営業時間外もお気軽にお問い合わせください
TEL 028-656-2588
月〜金 8:30 - 19:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

故障修理・整備 スズキ

スズキ エブリィ(DA64)ヒーターが効かない

スズキ エブリィ(DA64)のご入庫

ご用命は、”いくら走ってもぬるい風しか出てこない” との事

確かにご入庫時、暖房がぬるい風しか出ていません、しかしエンジンの回転を上げると暖かくなります。

暖房はエンジンの冷却水の温水を利用するのですが、こちらのお車には水温計は付いていませんので水温がどれくらいになっているかは判断できませんので、診断機を使い水温センサーの検出している温度をモニターしてみます。

 

アイドリングでエンジン回転を上げると90℃ほどになります。

 

そのまま走行してみると・・

僅か3分足らずで水温が70℃まで下がってしまいました。

これは、オーバークールという症状で、冷え過ぎということです。

この症状は、外気温が低くならないとわからない症状でこの日も外気温は10℃を下回る寒い日でした。

原因は、サーモスタットと言う冷却水路の開閉弁です。

新品と比べるとこの通り閉まっていません。

本来、サーモスタットは水温が低い時は閉じてラジエーターに冷却水が回らないようにしています。

水温がある一定の温度(この車は88℃)に達するとサーモスタットは開き冷却水をラジエーターに送り冷やすことでオーバーヒートしないような仕組みになっています。

今回は、サーモスタットが閉まらなくなったため常にラジエータに冷却水が回る状態になって冷やされすぎてしまった結果が症状として現れました。

交換後の正常な水温の変化はこのようになります。
80~90℃台を常に保つように制御をします。

サーモスタットは、この様に常に開閉を繰り返していますので、どの車両でもいつかは壊れてしまいます。

タイミングベルト交換がある車両では、ウォーターポンプとセットで交換をお勧めするのですが、理由は不具合の始まりがわかりずらいためタイミングベルトを交換する時期ぐらいで壊れることが多いので予防的に交換をお勧めするのです。

 

問題は、昨今の自動車は水温計が付いていないモデルが非常に多くこの症状を認識するまで時間が掛かったり、不具合を起こしていることに気が付かないということなのです。

水温計があれば、暖まれば水温計はほとんど動くことはありませんし、オーバークールなら走って走行風が当たると水温計が下がってしまいます。

アイドリングで風が当たらなければ再び水温計が上がるのですぐにこの症状を見極めることが出来るのです。

このお車も、水温計が付いておらず水温ランプがその代わりを担っています。

50℃までの低い水温では青いランプが点灯して、オーバーヒートなど温度が上がりすぎた場合赤く点灯して知らせます。

オーバークールで50℃以下に下がりランプを点灯させるには、外気温がよほど低くならなければ達しません。

コストダウンの結果、最悪の場合のみ知らせるような作りになったのでしょうが、僅かなオーバークールも立派な故障です。

 

エンジンが適温に達しなければ、単にヒーターがぬるいだけでなくガソリン噴射量が増えて燃費が悪くなったりエンジンの調子も悪くなることもあるのです。

残念ながらユーザーからの指摘が無ければなかなか発見しずらい不具合ですので水温計が付いていないお車ではヒーターの効きや暖かい空気が出るまでの時間などを気にしてください。

水温計が付いている車では、走行中の水温の変動が無いか気にするようにしてください。

よくわからない場合は、お気軽にご相談ください。

月〜金 8:30 - 19:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00
営業時間外もお気軽にお問い合わせください

MASUTAKAブログ最新情報

FIAT パンダⅢ(312)恐怖!ダブルマスフライホイール破損

FIAT パンダⅢ(312)のご入庫 ご用命はデュアロジックのギアが抜けたり、振動も大きくなったとの事。 ツインエア搭載のこちらの車両、2気筒エンジンで元々エンジンの振動は大きめなのですが正常時には出ない大きな振動が起きています。 故障コードを読み出してみるとクラッチストロークエラーを読み出しています。 クラッチも正常に作動できていないのでクラッチオーバーホールをする必要があることをお話しして作業に取り掛かります。 ミッションを取り外しクラッチを観察すると何かおかしいです。 レリーズベアリングの当たった跡 ...

続きを見る

11月休業日のお知らせ

11月は1.2.3日(日.月.火曜日)及び22.23日(日.月曜日)は休業日とさせていただきます。 なお、第二日曜日 8日は営業いたします。   新型コロナウイルスの感染蔓延防止で営業期間中もお客様が重ならないように気を付けておりますので、ご来店の際はあらかじめご連絡を頂けるようお願いいたします。 なお、休業日はお電話でのお問い合わせに出られない時もありますので、緊急の場合は問い合わせフォームからメールしてください。

続きを見る

FIAT500 オーバーヒートによる最悪な結末

FIAT500のご入庫 走行中エンジンが止まりそれから掛からなくなったとの事で搬送されてきました。 状況を伺うとどうやらオーバーヒートの症状もあった模様。 クランキングしてみますがまったく圧縮がない状態ですのでもしかしたらタイミングベルトが切れているのかと確認してみようとタイミングベルトカバーのボルトを緩めて外そうとしますがカバーが張り付いていて外れません。 何かカバーが接着されているようですので、誰かが密閉を良くしようなんて思って何か塗っているのかもしれません。 ようやく外してベルトを点検しますがどうや ...

続きを見る

ニッサン サファリ(Y60)エンジンマウント交換

ニッサン サファリ(Y60)のご入庫 以前紹介したエンストをしてしまうこちらのお車(整備内容ブログはこちら)、インジェクションポンプ修理と同時にエンジンマウントの交換のご依頼を受けました。 ディーラーでマウントが1ヵ所ダメになっているとのご指摘を受けたとの事でしたが、部分的にマウントを交換するよりは全部交換してしまったほうが良いことをお客様に伝えて全数交換することになりました。 ※全体で支えているものは部分的に交換すると残ったところにさらに負担が掛かるため 縦置きエンジンのこのお車エンジン左右とトランスミ ...

続きを見る

アルファロメオ スパイダー2.0(916)整備 後編

アルファロメオ スパイダー(916) 前編ではクラッチまわりの整備、中編ではタイミングベルト関係の整備をご案内しましたが、基本になる整備を終わらせいよいよエンジン不調の探求になります。 残っている不調として ・アイドリング回転の波打ち (ハンチング) ・エンジンのふけ上がりが悪い まずはアイドリング回転を点検します。 アイドリング回転が上がったり下がったり波打ったような感じで変化する不調です。 このエンジンに搭載されているスロットルバルブはアクセルワイヤーでコントロールするタイプ(アクセルペダルにワイヤー ...

続きを見る

アルファロメオ スパイダー2.0(916)整備 中編

アルファロメオ スパイダー(916)前編ではクラッチまわりの整備をご紹介しました。 今回はエンジン廻りの不調の整備を進めます。 不具合として ・エンジンからの異音 ・加速が悪い ・アイドリング時回転がハンチングのように波打つ この3点が不調の症状ですがまずはあまりにひどい異音の修理から始めます。 エンジンの異音はジーゼルエンジンの様にガラガラ常に騒がしい異音が出ているのですが音の出どころはバルブ付近(エンジン上部)です。 この2.0ツインスパークエンジンでこの付近からの異音がよく出るのはタイミングバリエー ...

続きを見る

アルファロメオ スパイダー2.0(916)整備 前編

アルファロメオ スパイダー2.0(916)のご入庫 ご用命は ①エンジンからの異音 ②加速が悪い ③アイドリング時回転がハンチングのように波打つ ④クラッチが重い ⑤オイル漏れ等etc 以前から他店で診てもらい様々な手を打っていたとの事ですが、本来のアルファロメオのツインスパークエンジンの性能がこんなものなのか(ふけ上がりの悪さや音など)と悩んで当店にご来店いただきました。 整備を着手する前にどのような整備メニューで進める必要があるのかよく考えなければなりません。 まず、乗ってみてすぐにわかるクラッチペダ ...

続きを見る

MINI クロスオーバー(R60) エンジンオイル漏れ

ミニ クロスオーバー(R60)のご入庫 駐車場の下にオイルの漏れた跡がすごいとの事で緊急入庫されました。 エンジンルーム内はもとより車両下側もエンジンオイルでべちゃべちゃです! あまりに漏れが酷く漏れ個所の特定が出来ませんので、高圧スチームで洗浄してから確認します。 アイドリングではあまり漏れてきませんが走行するとやはり漏れ出してきます。 エンジンマウントブラケットの裏であまりよく見えませんでしたが、ブラケットを外してみるとわかりました。 綺麗に洗浄したのにご覧の通り ここの部分はチェーンテンショナーガイ ...

続きを見る

WAKO'S EX-CRUISE SPECIAL モデルチェンジによる価格改定のお知らせ

  WAKO'S EX-クルーズスペシャル 5w-40 当店でも大変人気のこちらのエンジンオイルですが、新規格取得に伴うモデルチェンジを行います。 規格としてはAPI SP及びILSAC  GF-6規格を取得したオイルに代わります。 ではこの新規格は一体どのようなものになるのかといいますと ①LSPI対応(ロースピードプレイグニッション:低速早期着火) ②タイミングチェーン対磨耗対応 この2点が主なものになります。 LSPIはあまり聞きなれないものかもしれませんが近年の直噴ターボエンジン(ダウン ...

続きを見る

ルノー カングーⅡ 車検整備一式

ルノー カングーⅡ 車検でのご入庫 走行距離が伸びているこちらのお車、ご用命として段差を乗り越えた時のコトコト音が大きいとの依頼を受けました。 テスト走行で車両前方の方からのコトコト音のひどさを確認しました。 点検したところフロントスタビライザーバーのマウントゴムに遊びが出来たことでバーとマウントが叩く異音でした。 スタビライザーバーとは左右輪をつなぐことでロールを抑える役目をするのですが、今回はバーを支えるマウントにガタが出ました。 右側の新品と比べるとかなり内径が大きくなっているのがわかるかと思います ...

続きを見る

-故障修理・整備, スズキ

© 2020 増高自動車工業有限会社