スズキ Keiワークスのご入庫

”最近ブレーキの効きが悪くなって診てもらいたい”との事

レーキの効きに関しては一大事ですのですぐに見せてもらうようにしました。

入庫してブレーキペダルを踏み込むとスカッと奥まで入るくらいペダルに節度が無くなっています!

これは、油圧のブレーキシステムにエアが噛みこんでいる状態です。

タンクのブレーキフルードレベルを見てみると案の定ほとんどブレーキフルードが入っていない状態でした。

ここまで減るということはどこからか漏れてしまっていますので、漏れ箇所を探すと左ブレーキキャリパー付近がビチョビチョになっていますのでこの付近を点検してみるとキャリパーとブレーキホースのつながり部分からの漏れだと判明しました。

この部分のパッキンを交換して締め付け直して漏れがないことを確認して修理は終了しました。

 

しかし、入庫時の状態は完全に制動力が低下状態でしたのでこの状態まで放置していたことはよくありません。

では、車両はフルードが少なくなったという異常は警告してくれなかったのでしょうか?

実はお客様、数日前からパーキングブレーキを解除してもランプが消灯しないことに気が付いていたそうです。

これが、車両からの警告だったのです!

このランプは、パーキングブレーキを効かせているとき点灯して走行中解除し忘れないように知らせる役目をしています。

それとはもう一つ重要な役割としてブレーキフルード量が少なくなって危険な状態になった場合も警告灯として点灯します。

パーキングブレーキの注意というよりもブレーキシステムの異常を知らせる警告灯なのです。

 

今回のようにパーキングブレーキを下ろしても警告灯が消えないのであればまずはブレーキフルードの量を点検しなければなりません。

現代の自動車はブレーキ油圧システムは2系統持たなくてはいけないようになっています、今回も1系統は完全にフルードが無くなり効かなくなり残りの1系統でかろうじてブレーキが効くような状態になっていました。

自動車の故障はすべてを未然に防ぐことが出来るわけではありません、そのため警告灯やバックアップシステムなどが搭載されているのです。

せっかく警告して知らせてくれていても、運転者がその意味がわからなければ故障は拡大していく一方です。

深い意味が分からなくてもある程度のメーターの中のランプの意味を知ったり、いつもと違うと感じた際はすぐに修理工場などに見せるようにしてください。