栃木県宇都宮市の整備工場
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ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 セレスピード・デュアロジック アルファロメオ

アルファロメオ ジュリエッタ1.4 TCTフルード交換

アルファロメオ ジュリエッタ スポルティーバ のご入庫

ご用命は、TCTフルードとミッションオイルの交換です。

TCTとは、アルファロメオでの乾式デュアルクラッチミッションの名称です。一般的にはDCTと呼ばれているタイプのミッションです。

このミッションは、マニュアルトランスミッションからの進化版ととらえてもらえればよいです。

大きく分けてミッション本体のギア部分を潤滑するミッションオイルと、シフトやクラッチコントロールを油圧で行う制御ユニットのフルードに分かれます。

まずは、ミッション本体部分のオイル交換を行います。

 

フィアットではミッションオイルは元々軟らかいタイプを使用することが多いのですがTCTに使われているオイルも柔らかめのものを使用します。

当店では、NUTECのミッションオイルを適切な粘度にブレンドして使用します。(NUTECではブレンドすることで適切な粘度設定をすることをお勧めしています)

 

次に、TCTの制御ユニットのフルードを交換します。

やはり、TCTになっても基本構成は同じですのでフルードは汚れますね。

このフルードは、セレスピードと同様のものを使用しますので、当店ではUnil OPALのフルードを使用して交換します。

フルードの使用量は1.0Lに満たないのですが汚れが酷いためフラッシングを行う為2.0Lほど使用することが多いです。

フルード交換後は、セレスピードでもおなじみのキャリブレーションを診断機で行います。

オイルを交換することで、粘度も変わります、校正を行うことで新たに学習させる必要があるのです。

セレスピード時代ではトラブルが絶えなかった自動変速システムでしたがTCTになり、それほどトラブルのお話は聞かない気がします。

とはいえ、システム自体は前時代を継承していますのでメンテナンス自体に変わりはありません。

 

 

 

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