栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 トヨタ

トヨタ ヴォクシィ(AZR60) 冷却水漏れによるオーバーヒート

トヨタ ヴォクシィ(AZR60)のご入庫

オーバーヒートを起こし近くのディーラーに緊急で入庫したが、エンジン乗せ換えが必要との事でお見積りが40万円以上との事、困り果ててセカンドオピニオンとして当店にご相談に来られました。

お話を聞かせて頂き、冷却水漏れのオーバーヒートであることは間違いないようなのですが、現時点でエンジンが本当にダメになっているかは当店ではまだ判断が付かないことをご説明しました。

オーバーヒートは冷却が上手く出来なくなったことで金属が歪み内部の気密が保てなくなった場合、ダメージが深刻だと大きな修理か交換が必要となります。
オーバーヒートによる交換事例 リンク

 

しかし、本当にエンジンに深刻なダメージが及んでいるかは冷却水を充てんして、正常な冷却系統にしたうえでエンジンの熱負荷を掛けなければ判断することはできません。

お客様には冷却水漏れ箇所を改善したうえでエンジンのダメージを検査して判断しなければならないことをご説明しました。

当然、最悪はエンジン交換やオーバーホールに至る可能性も残っていることも含めてお話ししました。

説明の上、了解を得て故障探求を始めます。

 

まずは、冷却水の漏れ箇所はEGRクーラーのメクラ蓋が外れてダダ漏れなのはすぐにわかりました。

EGRクーラーは排気ガスの一部を吸気に戻して燃焼温度を下げる仕組みなのですが排気ガスは高温ですのでここに冷却水を流して温度を下げる役目をしています。

ここの冷却通路のメクラ蓋が吹き飛んでしまっていました。

新しいEGRクーラーを取りつけて冷却水のエア抜きを行いエンジンのダメージ検査を進めていきます。

結果としてはエンジンを交換する必要はありませんでした。

当店でもテスト走行を繰り返して問題はありませんでしたが、ダメージがあとから出るかもしれませんのでしばらく注意して乗ってもらうようにご説明してお返しししました。

 

 

修理の際は、故障探求を行い原因究明やダメージ範囲の判定、のちに起こる可能性のある後遺症など様々なことを考えなければなりません。

しかし、それの判断は簡単なことではなく時間が掛かったり故障診断のために部分的に修理を進めなければいけないこともあります。

 

私たち整備士は当然一度で修理が完了することを目指しているのですが、今回のように 部分的な修理を進めなければ先に進めないこともあります。

お客様には、できる限り分かりやすくご説明したうえで判断していただくようにするのですが、一度で治らないとか追加が増えるなどでトラブルになってしまうこともあるため初めから大きなお見積りを出してしまう(今回のエンジン交換の様に)お店も多いのが実情です。

エンジン交換してしまえば修理後のリスクはかなり回避できるし場合によっては車両を代替してくれるのでは?という思惑もあったのでしょう。

 

当店では、今回のように段階を踏んで修理を進めていくことが比較的多いのですが、結果としてやはり大きな修理が必要だったということもありますし逆に最小限で済んだという場合もあります。

しかし、面倒でもこればかりは行ってみなければ誰もその結果はわかりません。

 

お客様も修理を進めるにあたって説明内容をよく聞いて、しっかり納得してからご依頼して頂くことがとても大切なことになります。

 

 

 

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

営業時間、営業日のお知らせ

2025年4月より第2土曜日を休業日とさせていただきます。 4月以降の休業日は、日曜、祝日及び第2土曜日となります。 ご不便をお掛け致しますがよろしくお願いいたします。 なお営業時間は、平日は9時から18時 土曜日は10時から18時となります。 お預かりおよびご返却に関しては上記以外のタイミングも可能ですので要ご相談とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。

続きを見る

BMW X5(F15)エアサスペンション パンク

BMW X5(F15)のご入庫 走行中、何か後輪がゴツゴツする感じがするとのこと。 原因は一目瞭然このような姿勢になっていればゴツゴツするのも当然です。 車体後部が大きく下がってしまっています。 これはエアサスペンションがパンクしてしまっているため空気バネであるベローズ(エアスプリング)がつぶれてこのような姿勢になっているのです。 ベローズはこのような形をしていて一見するとなにもおかしな感じはしません。 これは一番縮んだ状態ですので圧搾空気を送り込むとこれだけの長さになります。 折れ曲がっていたところに細 ...

続きを見る

BMW750(E65) パーキングブレーキユニット破損

BMW750(E65) 電動パーキングの警告灯が点灯してパーキングブレーキが掛からないとのこと。 現在、電動パーキングブレーキは軽自動車なども含めて多くのモデルで採用されていますが、この車種の時代では一部の上位モデルで採用され始めた時代のものになります。 電動モーターユニットがトランク内にありモーターが回りギアを回してワイヤーを引いて後輪のキャリパーを聞かせてブレーキするシステムになっています。 しかしユニット内部の歯車が破損してしまうことで作動できなくなるというトラブルが起きます。 実際ユニットを外して ...

続きを見る

VW アルテオン フューエルフィラーリッド開かない

VW  アルテオン 給油口が開かないとのことで入庫しました。 この車両はフューエルリッドに電磁ロックがかかるようになっているのですが解除できません。 正常な状態はリッドを軽く押すとこのように開くようになっています。 https://masutaka.co.jp/images/VID_20250125_103118.mp4   電磁ロックはアクチュエーターで作動させますが、アクチュエーターが悪くうまく作動しないというトラブルは比較的多く、アクチュエーター付近を叩いたりすることで動いてくれることが多いのですか ...

続きを見る

”直前直左視界確認”ご存知ですか?

自動車の法律保安基準の中に”直前直左視界確認”の項目があることをご存知でしょうか? あまり聞きなれない言葉かもしれませんがSUVなど車高の高い車両で、背の低い子供が車両の直前や直左(助手席下部)の死角に入ると見えず危険な事故につながります。 そこで車両直前や運転席反対側死角になる部分を運転手が確認することが出来るようにしなさいという法律になります。 法律的に平成19年1月以降の製作車両に取り付け義務が施行されています。 一般的にこのようなミラーが多くデザインがイマイチでかっこ悪いと思われて取り外す方もいら ...

続きを見る

BMW 420グランクーペ(F36)ヘッドライト内LEDスモール不具合

BMW 420グランクーペ(F36) ヘッドライト内部のスモールリングが黄色く薄暗いとの事。 点灯していないわけではありませんが黄色く暗いです。 この車両はLEDで点灯させているのですがヘッドライトユニットの上部にLEDのスモールランプユニットがあるため外すとそこに原因がありました。 LEDチップ周辺が焦げた感じになっています。 LEDの相手になるスモールランプのリングはこのように焦げて溶けてしまっています。 スモールランプはリング状に光るのですがその末端にLEDの光を入力することでリング全体が光ファイバ ...

続きを見る

マツダ RX‐8 クラッチが切れない意外な原因

マツダ RX‐8 バキンという音とともにクラッチがうまく切れなくなったとのことで搬送されました。 この車両は以前クラッチオーバーホールをしているためクラッチ本体に関するトラブルは考え辛いです。作業内容リンク クラッチペダルを踏むと完全に節度がなくなっている感じではないので、油圧の抜けは考えづらいですし実際にどこからも漏れていませんでした。 ペダルを踏み込むと何かフアフアした感じがしますのでペダルをのぞき込むとそこに答えはありました。 クラッチペダルの金属製ブラケットが破断してしまっています。 ペダルを支え ...

続きを見る

アルファロメオ ジュリエッタ 走行不能

アルファロメオ ジュリエッタ1.4 TCTの警告灯が点灯して走行できなくなったので診て欲しいとのご依頼、しかし動かない状態でしばらく放置してしまい今はエンジンも掛からないとの事。 ※TCT:アルファロメオのトランスミッションシステムの名称で、乾式DCTタイプのデュアルクラッチ自動変速システム 自動車保険のロードサービスを使用して搬送するように依頼いたしました。   入庫時はバッテリーが上がってしまいエンジンもかからない完全不動状態で搬送されてきました。 エンジンが掛かっていた時にTCT警告灯が付 ...

続きを見る

スズキ ハスラー(MR41S) CVTフルード交換

スズキ ハスラー(MR41S) CVTフルード交換のご依頼です。 CVTオイルパンを取り外して内部のストレーナも含めての交換がご希望です。 走行距離8万㎞台でかなり鉄粉が磁石に吸着しています、オイルパンを外して交換して正解です。 このトランスミッションには、これ以外にオイルフィルターも装着されているので忘れないようにしなければなりません。 真っ黒になったフィルターとフルードを見るとやはり交換の必要性を感じます。 しかしこの自動車メーカーではCVTフルードは無交換という案内をしているからなのでしょうか?フィ ...

続きを見る

灯火類の進化と憂鬱

自動車に使用される灯火類は周りに自車の存在を知らせたり、これからどのようなアクションをするかを知らせる非常に重要な役割をします。 昔から役割自体に大きな違いはありませんが発光体の種類が最近では大きく変化してきました。 従来はこのようなフィラメントを使用した電球を使用していました。 少し進化したものでフィラメントを使用しているもののハロゲンガスで光が強くなったものもあります。 どちらもフィラメントを使用しているという意味で熱エネルギーを光源とする種類になります。   しかし最近は熱エネルギーを光源 ...

続きを見る

-故障修理・整備, トヨタ

© 2025 増高自動車工業有限会社