マツダ キャロル(HB24S)車検整備でのご入庫 スズキ アルトのOEM車両ですね。
お客様からは、特に気になる部分もなく乗っているとの事でしたが・・・
点検をしてみると!
ドライブシャフトのブーツが切れています。まだ切れてそれほど経っていないようです。
ブーツ類は、ジョイントをゴミや水から守るためののもので内部には潤滑のためのグリスが封入されています。
切れても気が付かない部分です。
次に、後ろのドラムブレーキのホイールシリンダーです。
こちらも、ダストブーツをめくってみるとブレーキフルードが漏れてしまっています。
シリンダーはアルミで錆も傷も見受けられませんでした。摺動部分ですので定期的な交換がいかに必要かお分かりになると思います。
過去のブレーキ故障事例 リンク
カップキットでなくピストンキットの供給しかありませんのでこのようにピストンごとの交換になります。
エンジンルームでは、エアクリーナーが真っ黒
スパークプラグは、接地電極がかなりすり減ってしまっています。
片側イリジウムプラグが付いていましたので、今回は長寿命プラグをお勧めさせていただきました。
ロングライフスパークプラグ説明 リンク
安全装備ということを忘れがちなワイパーですが、ゴムもご覧の通り切れてしまっています。
これでは雨を綺麗に掃きとれず視界を確保できません。
車検整備でこれだけ指摘事項がありましたが、オイル交換や1年点検を受けることでもっと安心して乗ることが出来ることをご説明いたしました。
とかく経済的な観点で軽自動車は選ばれることが多いと思いますが、機械的に見ると小排気量で頑張って走るため負担が大きく消耗部品の寿命が短いのも軽自動車の特徴です。
経済的な車とはいえメンテナンスまで、お財布のひもを絞りすぎると後々が大変なことになってしまいます。