アルファロメオ155ツインスパーク(16V)のご入庫
エンストを起こしその後再始動も出来ないとの事で搬送されました。
点検するとエンジンに燃料が来ていません。
燃料ポンプ自体には電気が来ていますが、ポンプは回らないためポンプ不良と判明しました。
燃料ポンプの交換を行う為ユニットを取り外します。
するとポンプを支えているゴム製のマウントが劣化により崩れてポンプを支えられません。
燃料ポンプは国内で調達できたのですがこのゴム製のガイドは製造廃止で国内でも見つかりませんでしたが海外で探してようやく入手出来ました。
このゴムが劣化して崩れたものがポンプに吸い込まれていたのも不具合に至った原因の一つとも考えられます。
マウントゴムは振動などを吸収するように考えられているようなので、あまり強く固定するようなことはしないほうがよさそうですので部品が手に入るうちは純正形状を使うほうがよさそうです。
このくらいの年式ではこの固定方法はよく採用されていましたが、ポンプが入手できてもこのような部品が入手しずらくなってきました。