ミツビシ コルトのご入庫

エンジンが掛からないので診てほしいとの事

クランキングをしてもエンジンは掛かりません。

エンジンが掛かるには、いつもお話しする”良い3要素”が必要です。
・良い圧縮
・良い火花
・良い混合気
この3つが必要です。

 

点検を始めます。

診断機にて故障コードを読み出しますが特に何も検出しませんでしたので、電子制御的な故障の確率は低くなりました。

クランキングの音を聞く限り圧縮が抜けているような感じはしませんのでひとまず圧縮は良しとします。

次に、初爆と呼ばれる掛かりそうな感じが少しありますが、完爆には至りません。

しかし、初爆があることから火花は出ている可能性が高いので火花も良しとします。
※診断する際、ある程度見立てが必要なため簡易点検で切り分けることも必要です

最後の混合気ですが基本は燃圧です。燃圧とは燃料をポンプで送っているかということです。

点検をしてみると、クランキングの際燃料がエンジンまで送られていないことが確認できました。

どうやら燃料ポンプが回っていないようです。

モーターに電源は掛かってます、しかしモーターに直接電源を加えても回りませんのでどうやら、モーターが焼き付いたようです。

モーターを取り外して新しいものと交換しますがかなりストレーナーが汚れています。

 

こちらのお車、走行距離19万kmです、フィルターから出てくる汚れもすさまじいです。

フィルターの汚れも、ポンプモーターに負担をかけた原因だったのでしょう。

最後に、フューエルポンプを制御しているリレーも同時に交換します。

リレーは、スイッチのようなものでポンプと同じ数だけ作動しています、劣化が考えられますので予防的に交換です。

燃料系統は、不具合が出るまでなかなか交換に至らない部分です、しかし不具合発生時は即走行不能に至る部分でもありますので、あまりにも距離が伸びたお車では、フィルターなどの交換のメンテナンスも必要です。