トヨタ プリウス(ZVW30) 車検整備でのご入庫
平成22年式 走行距離11万km越えのプリウス どのような状態になっているでしょう。
まずは足回り
スタビライザーリンクのボールジョイントブーツが切れてしまっています。
保安基準不適合で車検は通りません。ブーツ単体での交換が出来ないためリンクアッセンブリーでの交換
エンジンルームではエアエレメントがかなり汚れています。
ハイブリッド車ですのでエンジンの稼働率が少ないとはいえやはりそれなりにエンジンは回っていますので汚れます。
ダイレクトに不具合を引き起こすことはまれですけど吸入空気の流れを妨げるので地味に性能ダウンを引き起こします。
次にトランクに搭載されている補器バッテリーです。
ハイブリッドカーは、エンジンとモーターの両方の駆動力を搭載しています。
エンジンはガソリンを燃料に、モーターは駆動バッテリーを電源として走行します。
しかしこのバッテリーは駆動バッテリーとは違い車両のボディ電装をコントロールする役目をしていてこれ自体がモーターを駆動するわけではありません。
※駆動するためのバッテリーはこちらのリンクにて
このバッテリーがダメになると通常のガソリン車と同じようにREADY(走行可能)とならず走行できなくなります。
ハイブリッド車専用補器バッテリーで室内に置くため水素ガスが発生してもガスを車外に排出するようにチューブが取り付けられています。
ハイブリッドカーは燃料消費も少ないですし消耗部品も比較的穏やかに劣化していくものが多いので経済的です、しかしそれでも機械である以上メンテナンスの必要な部分は多々ありますので点検整備は怠りませんように。