栃木県宇都宮市の整備工場
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ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

ニッサン

ニッサン AD(Y12) シビアコンディション①

ニッサンAD(Y12 4WD)車検整備でご入庫です。

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二回目の車検(3年目)ですが、なんと!!走行距離12万KMと激走しているお車です。

年間走行4万KMとかなりのシビアコンディションです。

シビアコンディションとは? 

一般的な使用条件よりも劣化の進行が加速するような使用方法: 悪路・走行距離大(年間2万KM以上)・短距離(一回の走行が8KM以下)の繰り返しなど

しっかり点検することはもちろん次の1年間で4万km走行することを考えて予防整備も必要になってきます。

ブレーキはもちろんのことですが、普段見逃しがちな駆動系の油脂類の交換も進めます。

今回は4輪駆動車なので、トランスファとリヤディファレンシャルのオイル交換を紹介します。

まずはトランスファのオイル交換です。

トランスファとは4輪駆動車に使われている部品で、動力を振り分ける役目をしています。

横置きエンジンの場合、動力を直角に曲げて伝えるため中の歯車には大変な負担がかかります。

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抜いたオイルはこんな感じでした。写真ではわかりにくいですが、灰色でまったく透明感はありません、それにメタリックのようにキラキラしています。

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このキラキラは歯車から出た鉄粉です!

どんなにオイルで保護していても金属同士は必ず触れるので摩耗して鉄粉を発生させます。

トランスファ内部にはフィルターなどはありませんのでオイルを交換しなければ鉄粉がさらに歯車の摩耗を進行させたり、ベアリグを傷める原因になってしまいますので定期的な交換が必須になります。

 

次にリヤディファレンシャルのオイル交換です。

ここも前から来た動力を直角に曲げてタイヤに動力を伝える大切な役目です。

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リヤデフのドレンボルトには磁石が付いていて鉄粉を吸着することでオイルをきれいに保ちます。

リヤデフオイルの汚れはトランスファより綺麗でしたがそれはドレンボルトに磁石があるおかげだと思います。(トランスファのドレンには磁石はついていません)

この車のメーカーでの交換時期の指定は10万km毎となっていますが、積極的な予防整備をするのでしたらもっと短いサイクルでの交換を推奨します。(駆動系オイルは常に撹拌していますので酸化も進行します。)

エンジンオイルのように気にされることの少ない駆動系のオイルも大変重要な役割をしています。

いつ交換したら良いかわからない、費用は?、などご質問があればお気軽にお問い合わせ下さい。

 

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