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故障修理・整備 アウディ

AUDI TTクーペ後期(8J) Sトロニック走行不能

AUDI TT 2.0クアトロクーペ後期(8J) のご入庫

ご用命は、”突然ミッションがつながらなくなって走れなくなった”とのこと。

ご入庫はレッカー搬送でしたがやはり全くギアがつながらず走行できない状態です。
メーター内のシフトポジションインジケーターも点滅していますのでミッション関係で電気的なトラブルが発生したことが考えられます。

 

診断機を繋ぎ故障コードを読み出すと

16947 システム電圧異常 (高電圧)不具合を検出しています。

こちらの車両は、Sトロニックと呼ばれるDCT(デュアルクラッチトランスミッション)タイプのトランスミッションでメカトロと呼ばれるコンピューターと油圧切り替え装置により最適なシフトチェンジを自動的に行うことが出来る構造になっています。

その、メカトロユニットに電圧が正常に掛かっていないと検出したのです。

高電圧異常ということで、発電機(オルタネータ)の異常が考えられましたが、オルタは正常でした、しかし、メカトロ自体に電圧が掛かっていないようです。

データーモニターもあくまでコンピューター自体が出力するものなので、コンピューターが壊れた場合、データは当てになりません

電源異常を訴えていながらも実際には電源が正常に掛かっていることからメカトロユニット内部の故障と判断しました。

メカトロはトランスミッションのサイドパンを取り外すとこのように取りついています。

取り外した姿はこの通り

メカトロ自体はこのような形をしていてソレノイドバルブと呼ばれる電磁弁がたくさんついていてソレノイドを開閉することで油路を切り替えて変速する構造になっています。

メカトロの裏側には、電子基板(コンピュータ)が組み込まれていてここが制御をつかさどる役目をします。

新しいメカトロの組み替えた後はSトロニックのフルードフィルターを交換します。
大変精密な構造の為フィルターの目も極細になっています。

フルードには、NUTEC NC65 DTCマルチフルードを使用

このオイルはNUTECの最高峰でDCT・ATF・CVTの最新タイプに使用出来る優れものです。

 

最後に診断機で調整をして不具合は解消することが出来ました。

現代の車両は、電子制御されているためコンピューター基盤等の故障で様々な不具合症状を起こします。

さらに、制御が複雑になるほど車両自体の性能は向上する反面、故障を起こした場合部品自体の価格も高額になるため、非常に悩ませる事になることが多いのです。

 

 

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