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トヨタ プロボックス(NCP50)フューエルインジェクター故障

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

トヨタ プロボックス(NCP50)のご入庫

エンジンがブルブルしてエンジンチェックランプも点灯しているとの事

診断機を使用して故障コードを読み出すと3番シリンダーのミスファイヤーを検出しています。

ミスファイヤー(失火)はうまく爆発していないということですので爆発していない原因を探求します。

イグニッションコイル・スパークプラグの点火系統の不良も考えられますが、他のシリンダーと入れ替えても3番シリンダーの失火は変わりませんので点火系統の異常ではなさそうです。

次に圧縮力になるのですが圧力に関してばらつきはありませんでしたのでこちらも正常と判断します。

残るは燃料系統になりますがインジェクション車両ですので特定のシリンダーの失火となるとインジェクターの不良が疑われます。

3番シリンダーのインジェクターの抵抗値を測定します。

5.7キロオームもあります。

正常な他のシリンダーは・・・

正常な残りの3気筒分のインジェクターは12.5オームです。

3番シリンダーのインジェクターコイルの抵抗不良で燃料噴射が出来なくなったことが失火の原因と判断することが出来ました。

 

しかしここからが問題でした。

お預かりしたタイミングが長期休みに差し掛かるところだったため部品商から部品入手が出来なくなってしまったため、仕方なくインターネットでインジェクターを入手することにしました。

非常に安すぎるため信頼性に不安がありましたが、とりあえず完全に壊れてしまった今のインジェクターよりはましかと思い応急的に取り付けることにしました。

届いたインジェクターは見た目は同じですが、一応抵抗値を測定してから取り付けることにします。

14.2オームで純正のインジェクターに比べ2オーム近く抵抗値が大きいです。

インジェクターでの2オームの差は少し大きいのですがあくまでも応急的と思い取り付けます。

エンジンを掛けてみるとやや掛かりが悪く若干ラフな感じがしますがもともとの状態よりマシです、しかしそのままアイドリングを続けていくと段々回転が乱れてきて最終的にエンストしてしまいました。

結果的にこの2オームの差で燃料噴射量が変わってしまい空燃比が合わずこのような結果となりました。

とりあえず長期休みの間はこの状態で乗っていただき休み明けに正規のインジェクターに交換するようにしました。

当たり前なのですが正規のインジェクターは抵抗値も正常値ですし、交換後は何事もなかったかのように正常にエンジンは回転するようになりました。

改めてインターネットに出回っている粗悪品を身をもって体験することになりましたが、今までもユーザーが持ち込んだ部品で初めから作動しなかったり、エラーが出るものを多数見てきましたが購入先はインターネットでのノーブランド品でした。

粗悪品は姿かたちはコピーできますが機能自体はコピーできていないことが多いのでインターネットなどで異常なほど安く出回っているものは安くてもゴミであることが多いので注意が必要です。 

安物買いの銭失いとはよく言ったものです。

 

 

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