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故障修理・整備 スバル

スバル レガシィ(BL5) エンジン不調

スバル レガシィ(BL5 平成16年式) のご入庫

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”エンジンが調子が悪い”との事でご入庫

アイドリングがばらついて(ラフアイドル)今にも止まりそうな状態で吹け上りも悪いです。

このエンジン(EJ20)は水平対向4気筒2000ccエンジンなのですが右バンクの2気筒が爆発していません。

左バンクだけでエンジンが回っている状態なので調子が悪いのは当然です。

 

診断機で故障コードを読み出しますが特にコードは検出していません。

このような不具合でよくあるのは、イグニッションコイル不良が多いのですが、ダイレクトイグニッションで2気筒同時に壊れるなんていう偶然もなかなか無いものです。

点検すると、やはり火花は出ているので正常です。

次に燃料がしっかり噴射されているかということも点検しましたがそちらも問題ありませんでした。

ガソリンエンジンを正常に回すために、”よい点火” ”よい混合気(燃料)” ”よい圧縮”という3要素が非常に重要なのですが、点火・混合気はひとまず正常そうです。

しかし、点検をしているなかで気になる点がありました。

燃焼していない場合スパークプラグは燃料でびちょびちょになっているのが当然なのですが、ほとんど濡れていないことが気にかかりました。(燃えていないので煤けてはいました。)

しかし、燃料噴射をしていることは確認出来ました。 ???

残るは、”よい圧縮”です。

圧縮はエンジン本体の問題で、ピストンやバルブに異常があると圧縮が抜けて調子が悪くなることがあるのですがこれも2気筒同時に壊れてしまうなんてことはまず考えずらい???

2気筒同時?・・・

!!

圧縮に関係する部品がありました。

診断機を繋ぎライブデータ(実測値)をモニターします。

やはり!!

VVTの角度が右バンクが進角しっぱなしになっています!

(VVT:可変バルブ機構というものでこのエンジンの場合インテークカムシャフトを高回転時,位相をずらし出力向上させるシステムです。)

これが原因です。

VVTが進角しているということは高回転の位置にカムの位相をずらしているためバルブオーバーラップが大きくなり圧縮が抜けてしまっていたのです。オーバーラップが大きくて吹き抜けていたのでプラグも燃料で濡れていなかったのも納得できます。

 

次にVVTが進角しっぱなしになってしまった原因を探ります。

VVTをコントロールするためにオイルの油路を切り替えるオイルコントロールバルブを外してみると何かスプール内に入っています!

挟まっていて取れません!

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異物を取り除くとバルブが動きました。

やはり高回転側でスプールが引っ掛かっていたのです。

では、この異物は何?

実は、オイルコントロールバルブは名前の通りオイルの油路切り替えを行うのですが精密部品のため異物が入らないよう手前にフィルターが付いています。そのフィルターが壊れて流れ出し引っかかっていたのです!

そのフィルターがこちら

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オイルパイプ取付のバンジョーボルト内にセットされているのですが、経年劣化だと思うのですが崩れて流れ出してしまいました。

本来、異物を防ぐ部品が異物を送り出すという本末転倒な結果でした。

反対バンクにも同じようにVVTのオイルコントロールバルブが付いていますのでバンジョーボルト内のフィルターを見るとやはり破け始めていました。いずれ同じ不具合を起こしていたでしょう。

 

異物を取り除いた後は左右でVVT角がそろっています。

 

最近の自動車では左右VVTアングルにここまで差が出ていればエンジンチェックランプの点灯や故障コード検出はされていたと思いますがこの時代はまだなかったようです。

今回はフィルターの不具合で予防で防ぐことはなかなか出来ない部分でしたが、エンジンオイルのメンテナンス不良でもこの細かいフィルターは詰まりVVTを正常に作動させない恐れはありますので、そういった意味でもご注意を。

エンジン内部にはこのようにとても精密にコントロールをしている部品やフィルターが多数ありますので汚れたオイルを使い続けることが故障を引き起こす原因になることもお分かりになると思います。

 

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