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故障修理・整備 ニッサン

ニッサン ハコスカ(GC10)再生プログラム①

ニッサン ハコスカ(GC10)のご入庫

日本のビンテージカーではあまりにも有名な通称ハコスカ、正式名スカイライン2000GT(昭和47年式)です。

同業者様からのご依頼で、長年放置されていて動かない状態なので、走行可能な状態まで直してほしいとの事。

当店ではメインでこのような作業は行ってはいないのですが、私個人 ビンテージカーが好きなこともありこのようなご依頼を受けることがあります。

まずは、入庫時の状態をよく観察したうえで作業メニューを考えなければなりません。

・平成3年の車検ステッカーが張ってありますのでそれ以来走らせていない模様。(26年間)
・保管は屋内で、ジャッキアップして足回りに荷重を掛けないようにしていたそう。
 (古い車の屋内保管は最低限必要)
・アクセルペダル固着にて不動
 (キャブレータは燃料が揮発していて固着しているため
オーバーホールしなければなりません。)
・ブレーキ 抜け(保管時に漏れたのか外した状態で保管・ブレーキシステムのフルO/Hはマスト)
・クラッチ油圧システムも同様
・燃料劣化 蒸発
 (ガソリンは劣化して使えなくなるばかりか蒸発してワニスが残りそれが落とせないので各部洗浄)
・燃料ポンプは仮に動いても中のダイヤフラムはダメになっているのでO/Hか交換が必要
・エンジン 長年放置されていたため安易にクランキングが出来ないので下準備をしたうえで回してみます。
・バッテリー 外して搭載されていない
・冷却系統は各部点検を進めながら

ざっと見繕ってもこんなもので、当たり前ですがかなりの部分の修理・回復は必要ですね、エンジンが掛かった後でも何かしらトラブルが出るでしょう。

兎に角、二十年以上眠っていた車を起こす (時を巻き戻す作業)は大変なことになります。

単に部品を交換すればよいだけではなく錆びや汚れを落とす作業は大変な手間暇がかかるものです。

 

日本は古い車を維持するには大変な国で、パーツの供給がまず無く手に入れるのが非常に困難です。(今回は人気車種ですので何とかなりそうですが・・・)

最近でこそようやく国産自動車メーカーが、過去に生産した車の再生プログラムをうたってくることが多くなってきたのですがそれが人気車種だけですので、もっとマイナーな車でも行ってくれたならいいなと思います。(企業ですので利益追求は当たり前ですが・・・)

欧州自動車メーカーのように、パーツの生産ライセンスを委託したりすることで、部品供給を維持したりすることが出来ればオーナーは維持しやすくなりますし、廃車に追い込まれる車両も減るのではないかと思います。

とにもかくにも、この車両を欲しいといって下さってる次のオーナー様はいるので、頑張って蘇らせたいと思います。

つづく

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