栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 ニッサン

ニッサン ハコスカ(GC10)再生プログラム①

ニッサン ハコスカ(GC10)のご入庫

日本のビンテージカーではあまりにも有名な通称ハコスカ、正式名スカイライン2000GT(昭和47年式)です。

同業者様からのご依頼で、長年放置されていて動かない状態なので、走行可能な状態まで直してほしいとの事。

当店ではメインでこのような作業は行ってはいないのですが、私個人 ビンテージカーが好きなこともありこのようなご依頼を受けることがあります。

まずは、入庫時の状態をよく観察したうえで作業メニューを考えなければなりません。

・平成3年の車検ステッカーが張ってありますのでそれ以来走らせていない模様。(26年間)
・保管は屋内で、ジャッキアップして足回りに荷重を掛けないようにしていたそう。
 (古い車の屋内保管は最低限必要)
・アクセルペダル固着にて不動
 (キャブレータは燃料が揮発していて固着しているため
オーバーホールしなければなりません。)
・ブレーキ 抜け(保管時に漏れたのか外した状態で保管・ブレーキシステムのフルO/Hはマスト)
・クラッチ油圧システムも同様
・燃料劣化 蒸発
 (ガソリンは劣化して使えなくなるばかりか蒸発してワニスが残りそれが落とせないので各部洗浄)
・燃料ポンプは仮に動いても中のダイヤフラムはダメになっているのでO/Hか交換が必要
・エンジン 長年放置されていたため安易にクランキングが出来ないので下準備をしたうえで回してみます。
・バッテリー 外して搭載されていない
・冷却系統は各部点検を進めながら

ざっと見繕ってもこんなもので、当たり前ですがかなりの部分の修理・回復は必要ですね、エンジンが掛かった後でも何かしらトラブルが出るでしょう。

兎に角、二十年以上眠っていた車を起こす (時を巻き戻す作業)は大変なことになります。

単に部品を交換すればよいだけではなく錆びや汚れを落とす作業は大変な手間暇がかかるものです。

 

日本は古い車を維持するには大変な国で、パーツの供給がまず無く手に入れるのが非常に困難です。(今回は人気車種ですので何とかなりそうですが・・・)

最近でこそようやく国産自動車メーカーが、過去に生産した車の再生プログラムをうたってくることが多くなってきたのですがそれが人気車種だけですので、もっとマイナーな車でも行ってくれたならいいなと思います。(企業ですので利益追求は当たり前ですが・・・)

欧州自動車メーカーのように、パーツの生産ライセンスを委託したりすることで、部品供給を維持したりすることが出来ればオーナーは維持しやすくなりますし、廃車に追い込まれる車両も減るのではないかと思います。

とにもかくにも、この車両を欲しいといって下さってる次のオーナー様はいるので、頑張って蘇らせたいと思います。

つづく

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

8月の休業日 お知らせ

8月の休業日は、8日(土曜日)から16日(日曜日)及び2・23日・30日(日曜日)は休業させて頂きます。

続きを見る

ニッサン NV200 スパークプラグの交換時期

ニッサン NV200 車検整備でのご入庫 スパークプラグを点検したいのですがこのエンジンはインテークマニホールドがエンジン上部を覆っているため簡単に点検することが出来ません。 しかし4番シリンダーだけがわずかにある隙間からスパークプラグを取り外すことが出来るため点検します。 スパークプラグを点検すると摩耗限界で交換時期を迎えている状態になっていました。 付いていたものは新車装着時のプラグでしたが、これは片貴金属プラグというタイプで長寿命プラグではありません。 そのため交換時期は2万㎞になりますので7万㎞を ...

続きを見る

応急パンク修理の後は

パンクをしたので車載のパンク修理キットで直したがこのまま乗り続けて良いのかとのお電話がありました。 車載のパンク修理キットはあくまでも応急的に使うものなのでパンク修理箇所の修理が必要になるのと点検が必要とお伝えしてご来店いただきました。 昨今ほとんどの車両がスペアタイヤではなく応急パンク修理キットの搭載に移行しています。 修理剤を使用したタイヤがどのようになっているか診ていきます。 パンクをしたタイヤをホイールから取り外すと中から修理キットの液剤が大量に出てきます。 この液剤がパンク穴を塞ぎます。 この液 ...

続きを見る

VW パサート(B8)ウォーターポンプ漏れ

VW パサート(B8)   車検のご依頼で受け入れ検査を行った際、冷却水が漏れた跡を発見しました。   冷却水が漏れては乾いてを繰り返したような状態でしたのでずいぶん前から漏れは始まっていたようです。 ウォーターポンプを取り外すとかなりひどい状態でした。 このエンジンはカムシャフト後端部でコグドベルトでウォーターポンプを駆動するのですが漏れた冷却水が付着したのかゴムの破片が大量に飛び散ってコグドベルトの山もすり減ってしまっている状態でした。 ウォーターポンプの軸部分のシール不良が原因ですがこのタ ...

続きを見る

BMW 118(F20)オイルエレメントケースからの冷却水漏れ

BMW 118(F20) 冷却水のレベル警告灯が点灯して何回か補充を繰り返していたが車両の下には垂れてこないので漏れていないように見えるけど冷却水が無くなってしまうとのことで来店。 エンジンルームを点検するとかなり強く冷却水臭がするのでどこからか漏れているのは間違いなさそうです。 点検のためアンダーカバーを外すと吸音型のアンダーカバーから冷却水が大量に染み出てきます。 漏れた冷却水をアンダーカバーがスポンジのように吸い取ってしまい、ポタポタ垂れてこなかったのでユーザーは漏れていないのではないかと思ったよう ...

続きを見る

ルノー ルーテシアRS(X85)危険な故障

ルノー ルーテシアRS(X85) 車検でのご入庫ですが非常に危険な状態でのご入庫でした。 まずはエンジンルームを点検すると強いガソリン臭が漂っています。 点検するとインジェクターに分配するデリバリーパイプにつながる燃料の樹脂のジャバラホースから勢いよくガソリンが吹き出しています。 https://masutaka.co.jp/images/VID_20260330_130908-5.mp4 漏れているホースは部品供給は終了しているのはもとよりホース自体もタンクまでのアッセンブリーになるため部品代・工賃とも ...

続きを見る

マツダ デミオ(DJ3)ブラインドスポットモニター修理での落とし穴

マツダ デミオ(DJ3) もらい事故で追突されてしまったこちらの車両。 右後端部の損傷が激しいです。 バンパーを外して点検したところ右のブラインドスポットモニター(BSM)のモジュールに接触痕とモジュールベースに割れが確認できたため交換に至りました。   鈑金修理後にブラインドスポットモニターのエラーを消去しようと診断機からアクセスしますがどうしてもエラーを消すことが出来ません。 どうも新品ユニットの認識不良のエラーなのですが当社の診断機である程度のことはできるはずなのですがうまくいきません。 ...

続きを見る

ランドローバー レンジローバーヴェラール 危険な故障

ランドローバー レンジローバーヴェラール 走行中ハンドルがガタガタ音とともに振動するとの事、特に旋回中は酷いということでご入庫。 リフトアップしてすぐに答えはわかりました。 前輪を手で揺すると酷くガタガタで怖いくらいですがその原因はこちら。 この部品はスタアリングのタイロッドエンドのボールジョイントになります。 左右ともボールジョイントがガタガタになっていました。   https://masutaka.co.jp/images/VID_20260622_115745-1.mp4 ボールジョイント ...

続きを見る

メルセデスベンツ V220D(W447) エンジン警告灯点灯して加速が鈍る

メルセデスベンツ V220D(W447)  エンジン警告灯点灯して加速が鈍るとの事でご入庫 チェックランプが点灯していますのでまずは故障コードを読み出します。 ・P3007F1: インテークエアシステムでの漏れが検知されたという故障コードです。 インテークマニホールド(吸気管)はエンジンに空気を導入する部品になりますが正確にどれくらいの空気が入っているのかセンサーで読み取ることで適切な空燃比の元でエンジンをコントロールしています。 このインテークエアに漏れがある=どこからか空気を吸い込んでいると車両が訴え ...

続きを見る

ルノー ルーテシアⅣ(クリオ)冷房が効かない

ルノー ルーテシアⅣ(クリオ) エアコン(冷房)の効きが悪いとの事 入庫時エアコンスイッチを入れるとマグネットクラッチは作動していますので冷媒回路は作動させようとはしているようです。 しかし冷房としての効きは弱いため、まずは冷媒回路の基本である冷媒ガス量の測定をすると規定量に対して半分くらいの量しか入っていません。 冷媒回路は適正なガス量が入っていなければ正常に作動しませんので規定のガス量に調整した上で再度点検していきます。 規定のガス量に調整して先ほどよりかは冷房の効きは良くなりましたが、外気温30℃を ...

続きを見る

-故障修理・整備, ニッサン

© 2026 増高自動車工業有限会社