営業時間外もお気軽にお問い合わせください
TEL 028-656-2588
月〜金 8:30 - 19:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

故障修理・整備 トヨタ

トヨタ ソアラ(UZZ40) VVT不良

トヨタ ソアラ(UZZ40)のご入庫

ご用命は、”エンジンチェックランプが点灯した”とのこと

 

まず診断機で何を故障コードとして検出したのか読み出します。

P1351 VVTセンサ2(レンジ外れ)
P1354   VVT2制御

VVTとは可変バルブタイミング機構というもので、カムシャフトの位相を変える(進角させる)ことで吸気のバルブタイミングを変えて低速から高速まで適切にコントロールするシステムです。

このエンジンはV型エンジンですので左右それぞれのバンクのインテークカムシャフトに取り付けられています。(最近のエンジンはエキゾーストカムにもついているものもあります。)

ライブデータで動作を確認しますが、左右バンクでVVT変位角がバラバラになっていて明らかにおかしいです。

次にアクティブテスト機能を使いVVTを強制的に動かしてみます。

故障を拾っているバンクとそうでないバンクで動きがかなり違います。

正常作動

 

異常作動

変位角がOFFにした後すぐに戻らなければいけないものが、異常作動では中々戻らないのがわかると思います。

目標進角値に5秒以内に達しないとチェックランプを点灯するようになっているので、この進角の戻りの悪さが点灯の原因になっているのは間違いなさそうです。

 

では、VVT自体はどの様な部品を使い進角コントロールしているのでしょう。

ほとんどのメーカーで同じような形状をしているオイルコントロールバルブ(OCV)と呼ばれる部品でオイルの流れをコントロールしてVVTユニットに油圧を掛けて適切な進角を行うようになっています。

中のスプールをソレノイドで動かすことで油路を切り替えます。

 

OCVを単体点検します。

抵抗値は正常値で問題ありません。

単体で電圧を掛けて動きを点検しましたがとりあえずスプールは開閉して動いていますがなんとなく動きが悪い気がします。

 

そこで、先ほどのアクティブテスト機能を使い車両の入力信号を利用してOCVを作動させて見ます。

動画

確かにOCVのスプールは動いています。しかしこれは正常な作動ではありません。

動画

こちらが正常に作動しているものです。

スプールの動きは見えないと思いますが”ブーン”と音がしていると思います。

実はOCVはデューティー制御と呼ばれるON/OFFの高速バルブ開閉作動をしているため、あまりに高速での開閉で目では見えないのです。

ON/OFFのデューティー比を変化させることでバルブの開度を調整しているわけです。

先ほどのOCVが動きが悪くデューティー制御での開閉ができなくなったことが原因で今回のトラブルを起こしたことが確定しました。

 

VVTに関するトラブルは以前も何件か書かせていただきましたが、機構が複雑になればなるほどさまざまな故障の仕方が発生します。

トラブル事例①   トラブル事例②

 

今回のように単体点検だけではわからない故障もあるので、診断機の機能や車両の実測値をモニターしたりするなど さまざまな道具を駆使して故障探求を行なわなければなりません。

 

 

月〜金 8:30 - 19:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00
営業時間外もお気軽にお問い合わせください

MASUTAKAブログ最新情報

トヨタ トヨエース ブレーキ不具合危機一髪

トヨタ トヨエース(XZU432)のご入庫 ブレーキペダルがなんだかフワフワして効かない気がするとの事 ブレーキに関することで危険なのでそれ以上乗らないようにしてもらい、出張して確認することにしました。 現地にてブレーキペダルを踏み込むと確かにフワフワして節度がありませんのでブレーキの油圧回路にエアが噛んでいると思われますし、ブレーキ液のリザーバータンクもMIN(ミニマム)達していたためどこか漏れている恐れがあります。 車両を見ていくと左後輪からブレーキフルードがびちゃびちゃに漏れていることが確認できたの ...

続きを見る

VW ゴルフⅥ プラグコード不良

VW ゴルフⅥのご入庫 ご用命はエンジンやEPCなどの警告灯が点いてエンジンもブルブルして力がなく進まないとの事   故障コードを読み出すと1番シリンダーのミスファイヤーを検出しています。 ミスファイヤー(失火)とは何らかの原因で爆発をしていないことを表します。 まず、うまく火花が飛んでいるか点検するためにスパークプラグを点検してみます。 このエンジンはイグニッションコイルは4気筒分が一つになっているタイプでそれぞれのシリンダーに火花を飛ばすための電気をプラグコードを伝って流します。 &nbsp ...

続きを見る

レクサス IS250(GSE20)エンストしそうになる

レクサス IS250(GSE20)のご入庫 ご用命は、信号などで停車しようとするとエンジンがブルブルしてエンストしそうになるとの事 走行距離10万kmを超えているこちらのお車まずはアイドリングの制御がしっかりできているかが問題になります。 このような症状でまず疑わなければいけないところはスロットルバルブの汚れです。 電子制御スロットルバルブでは、スロットルバルブの開閉で吸入空気量を微調整してアイドル回転を調整します。 しかし、エンジンの構造上スロットルバルブは必ず汚れてしまいます。 汚れて吸入空気量が減少 ...

続きを見る

BMW 320i(E90)ATフルード漏れ

BMW 320i(E90)のご入庫 ご用命は、駐車場にオイルが垂れた跡があるとの事。 リフトアップして点検するとオートマチックトランスミッションのオイルパン付近がオイル漏れしていました。   漏れているところをよく見てみるとミッションに配線をつなげるコネクターのスリーブからの漏れが特に酷いです。 この部分はよく漏れるところですので要注意箇所です、しかしここを交換するにはオイルパンを外さなければなりません。 オイルパンのパッキンも怪しい状態ですのでオイルパンとコネクタスリーブを交換することにしまし ...

続きを見る

ニッサン AD(Y12)隠れた故障

ニッサン AD(Y12)のご入庫 車検でご入庫ですがお預かりの際、気になることがないか確認しましたが至って調子が良いとの事。 しかし、ユーザーが気が付いていないことでも故障は起きていることも多いものです。   エンジンを掛けて暖機を行っても低水温ランプ(青)の消灯が遅いのが気になりました。(外気温10℃前後で肌寒いくらいの時です) 暖機が終わり低水温ランプが消灯した後で、ヒーターを掛けたところまた低水温ランプ(青)が点灯しました!   ちなみにこの水温警告灯は以下のような温度での点灯条 ...

続きを見る

ランドローバー レンジローバー発電不良

ランドローバー レンジローバーのご入庫 発電不良でエンストして動けなくなってしまったとの事で緊急で入庫となりました。 入庫時バッテリーは9ボルト台でほぼカラの状態でこれでは走行は不能です。   次に満充電のバッテリーを付け替えてオルタネーター(発電機)を点検します。   発電機からの発生電圧はバッテリー電圧と同じで全く発電していないことを確認できました。   不具合の原因であるオルタネーターを交換したのち発電量が正常であることを確認して作業終了です。   現代のオル ...

続きを見る

アルファロメオ ブレラ2.2 パワーステアリングホース漏れ

アルファロメオ ブレラ2.2のご入庫 ご用命はエンジンを掛け始めた時に右前から何か異音がするとの事 エンジンルームを点検するとヘッドカバーの前側にオイルの漏れた跡があります。 オイルはパワーステアリングフルードで高圧ホースから漏れだしているのがすぐにわかりました。 異音の原因はパワーステアリングフルードが漏れにより油面レベルが下がってフルードにエアが噛みこんだ音でした。 高圧ホースアッセンブリーでの交換を行いました。   ホースのカシメ部からのフルード漏れです。 オイル漏れの初期の段階で異音に気 ...

続きを見る

1月 日曜日営業のお知らせ

新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 1月の日曜日営業日は19日として12・13日 26日は休業とさせていただきます。 なお、お電話でのお問い合わせ、緊急連絡は休業期間中でもいつでも可能ですのでお気軽にどうぞ。

続きを見る

スバル WRX S4 CVTフルード交換

スバル WRX S4のご入庫 ご用命は、オイルパンを外して内部洗浄をしたのち圧送にてCVTフルード交換です。 この車両に搭載しているCVTはスバル最強の伝達トルク誇るミッションです。   内部のストレーナーも交換します。   磁石には鉄粉が吸着されています。   オイルクーラーに圧送式フルードチェンジャーを割り込ませて交換します。   使用フルードはNUTEC ZZ51改をお客様からご指名いただきました。   油量調整は35~45℃でフィラーからあふれさせ ...

続きを見る

年末年始 休業日のお知らせ

年末年始の休業は下記のとおりとさせていただきます。 12月29日(日)~1月5日(月)  休業 1月6日(月)より         通常営業 なお1月の日曜日営業は19日といたします。 なお、お電話でのお問い合わせ、緊急連絡は休業期間中でもいつでも可能ですのでお気軽にどうぞ。

続きを見る

-故障修理・整備, トヨタ

Copyright© 増高自動車工業有限会社 , 2020 All Rights Reserved.