トヨタ カローラ フィールダー(NZE121)のご入庫
車検でお預かりした際、運転席左足元からカチャカチャ音がするのが気になりました。
覗いてみてみると。
エアコンのサーボが動きっぱなしで止らないためカチャカチャ音が常に出ています。
この部品は、オートエアコンでの温度を調整するためのフラップを動かすサーボユニットです。
サーボユニットの交換を行いました。
不具合部品を分解してみると、摺動子が折れてしまっていました。
この摺動子を通して抵抗が変化することで電圧が変わり、その電圧でサーボがどの位置にいるかを読んでいます。
当然、摺動子が折れれば正常な信号が出ませんので位置がわからなくなり彷徨ってしまうのです。
オートエアコンでは、温度・風向き・内外気等はこのようなサーボでコントロールしていますので他のサーボも同様の故障が起きる可能性があります。
オートでコントロールして人間は便利になりましたが機械的には複雑な仕組みになっていきますので、便利な反面壊れ始めると大変になってしまうということです。