ランチア イプシロンのご入庫
3代目のイプシロンですが、現在ランチアのディーラーは日本から撤退してしまったため面倒を見れるお店が少なくなっています。
こちらのお車、ランチアといえどもFIAT・クライスラーグループですので中身はFIAT500とほぼ同じです。
(同グループのクライスラーイプシロンとして一時期販売もしていました。)
まずは、エンジンオイルとフィルターの交換です。
ツインエアエンジンですので、900ccの2気筒ターボエンジンです。
FIAT500やPANDAでお馴染みのエンジンカバーですがそこにもしっかりランチアが主張しています。(笑)
オイル量は3Lほどしかないのにターボで負荷が大きく、オイルの痛みが激しいので小まめな交換は必須です。
抜いたオイルは真っ黒
フィルターも同様です。
エンジンオイルは、トルク感アップを期待でき評判のよいユニルオパールのオパールジェット24Sです。
次に、このツインエアの弱点ともいえる点火系統でスパークプラグ交換です。
2気筒で2本しかありません。2気筒ゆえに回転を高く保たなければなりませんし、点火回数もおのずと増えますので消耗は激しいのです。
3万km毎の交換をお勧めします。
交換サイクルが早くて負担だと思われるかもしれませんがプラグは2本しか使っていないので、とてもリーズナブルなんですよ。
最後にいくらターボチャージャーが付いていてパワフルだとはいえ、やはりエアコンを掛けると力を奪われてギクシャクします。
そこで、エアコン冷媒システムにNUTECのNC-200 エアコン コンプブーストを添加します。
これで、コンプレッサーのフリクションを減らすことが出来るのでエアコン動作時の損失を減らすことが出来ます。
排気量の小さな車にはとても有効です。
日本ではあまりなじみのないランチアですが大変個性的で小さいながらも輝きを放ちます。
最後に珍しい初代と3代目のイプシロンのツーショット