FIAT車にお乗りの方にはおなじみの、デュアロジックフルードの交換をご紹介いたします。

セミオートマとかロボミッションなど様々な呼ばれ方をするこの機構ですが、マニュアルミッションのクラッチとシフトレバー操作をデュアロジックシステムが行ってくれるとてもシンプルな構造です。

しかし、デュアロジックシステムは非常にトラブル発生率が高く、イタリヤ車は壊れる説の元凶ではないかと思うほどよく故障します。

ではそのシステムの故障を少しでも回避することはできないかということで、フルード(オイル)交換をお勧めするのです。

このシステムは大変コンパクトに造られており使用するフルードはわずか1Lほどしかなく、その僅かなフルードを60balと高圧に圧縮して使用するためフルードに掛かる負担も非常に多く、かつ構造上鉄粉など不純物がフルードに取り込まれ性能を落とします。

当然、不純物を含んだフルードが良いわけはなくトラブルの引き金になってしまうというわけです。

では早速ご紹介いたします。

PandaⅢ

現行型のパンダですが前のモデルと同様のシステムを採用しています。

走行距離3万km代ですがこの通り真っ黒です。

ドレンが無いため簡単に抜くことはできません。

何度か新油でフラッシングを行いここまで透明度を回復させます。

最後に診断機を使いキャリブレーション(校正)を行い作業終了です。

 

FIAT500 ツインエア

皆さんお馴染みのチンクチェントです。

やはり同様にタンクは真っ黒ですね。

同様にフラッシングを繰り返します。

もう一つご依頼で、トランスミッション本体のオイル交換もご依頼いただきました。

デュアロジックとミッション本体のオイルをごちゃごちゃにされることがありますが、別々のオイルです。

最後にこちらもキャリブレーション(校正)を行い終了

このフルード交換には、目的が何点かあります。

・不純物を排出する。
・フルード粘度の回復
・キャリブレーションによりクラッチ・シフトポイントの調整

このように、なるべく初期の状態に戻すことによりフィーリングを良くしてかつ故障を防ぎます。

当店では、純正フルードよりも低温での粘度変化が少なく、かつ長期にわたり性能を維持できるUnil Opal(ユニルオパール)のフルードを採用しています。

少しでも良い状態を保つためにもフルード交換・キャリブレーションは必須項目になります。