エンジンが掛からなくなったランドクルーザー プラド(78)のご紹介です。
お客様から「エンジンが掛からない!!!」との連絡があり、緊急出動です。
しかし 到着してキーをまわすと何事もなかったようにエンジン始動?
ともかくエンジンが掛かっているうちにお預かりです。
やっぱり 工場に着きエンジンを掛けなおそうとしたら掛からない!!!スターターは元気に回っている。
まずは、コンピューターの故障コードを読み出そう。あれ? メーターの中のチェックランプが点きません。
そういえば、エンジンをかける前にキーを一段回したときにも点いていない(本来ならメーター内の電球切れなどシステム確認の為必ず点灯する)
「写真では光っていますがはじめは点きませんでした」
チェックランプが点かず、故障コードも読み取れないのは、メーターの電球が切れているかコンピューター自体に何らかの不具合が発生している可能性があります。
メーターの電球は正常、コンピューター電源とアースにも異常はない。
ということは コンピューター自体が壊れた可能性が有りますので開けてみました。
コンデンサー(茶色い筒のようなもの)の下に黒く何かが流れたような後があります。
コンデンサーが壊れてコンピューターが正常に動かなくなってしまっていたのです。
コンデンサーは古くなったり、粗悪なもの、容量の少ないものなど、いろいろな原因で破裂したりして壊れることがあるのです。
コンデンサーをすべて新品で容量の大きいものに交換して基盤も修理しました。
(このコンピューターは、もう新品は製造されていないので修理での対応しかできません。)
車輌にコンピューターを取り付けエンジン始動!!
「ブルン」掛かりました。よかったよかった。
と、思ったのもつかの間!!
このプラドにはまだまだ苦難が続くのでありました。