栃木県宇都宮市の整備工場
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ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 ダイハツ

ダイハツ ムーブ(L150)エアコンが効かない理由

ダイハツ ムーブ(L150S)のご入庫

ご用命は、”エアコンが効かない”との事です。

点検してみると走行中はエアコンはある程度効くのですが、アイドリングで停車していると突然効きが悪くなります。

エンジンルームを点検すると、エアコン作動中は回ってなければならない電動冷却ファンが回っていません。

エアコンシステムは、外部のコンデンサーで熱を外に捨てることで室内の熱を奪い涼しくする仕組みになっています。

ですので、走行中は走行風でコンデンサーの熱が奪えるのでエアコンは効いていましたが、停車中はファンが回っていないため熱を捨てることが出来なくなりエアコンの効きが悪くなっていたのです。

 

電動ファンのモーターを交換します。

エアコンガスの圧力を見てみますと冷却ファンが回っているとガス圧が低く安定していて、冷却が上手くいくようになりエアコンの効きもよくなりました。

しかし、正常なレベルまでの効きの良さはありませんので、エアコンガスを調整します。

エアコンガス専用機器に繋ぎ、現在のガス量を正確に測定します。

規定量300±30 gに対して160gしか入っていませんので、半分ほどしか入っていません。

規定量に入れ直して最後に、コンプレッサーの保護を兼ねてNUTEC コンプブーストを補充します。

エアコンは、このようにシステム全体を見渡して修理しなければなりません、単純にガスの補充でエアコンの効きが良くなるわけではないのです。
エアコン不具合事例(リンク)

また、昨今の車両は一つの電動ファンでエアコンコンデンサーとエンジンのラジエーターを兼用して冷却する車種が増えています。

今回のお車も、ラジエータも冷えないため軽いオーバーヒートを起こしていました、しかし水温計が付いていない車種だったためそれにも気が付かなかったのです。

酷暑の中、エアコンは必須ですがその不具合の陰で他の不具合も隠れていることもありますので、気になった方はチェックするようにしてください。

 

 

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