同じ症状でご入庫キューブ(Z11)とティーダ(C11)の2台 どちらも1500ccの同じエンジンを搭載したモデルです。
ご用命はエンジンから"キュルキュル”音がするとのこと。
点検してみますとベルトにヒビが出ているのでベルトは交換時期のようですね。
しかし、このニッサンのエンジン(HR15)はテンショナープーリーと言うベルトを張るプーリがいくつか変更になっています。
赤丸がテンショナープーリーでベルトをピーンと張るためにあります。
新車で装着されてきたものが,部品供給の際に仕様変更されることはよくあることなのですが、このエンジンはベルトの異音が出るということでテンショナーが改良変更になっています。
こちらティーダのテンショナープーリーの新旧比較です。
中心の穴の大きさが違っていますね。。そのほかの構成品も形状がずいぶん変わっています。
仕様変更には、不具合の対策であったり、部品のコストダウンなどさまざまな理由があります。
今回のHR15エンジンではベルトを新しいものに変えてもキュルキュル音が出ることがありその為の対策で仕様変更になっています。
このような不具合にお困りの方、ベルトだけでなくプーリーも気にしてみて下さい。