栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 ニッサン

ニッサン フーガ(Y50)プッシュスタート故障の恐怖

ニッサン フーガ(Y50)の入庫

”エンジンを掛けようとスタートスイッチを押してもうんともすんとも言わない”との事

状況を詳しく聞くと、メーターには"ステアリングロックが引っ掛かっているのでステアリングを左右に振るよう"に表示されているがステアリングロックは掛かっていないとの事。

この状況は、最近のお車に起こる嫌な故障の予感がしますが、とりあえずレッカー搬送をして持ってきてもらうことになりました。

確かに、メーターにはこのような表示が出ています。

しかし、ステアリングロックは掛かっていません。

スタートスイッチを押してもアクセアサリー(ACC)にもなりません。

このような故障は、プッシュスタート車で起こることが多いステアリングロックユニットの不具合です。

 

この部品は、従来のキーシリンダーをキーで回していた時は手動でステアリングロックを掛けていたのですがプッシュスタートの場合シリンダーが無く手動ではできませんので電気でステアリングシャフトにロックを掛けるためのユニットが必要になります。

参考写真:VW POLOキーシリンダー

今回は、ロックが掛かっていない状態なのに解除できていないと車両が判断してしまったためプッシュスタートボタンを押しても反応しなかったわけです。

ステアリングロックユニットを交換します。

 

フーガの場合、ロックユニット内部にもコンピュータが内蔵されていて車両の個体識別とリンクしなければなりませんので診断機を使用して識別コードを書き込みます。
※ステアリングロックユニットは盗難防止装置ですのでイモビライザーともリンクして厳重に管理されます。

ロックユニットを交換後診断機で識別を書き込みエンジンは正常に掛かるようになりました

 

プッシュスタート車で必ず搭載されている電気式ステアリングロックユニットなのですが、故障も当然起きます。

そこで問題になる点が何点かあります。

①故障した際、エンジンが掛からなかったりステアリングロックが解除できなくなり車両の移動が困難になる。

②車両によっては部品代が非常に高額になることが多い。

上記のようなことは、非常に問題で部品は必ずいつは壊れるのですがその壊れたときにどのように対処が出来るかというのは重要なことです。

たとえエンジンが掛から無くなってもブレーキとステアリングが解除できれば何とか移動は可能なものです。

しかし、ステアリングを回すことが出来ないような状態では移動は難しく恐ろしい目にあいます。

 

次に、②の部品代ですが今回のフーガの場合でも新品価格は9万円を超えます。同様の輸入車での故障事例も大事(おおごと)になっています。故障事例リンク

ロックユニットといっても内部にコンピューターを搭載していますので高額なのは当然ですがなかなか現実的ではありません。修理代の大きさもまた恐怖です。

 

今回の故障では、中古品を使用して書き込みましたのでかなり修理金額を抑えることが出来ましたが輸入車の場合は書き直しすらできないので新品を使いざるを得ません。

現代では当たり前になってきているプッシュスタートにはこのような恐怖が潜んでいることはあまり知られていません。

 

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

営業時間、営業日のお知らせ

2025年4月より第2土曜日を休業日とさせていただきます。 4月以降の休業日は、日曜、祝日及び第2土曜日となります。 ご不便をお掛け致しますがよろしくお願いいたします。 なお営業時間は、平日は9時から18時 土曜日は10時から18時となります。 お預かりおよびご返却に関しては上記以外のタイミングも可能ですので要ご相談とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。

続きを見る

BMW X5(F15)エアサスペンション パンク

BMW X5(F15)のご入庫 走行中、何か後輪がゴツゴツする感じがするとのこと。 原因は一目瞭然このような姿勢になっていればゴツゴツするのも当然です。 車体後部が大きく下がってしまっています。 これはエアサスペンションがパンクしてしまっているため空気バネであるベローズ(エアスプリング)がつぶれてこのような姿勢になっているのです。 ベローズはこのような形をしていて一見するとなにもおかしな感じはしません。 これは一番縮んだ状態ですので圧搾空気を送り込むとこれだけの長さになります。 折れ曲がっていたところに細 ...

続きを見る

BMW750(E65) パーキングブレーキユニット破損

BMW750(E65) 電動パーキングの警告灯が点灯してパーキングブレーキが掛からないとのこと。 現在、電動パーキングブレーキは軽自動車なども含めて多くのモデルで採用されていますが、この車種の時代では一部の上位モデルで採用され始めた時代のものになります。 電動モーターユニットがトランク内にありモーターが回りギアを回してワイヤーを引いて後輪のキャリパーを聞かせてブレーキするシステムになっています。 しかしユニット内部の歯車が破損してしまうことで作動できなくなるというトラブルが起きます。 実際ユニットを外して ...

続きを見る

VW アルテオン フューエルフィラーリッド開かない

VW  アルテオン 給油口が開かないとのことで入庫しました。 この車両はフューエルリッドに電磁ロックがかかるようになっているのですが解除できません。 正常な状態はリッドを軽く押すとこのように開くようになっています。 https://masutaka.co.jp/images/VID_20250125_103118.mp4   電磁ロックはアクチュエーターで作動させますが、アクチュエーターが悪くうまく作動しないというトラブルは比較的多く、アクチュエーター付近を叩いたりすることで動いてくれることが多いのですか ...

続きを見る

”直前直左視界確認”ご存知ですか?

自動車の法律保安基準の中に”直前直左視界確認”の項目があることをご存知でしょうか? あまり聞きなれない言葉かもしれませんがSUVなど車高の高い車両で、背の低い子供が車両の直前や直左(助手席下部)の死角に入ると見えず危険な事故につながります。 そこで車両直前や運転席反対側死角になる部分を運転手が確認することが出来るようにしなさいという法律になります。 法律的に平成19年1月以降の製作車両に取り付け義務が施行されています。 一般的にこのようなミラーが多くデザインがイマイチでかっこ悪いと思われて取り外す方もいら ...

続きを見る

BMW 420グランクーペ(F36)ヘッドライト内LEDスモール不具合

BMW 420グランクーペ(F36) ヘッドライト内部のスモールリングが黄色く薄暗いとの事。 点灯していないわけではありませんが黄色く暗いです。 この車両はLEDで点灯させているのですがヘッドライトユニットの上部にLEDのスモールランプユニットがあるため外すとそこに原因がありました。 LEDチップ周辺が焦げた感じになっています。 LEDの相手になるスモールランプのリングはこのように焦げて溶けてしまっています。 スモールランプはリング状に光るのですがその末端にLEDの光を入力することでリング全体が光ファイバ ...

続きを見る

マツダ RX‐8 クラッチが切れない意外な原因

マツダ RX‐8 バキンという音とともにクラッチがうまく切れなくなったとのことで搬送されました。 この車両は以前クラッチオーバーホールをしているためクラッチ本体に関するトラブルは考え辛いです。作業内容リンク クラッチペダルを踏むと完全に節度がなくなっている感じではないので、油圧の抜けは考えづらいですし実際にどこからも漏れていませんでした。 ペダルを踏み込むと何かフアフアした感じがしますのでペダルをのぞき込むとそこに答えはありました。 クラッチペダルの金属製ブラケットが破断してしまっています。 ペダルを支え ...

続きを見る

アルファロメオ ジュリエッタ 走行不能

アルファロメオ ジュリエッタ1.4 TCTの警告灯が点灯して走行できなくなったので診て欲しいとのご依頼、しかし動かない状態でしばらく放置してしまい今はエンジンも掛からないとの事。 ※TCT:アルファロメオのトランスミッションシステムの名称で、乾式DCTタイプのデュアルクラッチ自動変速システム 自動車保険のロードサービスを使用して搬送するように依頼いたしました。   入庫時はバッテリーが上がってしまいエンジンもかからない完全不動状態で搬送されてきました。 エンジンが掛かっていた時にTCT警告灯が付 ...

続きを見る

スズキ ハスラー(MR41S) CVTフルード交換

スズキ ハスラー(MR41S) CVTフルード交換のご依頼です。 CVTオイルパンを取り外して内部のストレーナも含めての交換がご希望です。 走行距離8万㎞台でかなり鉄粉が磁石に吸着しています、オイルパンを外して交換して正解です。 このトランスミッションには、これ以外にオイルフィルターも装着されているので忘れないようにしなければなりません。 真っ黒になったフィルターとフルードを見るとやはり交換の必要性を感じます。 しかしこの自動車メーカーではCVTフルードは無交換という案内をしているからなのでしょうか?フィ ...

続きを見る

灯火類の進化と憂鬱

自動車に使用される灯火類は周りに自車の存在を知らせたり、これからどのようなアクションをするかを知らせる非常に重要な役割をします。 昔から役割自体に大きな違いはありませんが発光体の種類が最近では大きく変化してきました。 従来はこのようなフィラメントを使用した電球を使用していました。 少し進化したものでフィラメントを使用しているもののハロゲンガスで光が強くなったものもあります。 どちらもフィラメントを使用しているという意味で熱エネルギーを光源とする種類になります。   しかし最近は熱エネルギーを光源 ...

続きを見る

-故障修理・整備, ニッサン

© 2025 増高自動車工業有限会社