栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 トヨタ

トヨタ ヴィッツ(KSP90)アイドリングが安定しない?

トヨタ ヴィッツ(KSP90)のご入庫

車検でのご入庫でしたが、エアコンを掛けたりバックしようとすると明らかにエンジン回転が安定せず時折エンスト寸前まで回転が落ち込むのがわかりました。

このような症状でまず点検しなければいけないのがスロットルバルブの状態です。

現代の電子制御式スロットルバルブのほとんどはアイドリング回転制御をスロットルバルブの開度でコントロールしています。

アイドリング中はスロットルバルブは閉じていてわずかな隙間から通り抜ける吸入空気がアイドリング回転となるのです。

しかし、スロットルバルブは構造上必ずよごれてしまいます。拡大図

このわずかなすき間に汚れが付着すると吸入空気量が少なくなって(空気が通りづらくなって)アイドリング回転が下がってしまいます。

 

アイドリングが下がるとエンジンは安定しませんので、スロットルバルブを少し開けて回転数を上げて目標回転数に合わせるように制御を行います。

汚れるたびこの制御を繰り返してくれるためエンジン回転に不調を感じることなくユーザーは長期間乗ることが出来ます。

ですが、この制御にも限界が訪れます。

制御範囲を超えると、ギアにシフトした瞬間やエアコンのコンプレッサーが回りエンジン回転数が落ち込んだ際に制御が追いつかなくなり回転数が上がったり下がったりします最悪は、エンストを引き起こします。

その状態をモニターしたのが下記の状態で、赤い線がエンジン回転数を表しています。

ISCとはアイドルスピードコントロールの略でまさにこの指示信号でスロットル開度をコントロールしてアイドリングを調整しているのです。

制御範囲を超えた状態では、ISCを指示しても実際のエンジン回転数は追いつかずエンストしそうになりエンストになりそうなのを感知して慌てて回転数を上げるというぐちゃぐちゃの制御になるためエンジン回転が不安定で大変不快な状態になるのです。

エンジン回転数(赤線)がこれだけ上下(700~1200回転)するということは乗っていてもかなり気になるレベルです。

 

スロットルバルブを洗浄後 アイドリングは2000回転近くまで上がりました。

元々アイドリングは800回転程度ですので1200回転分汚れによりスロットルバルブ開度を開けてコントロールしていたというわけです。

コンピューターをリセットして正規のアイドル回転数になりました。

 

洗浄後のエンジン回転数の変化は以下のようになりました。

ISCが変動しているところがエアコンやギアをシフトしたタイミングですがISCの動きに対してエンジン回転数は穏やかに変動している(800~1000回転)のがお分かりになると思います。

 

エンジン回転が車体に伝わるほど落ち込んだり、エンストするということは現代の車両では正常な状態ではありません。

しかし自動車の制御が優秀でエンストなどに至らないため乗られているお客様は、おかしいと思わずに乗られていることが多いものです。

同様故障事例 リンク

現代車では基本的にどこのメーカーでも同様のシステムを採用しており、必ず汚れる部分ですのでスロットルバルブの定期的な洗浄で未然に防ぐようにしてください。

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄②

強制再生もできなくなったこちらの車両、各部点検してDPDに詰まりがあることが確定したので分解洗浄を行うことになりました。 いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄① 外したDPDはこのような形をしています。 中は酸化触媒とDPDのセクションに分かれます。 初めにエンジン側の酸化触媒の入り口を見てみます。 ここはエンジンから出てきた排気ガスをもろに受けるところになりますが大きなススの塊で半分近くふさがっています。 次に分解していきます。 DPDの入り口側はパッと見た感じあまり汚れていないように見えます。 ...

続きを見る

いすゞ エルフ(NJR85)DPD分解洗浄①

いすゞ エルフ(NJR85)のご入庫 DPDの堆積限度を超えてそのたびに対策していましたが(事例リンク)いよいよ強制再生もできなくなってしまいました。 正常な状態ですとDPDの差圧が大きくなるとススで詰まっていると判断して自動的に強制再生が始まります。 しかし、"強制再生を無視したり" "使用過程の不利な癖"などで詰まりが解消しないことが続くとエンジンチェックランプを点灯させてフェイルセーフを掛けます。 ※フェイルセーフはメーカーによって条件や作動の仕方は変わります。   こちらの車両、チェック ...

続きを見る

FIAT パンダⅢ(312)ダブルマスフライホイール破損

FIAT パンダ(312)のご入庫 ディーラーでダブルマスフライホイールの故障を指摘されて当店にいらっしゃいました。 まだ走行できる状態でご入庫されましたがエンジン振動が大きいのとデュアロジックシステムもエラーが出てギア抜けを起こしたそうです。 ディーラーで診断済みとの事ですが、当店でもディーラーでの診断結果と実車を確認した上で同様の診断結果となりダブルマスフライホイールの故障が起きていると判断しました。 基本はクラッチオーバーホールと同様の作業になりますのでトランスミッションを取り外してクラッチを点検し ...

続きを見る

MINI クーパーSDクロスオーバー(R60) チャージランプ点灯

MINI クロスオーバークーパーSD(R60)のご入庫 チャージランプが点灯するとの事。 チャージランプとはバッテリーの形をした警告灯ですがバッテリーの良否を表示しているわけではなく充電系統に異常があることを警告するランプになります。 充電系統のカナメである発電機であるオルタネータを点検すると何やらゴムカスのようなものがベルト周りに多数飛び散っているのがわかりました。 このディーゼルエンジンでよく起こる不具合の可能性があります。 結果として予想通りクランクプーリーのダンパーゴムが剥離したことでプーリー自体 ...

続きを見る

シトロエン C3 納車整備?

シトロエン C3のご入庫 中古で購入したこちらの車両、購入時車検を取ったうえで納車されたようですがブレーキが無いように見えるので点検してほしいとのご依頼。 走行距離4万㎞台なのでそれほど傷みはないかと思われますが、ブレーキを簡単にチェックするとフロントブレーキパッドがほとんどありませんしブレーキディスクローターの摩耗も激しいのがすぐにわかりました。 車検は購入時に取っているがちゃんとした整備が行われていないようですので当社で法定点検を行いリセットの意味で全体をメンテナンスを含めた点検整備行うことになりまし ...

続きを見る

メルセデスベンツ CLA180 エアバック警告灯点灯

メルセデスベンツ CLA180 メーター内にエアバックの警告灯が点灯したとのこと 診断機にて故障コードを読み出します。 B005013 運転席シートベルトバックル機能障害・断線 このようなエラーコードを検出しました。 シートベルトバックルとはシートベルトを装着するときに差し込む部分のことで、この部分の機能障害を訴えてきました。 バックルアッセンブリーを交換します。 交換後はエラーの検出も収まりました。   従来からシートベルトバックルにはシートベルトをしないと警告灯や警告音を発報するスイッチが内 ...

続きを見る

FIAT 500L ツインエア ドックボーンマウント切れ

FIAT500Lの車検でのご入庫 500Lは正規での日本未導入車両で、こちらは500Lのツインエア搭載モデルになります。 車検整備はいつも通りの内容ですが点検時交換必要か所を発見しました。 エンジン下部にあるエンジンマウントですが切れてしまっていてエンジン全体が前後に大きく動いてしまっている状態です。 ドックボーンマウントなどと呼ばれるロアマウントになります。 FF車ではこのように下側でエンジンの動きを抑制するマウントは良く採用されています。 交換が必要ですが並行車両なので日本国内で部品の流通が無いため海 ...

続きを見る

ルノー ルーテシアⅢ(クリオ)エンジン掛からない

ルノー ルーテシアⅢ(クリオ) エンジンが掛からないとのことで搬送されました。 症状が起きた時のシチュエーションをまとめます。 ・マニュアル車でギアを入れたたままでクラッチを踏まずにクランキングをしてしまった。 ・その直後からクランキングが出来なくなった。 ・ジャンピングをしてもうんともすんとももいわない。 ・メーターの表示も作動せず黒いまま 上記状態で搬送されましたので、車両の状況を確認していきます。 ・キーを回してもメーターの作動は無くスターターモーターも全く反応していない状態。 ・バッテリーの測定値 ...

続きを見る

年末年始休業日のお知らせ

年末年始は、28日(日曜日)から4日(日曜日)は休業させて頂きます。 10.11.12.18.25日も休業となります。      

続きを見る

整備の質

以前から時折見かけてはいましたが最近あまりにも多いブレーキドラムの給油方法。 雑すぎる給油が気になって仕方がありません。 ドラムブレーキのドラムを外すとこのようになっています。   写真ではよくわからないかもしれませんがグレー色のモリブデングリスを塗りたくっています。 金属部分同士がこすれる摺動部分に給油が必要なのですが、必要個所以外にもグリスが大量に付着していて、バックプレートなどは全体にわたってグリスが付着しています。   関係のない所にもたくさん付着しています。 グリスの付着具合から当社で ...

続きを見る

-故障修理・整備, トヨタ

© 2026 増高自動車工業有限会社