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故障修理・整備 スバル

スバル レガシィ(BMG)トランスミッション エラー

スバル レガシィ(BMG)のご入庫

シフトチェンジがギクシャクした感じになりトランスミッションシステム点検等の警告灯が複数点灯したとの事。

入庫時はアクセルに対してギクシャクした動きをしていますし警告灯も点灯していました。

警告灯が点灯していますのでまず診断機で故障コードを読み出します。

P2762 ロックアップデューティソレノイド誤作動検出しました。

ロックアップとは、ある回転以上ではトルクコンバーターをロックアップ(直結)して効率よく動力伝達をするためのものですが、その制御がうまくいかないためギクシャクしているようです。

ではこのソレノイドを点検します。

ソレノイド自体の抵抗値を測定して判断するのですがミッション内部なのでまずはトランスミッション外部の端子で測定します。
やはり基準値よりもかなり大きな抵抗値を表示しているのでソレノイド自体の不良はほぼ確実です。
※内部にも配線などがあるので何かしらソレノイド以外でも不良が起きていることも考えられますがどのみち分解が必要なのは確定です。

しかし分解する前にそもそもソレノイド部品の単体供給が無いということがわかりました。

トランスミッションの内部にはコントロールバルブという油圧制御ユニットアッセンブリーが組み込まれていてその部品の一部がソレノイドバルブになります。

スバルではソレノイドバルブ単体での供給はしておらず、コントロールバルブアッセンブリーでのみの供給になっているようです。

問題はコントロールバルブの部品代で、10万円を超える高額部品になりますので、ソレノイド単体で何とかならないかと調べると社外のソレノイドバルブを使用している業者があることがわかりましたのでそちらからソレノイドバルブを購入して直すことにしました。

オイルパンを外してコントロールバルブを取り出します。

コントロールバルブアッセンブリー

コントロールバルブにはロックアップ用のソレノイド以外にも複数のソレノイドバルブが装着されています。

やはりロックアップデューティソレノイドの抵抗は正常値で約12オームですが故障品では70オームを超えてしまっています。

これでは正常に作動するわけはありません。

壊れたソレノイドを新しいソレノイドに交換するのと、ほかのソレノイドも正常な抵抗値かすべて点検したのちに組み付けていきます。

 

交換してテスト走行するとスムーズな変速を取り戻しました。

ロックアップデューティソレノイドも正常に作動しているのが波形を見てもわかります。

 

比較的新しい車では、原因が特定できたとしても部品自体がアッセンブリー供給しかないというパターンは多いものです。

メーカーとしては細かな部品点数の管理も省けますし、一つの部品が壊れればほかの部品も同様に寿命を迎えるのではないかという考え方もできます。

メーカーでは多数の部品の管理はコストにも反映しますし大変な事だと思いますが、ユーザーサイド視点では非常に直し辛い状況になってきているといえます。

車両の長期にわたる維持は、修理の際のエコや経済性のバランスをとることが難しい時代になりました。

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