栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 ホンダ

ホンダ ヴェゼル CVTフルード交換

ホンダ ヴェゼルのご入庫

ご用命は、WAKO'S RECSの施工とCVTフルードの交換です。

まずは、RECS(レックス)の施工

直噴エンジンはインテークに汚れが付着することが多いので、エンジン不調の症状が出る前に定期的に洗浄をして汚れを堆積させないことが重要です。

 

お次に CVTフルードの交換です。

この車に採用されているCVTは新世代モデルですので、従来のホンダ純正フルードHMMFからさらに低粘度に変わったHCF-2というフルードに進化しています。

交換方法は、ドレンから抜きフィラーからあふれさせるオーソドックスな方法です。

しかし、エンジンオイルのように抜いて入れるだけではいけません。

どの自動車メーカーの自動変速ミッションでもドレンから抜けてくるオイルは、全容量に対してよくて半分程度です。

残ったオイルはまだミッションの様々な部分に残っているので新油を入れてフラッシング(すすぎ工程)を行わなければしっかりとした交換をしたとは言えません。

右が入っていたオイルです。フラッシング工程を繰り返すことでだんだん左側のように透明度を取り戻します。

走行距離3万km弱でここまで汚れてしまいます。

3万kmではまだそんなに汚れていないのでは?と思われてもここまで汚れているのです。

 

このミッションのオイルポンプは電動タイプですので診断機を使いポンプのエア抜きを行います。

今回は、純正オイルHCF-2を使用しましたが、当店ではNUTEC製のZZ52も適合していますので使用します。

NUTEC ZZ52は、低粘度フルードにも適合していますので最新モデルの車両にも使用可能な、おすすめフルードです。

以前のホンダのミッションは故障が多く純正フルードのHMMFを使用しなければなりませんでしたが、新世代CVTでは他社オイルでも対応することが出来るようになりました。

ホンダの場合、現在販売されているCVT車ではこのフルードを使用しています。

また、NシリーズのCVTフルードの交換の問い合わせを度々受けるのですが、その際他店での見積もりを見させてもらうことがあるのですが、抜いて入れただけの量だったり、1回分のフラッシング量しか行っていない見積もりばかりです。

当店での交換は、フルードを抜いて内部の汚れ具合に合わせてフラッシングの回数を変えますので当然他店よりも高くなることが多いのです。

しかし、フルード交換をする目的はミッション内部を綺麗なフルードで作動させることですのでフラッシングを行わなかったり汚れが残っているような交換方法ではせっかくの交換効果が半減してしまいます。

かつて、一部自動車メーカーで指定していたミッションフルード無交換という指示が世間を混乱させてしまっていたのではないかと思われますが、当店での幾度となくフルード交換をする必要性・故障に対するリスクなど案内させていただいていますので、読んでいただいた方はご理解いただけたかと思います。

自動車に限らず、機械というものは作動油・潤滑油と呼ばれるオイル(フルード)を使用するものがほとんどですが交換不要というものはほぼないのです。(交換時期になったら機械自体を交換という場合は除きますが・・・使い捨てということです。)

使い捨てでなく長期にわたり愛車を良い状態に維持をしたいというオーナー様でしたらオイル(フルード)交換は必須です。

 

 

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

ミツビシ パジェロミニ(H56A)ブレーキペダルが重い

ミツビシ  パジェロミニ(H56A)のご入庫 ブレーキペダルが重くてかなり強く踏まないと止まらないのと、ブレーキを踏むとエンジン回転が上昇するとの事。 ブレーキペダルにはマスターバックと呼ばれる倍力装置が装着されており軽い踏力で強くブレーキが効くようになっています。 このマスターバックが壊れると倍力装置が働いていないわけですからかなり強く踏み込まない限りブレーキは効かず車両を止めるのは難しくなります。 次にブレーキを踏むとエンジン回転が上昇するという不具合ですが、これもマスターバックの故障に起因します。 ...

続きを見る

スマート フォートゥー ワイパーリンク脱臼

スマート フォートゥーのご入庫 ワイパーが動かない、何か前のほうから動いている音だけがするとの事 入庫時ワイパーアームは動きませんがワイパーモーターの作動音は聞こえるのでこの音のことをお客様はおっしゃっていたようです。 このような場合ワイパーモーターから先のリンクに異常があることがほとんどです。 分解していきます。 ワイパーリンクは隙間から見えていますが外すことはできません。   いろいろ外してようやくワイパーリンクを取り外しました。 リンクのジョイント部分がさびて外れてしまっています。 樹脂のブッシュが ...

続きを見る

トヨタ プリウスα(ZVW40) エンジンがガタガタする

トヨタプリウスα(ZVW40)のご入庫 エンジンチェックランプが点灯してエンジンがガタガタするとの事。 チェックランプが点灯しているので故障コードを読み出します。 ・P0401 EGR流量不足 を検出しています。 EGR(Exhaust Gas Recirculation)とは排気ガスの一部を吸気側に戻して最高燃焼温度を下げるなど行うシステムになります。 EGRガス流量にエラーがあると検出しました。 まずは排気ガス流量をコントロールするEGRバルブを取り外して点検します。 バルブが見事に開きっぱなしで固着 ...

続きを見る

ゴールデンウィーク期間の休業日のお知らせ

ゴールデンウィークは4月27日(日曜日)から5月6日(火曜日)の間お休みとさせていただきます。

続きを見る

VW シャラン ガソリン混入による空燃比エラー

VW シャランのご入庫 エンジンチェックランプが点灯して回転も不安定でエンストを起こしたそうです。 故障コードを確認すると空燃比リッチエラーを検出 空燃比とはガソリンと空気の割合のことでここを適正に制御することでエンジンをスムーズに回すカナメのものになります。 今回、リッチによるエラーということは、ガソリンが空気よりも多く濃い状態になったことを表しています。   ガソリンが濃くなってしまう症状を考えていかなくてはなりません。 燃料噴射装置であるインジェクターの不良や燃料圧力の適正値エラーなどが考 ...

続きを見る

営業時間、営業日変更のお知らせ

2025年4月より第2土曜日を休業日とさせていただきます。 4月以降の休業日は、日曜、祝日及び第2土曜日となります。 ご不便をお掛け致しますがよろしくお願いいたします。 なお営業時間は、平日は9時から18時 土曜日は10時から18時となります。 お預かりおよびご返却に関しては上記以外のタイミングも可能ですので要ご相談とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。

続きを見る

BMW X5(F15)エアサスペンション パンク

BMW X5(F15)のご入庫 走行中、何か後輪がゴツゴツする感じがするとのこと。 原因は一目瞭然このような姿勢になっていればゴツゴツするのも当然です。 車体後部が大きく下がってしまっています。 これはエアサスペンションがパンクしてしまっているため空気バネであるベローズ(エアスプリング)がつぶれてこのような姿勢になっているのです。 この状態は後輪にバネが無い状態と同じですので路面からの衝撃がダイレクトに伝わりゴツゴツしてしまいます。 ベローズはこのような形をしていて一見するとなにもおかしな感じはしません。 ...

続きを見る

BMW750(E65) パーキングブレーキユニット破損

BMW750(E65) 電動パーキングの警告灯が点灯してパーキングブレーキが掛からないとのこと。 現在、電動パーキングブレーキは軽自動車なども含めて多くのモデルで採用されていますが、この車種の時代では一部の上位モデルで採用され始めた時代のものになります。 電動モーターユニットがトランク内にありモーターが回りギアを回してワイヤーを引いて後輪のキャリパーを聞かせてブレーキするシステムになっています。 しかしユニット内部の歯車が破損してしまうことで作動できなくなるというトラブルが起きます。 実際ユニットを外して ...

続きを見る

VW アルテオン フューエルフィラーリッド開かない

VW  アルテオン 給油口が開かないとのことで入庫しました。 この車両はフューエルリッドに電磁ロックがかかるようになっているのですが解除できません。 正常な状態はリッドを軽く押すとこのように開くようになっています。 https://masutaka.co.jp/images/VID_20250125_103118.mp4   電磁ロックはアクチュエーターで作動させますが、アクチュエーターが悪くうまく作動しないというトラブルは比較的多く、アクチュエーター付近を叩いたりすることで動いてくれることが多いのですか ...

続きを見る

”直前直左視界確認”ご存知ですか?

自動車の法律保安基準の中に”直前直左視界確認”の項目があることをご存知でしょうか? あまり聞きなれない言葉かもしれませんがSUVなど車高の高い車両で、背の低い子供が車両の直前や直左(助手席下部)の死角に入ると見えず危険な事故につながります。 そこで車両直前や運転席反対側死角になる部分を運転手が確認することが出来るようにしなさいという法律になります。 法律的に平成19年1月以降の製作車両に取り付け義務が施行されています。 一般的にこのようなミラーが多くデザインがイマイチでかっこ悪いと思われて取り外す方もいら ...

続きを見る

-故障修理・整備, ホンダ

© 2025 増高自動車工業有限会社