ニッサン セレナ(C25)車検でのご入庫です。
写真を撮り忘れました。
平成21年式 走行距離6万kmのこちらのお車、定期点検も欠かさず行っていたことから大きな不具合はありませんので予防整備がメインになってきます。
まずはステアリングラックエンドのボールジョイントブーツです。
ブーツのゴムが劣化してヒビが出てきています。この状態なら破けていないので車検自体は合格しますが近い将来必ず破けますので交換します。
ブーツが破けた状態で走行を続ければゴミや水が入りジョイント自体が駄目になってしまいますので先手を打ってブーツを交換したほうが安全でかつ経済的です。
お次はスロットルバルブの清掃です。
ご覧のとおり真っ黒です、現状アイドリングの低下やエンストなど症状は現れていませんでしたがそれは、アイドリングを補正する制御内にまだ入っているためで、これ以上汚れが堆積して制御範囲を超えればエンストなど症状として現れてしまいます。
定期的に清掃して学習値をリセットすることでエンストなどを未然に防ぐことが出来ます。
このようにきれいに清掃して、診断機で学習値をリセットします。(ニッサンではTAS学習と呼ばれています。)
CVTオイルも6万kmですので交換します。
CVTはATよりも負荷が大きくオイル自体に負担がかかりますので、早めの交換と定期交換は必須です。
このように、基本の車検整備を進めながら予防整備を含めることで何か起きてから対処するよりも安全にかつ経済的にお車を維持することが出来ます。
ご自分のお車のメンテナンスになにを含めたら良いかわからない方も多いと思います。ぜひお気軽にご相談下さい。