気ポンプやドライバーとは違う2次空気圧力センサーのエラーを検出しました。 2次空気噴射装置は前回交換した空気ポンプで圧送された空気をエキゾーストマニホールドに送り込むのですがV型6気筒のこのエンジンではエキゾーストマニホールドが左右バンクで別れるためそれぞれのバン ...

続きを見る

トヨタ ランドクルーザー(URJ202)2次空気ポンプ故障

トヨタ ランドクルーザー(URJ202)のご入庫 エンジンチェックランプが複数点灯したが特に走っていて症状は感じないとのこと 診断機を使用して故障コードを読み出すと2次空気ポンプに関連するエラーを検出しています。 2次空気システムとはエンジン始動時に排気管に外気(酸素)を送り込むことにより排気ガス中の未燃焼ガスを完全燃焼させる事と、同時に燃焼により触媒の温度も上げることで触媒の効率を素早く上げることを目的にした排気ガス浄化装置になります。 この車両の場合2次エアポンプと呼ばれるベーンモーターが車両右前に装 ...

続きを見る

VW up! EPCランプ点灯

VW up!のご入庫 メーター内にEPCというランプが点灯して加速が悪くなったとの事 EPCとはエレクトリックパワーコントロールの略で複数のシステムをまたいで不具合を警告するのですが、今回はこれ以外にエンジンチェックランプも点灯したようなのでエンジンに関連する不具合が発生した模様です。 診断機を使用して故障コードを読み出します。 スロットルバルブとミスファイヤ関連の故障コードを検出しました。 スロットルバルブは内部センサーの一つが検出できなくなっていたため内部不良と判断して交換します。   電子制御式のス ...

続きを見る

クライスラー イプシロン(312)ツインエアー加速中息つき

クライスラー イプシロン(312)のご入庫 ゆっくり加速しているときは問題ないが、少し強めに加速をすると息つきのようにガクガクするとのこと。 こちらのエンジンはフィアットのツインエアと呼ばれる2気筒ターボエンジンなります。   アクセル開度を少なめな低負荷時には何も違和感は感じませんが少し強く踏み込んで負荷を上げるとエンジンがクシュンクシュンと息継ぎのような症状が起き加速不良で車体もガクガクします。 その時にエンジンチェックランプも点灯します。 診断機で故障コードを読み出すとイグニッション(火花 ...

続きを見る

スバル レガシィ(BMG)トランスミッション エラー

スバル レガシィ(BMG)のご入庫 シフトチェンジがギクシャクした感じになりトランスミッションシステム点検等の警告灯が複数点灯したとの事。 入庫時はアクセルに対してギクシャクした動きをしていますし警告灯も点灯していました。 警告灯が点灯していますのでまず診断機で故障コードを読み出します。 P2762 ロックアップデューティソレノイド誤作動検出しました。 ロックアップとは、ある回転以上ではトルクコンバーターをロックアップ(直結)して効率よく動力伝達をするためのものですが、その制御がうまくいかないためギクシャ ...

続きを見る

ルノー ルーテシア4 突発的ユニット故障、原因の推測と対策

ルノー ルーテシア4 エンジンが掛からないとのご連絡。 電話で問診をすると”2週間くらい乗らなかったのでバッテリーがダメになってエンジンが掛からないのでは”とご本人。 しかし、よくよくお話を聞いていくとバッテリーではないのではないかと思われる節がありました。 とはいえ遠隔で直せるわけではないのでロードサービスで運んでもらいました。   入庫して早速点検を進めます。 バッテリーは単体点検でやはり正常レベルのため問題なくシロでした。 バッテリーは正常なのですがスロットにカードキーを差し込んでもうんと ...

続きを見る

FIAT500(312)ブレーキシューからライニング剥離

FIAT500のご入庫 ブレーキを掛けると後ろのタイヤからゴーゴー音がするとの事 後輪ブレーキはドラムブレーキを採用していますがドラムを外すと大変なことが起きていました。 ブレーキシューには摩擦材であるライニングが接着されているのですが剥離してしまっています! ライニングとは摩擦材で、ドラムの中でシューが開くと摩擦材であるライニングがドラムの回転を抑えてブレーキが効くようになっています。 ライニングが外れてしまったため、鉄であるシューとドラムがぶつかり合いゴーゴーと音が出ていました。 剥がれたライニングが ...

続きを見る

車両購入は購入先の信用度も大切です

MINI クラブマン(R55)のご入庫 冷却水が漏れているようで水を足して走行しているので診て欲しいとのご依頼。 漏れ箇所に関しては定番のサーモスタット回りです。 この修理に関しては定番作業のためリンク先をご覧ください。 同様の故障事例 リンク 冷却水漏れに関しては問題なく作業は終了しました。   次に入庫した際からライト切れの警報が点灯していた為どこのライトが切れているか点検をしていたところ非常に重篤な事態がこの車に潜んでいることがわかりました。 警告ランプはヘッドライトとリヤのフォグランプ切 ...

続きを見る

ランドクルーザー(FJ60)オーバーヒートと加速不良

ランドクルーザー(FJ60)のご入庫 最近オーバーヒートするのと、進まなくなったり止まりそうになったりするとの事。 2F型6気筒ガソリンエンジン搭載車 症状が多岐にわたるためよく問診します。 ・最近オーバーヒートする。秋になり涼しくなってから起こるようになり走行中どんどん水温計が上がってくる感じ。 ・オーバーヒートするので他店でサーモスタットとラジエターキャップを交換してもらったが症状改善せず。 ・エンジン回転が不安定な時がある。 ・アクセルを踏み込んでも進まない時がある。 上記のような症状を訴えていらっ ...

続きを見る

-故障修理・整備, トヨタ

© 2024 増高自動車工業有限会社