スバル インプレッサ(GJ6)のご入庫

ご用命は、”ディーラーではCVTフルードの交換はしなくてよいと言われたが、取説ではシビアコンディションだと4万kmで交換となっていて気になる”との事でご来店されました。

確かにスバルの取説では、シビアコンディションでは4万kmと推奨しています。

ではシビアコンディションでなかった場合どれくらいを目安に交換したら良いのでしょうか?ということにお客様はお気づきになったのです。

シビアコンディション:年間走行距離が20000km以上だったり、逆に短走行で一回の走行距離が8km以下を繰り返して使用したりする厳しい条件下での使用のこと この条件以外にも様々な条件があります。

 

以前からブログで度々お話しさせていただいていますが、機械を作動させるのに交換をしなくても良い油脂は存在しないと思います。もしあるとするならばそれはそのシステム自体を使い捨てとして使用する場合だけではないでしょうか。

なぜか日本では、10万kmが自動車の寿命のようなことが言われ続けています。ここに今回のようなメーカーの思惑が隠れているようでなりません。

国産車メーカーの保証は、おおむね5年又は10万kmのどちらか早期到達までを保証期間として設けているのがほとんどだと思います。(特別保証において)

メーカーでメンテナンスの推奨期間というものを設けているのは、当然この保証期間内に壊れてしまっては困るからこのようなことを設けるのです。

逆に言えばメンテナンスを怠ることがあればメーカーの保証は受けることが出来ないということになります。

シビアコンディションでは4万kmでCVTFの交換を指定しているということは

シビアコンディションでの使用で4万mごとのフルード交換を怠った上での不具合=メーカーは保証しない

ということになります。

シビアでは4万km毎に交換しなければ故障率が上がる?メーカーは暗に認めているのでは・・・

 

次にシビアコンディションでない使われ方をしたらどうなるかということになります。

この場合、通常の使用方法では10万km走行以内であればCVTF交換を行っていなくても不具合の修理は保証されます。(5年以内)

 

ここで、大きな問題として走行距離10万kmというハードルが現れるのです。

皆さんが5年で10万km走らずに新車に乗り換えるようでしたらこのようなことは特に問題にはなりません、しかし自動車所有年数はどんどん伸びているといわれています。

10万kmを超えた場合どうしたらよいのでしょうか?

当然、故障してもメーカーの保証は切れていますので壊れれば実費になります。

そこで距離が伸びたり長く乗った場合に今まで行ったメンテナンスの意味が出るのです、メンテナンスの意味は機械の保護・性能維持ですのでそれは若いうちから行っていたほうが良いのはお分かりになるかと思います。

若いうち(車齢・距離)の手入れは年を取ってから差が出ますので、距離や年数が伸びてから故障率や性能低下率に差が現れるのです。

証期間をクリアすれば良いメーカーの思惑は、決して十分なメンテナンスを推奨しているわけではないということなのです

ですので、ユーザーの愛車自動車メーカーの商品とでは同じ自動車でも見方が全く違うということになります

 

今回、走行距離8万km代での初めてのCVTF交換の内容がこちらです。

お客さんのご希望でオイルパンを外してしっかり洗浄したうえでフルード交換を行いました。

オイルパンには鉄粉が沈殿して吸着用の磁石もびっしり鉄粉が付いています。

抜いたフルードに透明度は全くありません。

写真

内部ストレーナも新しいものに交換

最後に圧送式交換で透明度を取り戻すまでフラッシングを行い、油量をしっかり調整しました。

 

フルード交換について今回のようなご相談を度々受けるのでご案内させていただきました、しかしこれはあくまでも私の見解で他にもいろいろな意見や考え方があるかとは思います、一つの参考としていただければ幸いです。