営業時間外もお気軽にお問い合わせください
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

故障修理・整備 トヨタ

トヨタ シエンタ(NCP81)ABS不具合

トヨタ シエンタ(NCP81)のご入庫

ご用命は、”時々ブレーキを踏んで止まる直前何か音がする、振動もする”とのこと

オーナーは女性の方で車に詳しくありませんのでよく問診して不具合発生状況を聞きだします。
・60km/hからの減速時によく出る気がする
・止まる直前?出る気がする
・前の方から音がする感じがする
・カタカタする感じ?表現しずらい感じ
・ブレーキペダルも重くなる感じがする
・10kmほど走行した後によく出る感じがする
・出始めると連続して出る感じがする

テスト走行をしますが不具合は発生しません。

そこでブレーキを点検しましたが特に目視による点検で不具合らしいものは見当たりませんでした。

 

次に 診断機を使い故障コードを読み出してみます。

すると、

・C1249   ブレーキスイッチ断線
・C1271 右フロント車輪速センサー出力異常(スピードセンサー)
 を検出しました。

故障コードを一度消してテスト走行をしてみるとブレーキスイッチ断線のみを再検出しました。

ブレーキスイッチは、ブレーキランプを点灯させるためのスイッチなのですがそれ以外にも運転者がブレーキを掛けている状態であることも検出してコンピューターに信号を送る役目をしています。

不具合現象が再現できていない状態ですので推測でありますがブレーキスイッチの検出不良でABSが誤作動を起こした可能性があります。

ABSは、ポンピングブレーキを高速で行いますので作動音もしますしブレーキペダルに振動も伝わりますのでお客様が感じている症状と同じ可能性はあります。

お客様にお話ししてブレーキスイッチをお取替えしてお帰りになりました。

 

しかし後日、お客様からまだ現象が出るとの事でご連絡いただき再入庫しました。

もう一度、診断機を当てると
・C1271 右フロント車輪速センサー出力異常
 (このセンサーは車輪(タイヤ)の回転数を読むセンサーです。)

のみを検出しました。

再度、故障コードを消去してテスト走行をすると故障コードは検出しません。

???

そこで、診断機でチェックモード機能を使用して走行します。トヨタ車は通常ダイアグノーシス(自己診断)は2トリップごとに検出しているのですがチェックモードを利用すると1トリップごとの検出に切り替えることが出来、検出感度を高くする機能が搭載されています。

チェックモードで走行すると先ほどの故障コードを検出しました!

検出感度を高めると検出するので、わずかに右フロントの車輪速センサーに何らかの異常をきたしているようです。

そこで、前輪左右の車輪速センサーの数値をグラフにしてみると、発進と停車の時に右だけ感度が悪く信号が出ていないのがわかりました。
(直進での走行状態なので左右ほぼ同じようなグラフが出ることが正常です。)

速度が上がるとセンサーの数値が安定するので完全に壊れているような状態ではないようです。

 

センサーを点検しようとしましたが、錆がかなり多くてセンサーが外すことが出来ない状態でした。

 

センサー取り付け部も錆で膨らんでしまっています。

センサーは磁界の変化を読み取るためこのエアギャップ(隙間)の大きさは非常に精密でわずかにギャップが広がっただけでも感度が落ちて検出できなくなります。

原因は取付面が錆で膨らんでしまったことで、センサーが離れてエアギャップが広がってしまったことです。

この取付面の錆をよく落として新しいセンサーを取り付けました。

交換後、左右の車輪速センサーの出力が揃い不具合は解消しました。

 

センサーの出力が出ていない=車輪が回っていない
センサーの出力がある   =車輪が回っている

センサーの出力の左右差があることで、片輪が滑ってスリップしていると車両は認識してABSを誤作動させてしまったという故障でした。

 

 

月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00
営業時間外もお気軽にお問い合わせください

MASUTAKAブログ最新情報

クライスラー グランドボイジャー ミスファイヤー

クライスラー グランドボイジャーのご入庫 車検整備でのご入庫ですが、V6エンジンの割にスムーズに回転しておらず調子が悪いようです。   診断機で故障コードを読み出すと失火コードを検出しました。 このエンジンはV型6気筒でプラグコードも使用していますのでコードからの電気リークも考えられますがまずはスパークプラグを点検してみます。 するとかなりの間交換していない状態なのがすぐにわかりました。 中心電極の摩耗具合が明らかに違いすぎます。   さらに碍子にもクラックがありましたのでここから電気 ...

続きを見る

MINI クーパーS(R56)危険なオイル漏れ

MINI クーパー(R56)のご入庫 洗車をしていたら水に油の跡があったのでオイル漏れが心配になったとの事でご入庫 下廻りを点検するとエンジンの前側(右前輪側)に多くのオイル漏れがあることが確認できました。 ベルト周りの部品もオイルが大量に付着しているため、オイル漏れを直したうえでこのような部品も交換必要だということをご説明の上作業にかかります。     部品を外していくと大変なところが緩んでいるのを発見しました。 これはタイミングチェーンのテンショナーと呼ばれる部品なのですがこれ自体 ...

続きを見る

トヨタ カローラバン(KE74)主治医の選択 番外編

トヨタ カローラバン(KE74)の整備ご案内 この車両を整備するにあたってのいきさつについては以前のブログでご案内の通り  エンジンの不調に関してはインテーク・エキゾーストマニホールドのボルト脱落や緩みによる二次空気の吸い込みによる空燃比エラーであることはご案内の通りでしたが、いざ組み直してエンジンを掛けると掛かりが悪く空燃比も良くないようでラフアイドルを起こしています。 キャブレータなどが悪いのかといろいろ調べるが特に悪そうな様子はありません。 あれこれ点検する中でヘッドカバーに繋がるホースを外して塞ぐ ...

続きを見る

トヨタ カローラバン(KE74)主治医の選択②

トヨタ カローラバン(KE74) 前回エンジンの故障修理についてご案内しましたが、他に重要な部分で車検を合格できない故障がありました。 それはブレーキの引きずりです。 左前の車輪がブレーキが掛かったままで手では回りません、ブレーキキャリパーのピストンが固着したことが原因です。 他の部分もメンテナンスを行った形跡がない事から、ブレーキ系統のオーバーホールを行うことになりました。   まずはブレーキマスターシリンダーです。 ここはブレーキペダルで押して油圧を発生させ、各車輪に油圧を送るポンプの役目を ...

続きを見る

トヨタ カローラバン(KE74)主治医の選択①

トヨタ カローラバン(KE74)のご入庫 昨年、ディーラーで車検を受けようとしたが、”排気ガスが基準値をクリア出来ず合格しない”との事で整備を拒否されてしまい、どうしたらよいかと悩んでいる間に1年経ってしまったそうです。 知り合いの紹介で当店を知りご入庫となりました。 オーナー様とお話ししながらエンジンを掛けてみると、確かにかなりラフアイドル状態ですので不完全燃焼が起きて排気ガスがかなり汚いのは想像できます。 キャブレーターのお車ですのでキャブレータ周辺を簡単に点検していると見逃すことが出来ないものを発見 ...

続きを見る

FIAT 500L車検整備

FIAT 500L 車検整備でのご入庫。                         500Xは国内正規導入車種ですが500Lは未導入車です。 ※赤い車両は500X 500Ⅹと車名は似ていますがプラットフォームは全く違う車種です。 この車両はディーゼルエンジンを搭載しています。 ディーゼルエンジンではフィルターと名が付く部品はとても性能に影響を与えやすいのでこまめにチェックしたり交換が必要になります。 今回は燃料フィルターを交換をご紹介いたします。   この車両のフィルターは内部のみを交換できるタイプ ...

続きを見る

アルファロメオ MITO 電動パワステユニット交換

アルファロメオ MITOのご入庫 パワーステアリングが走行中に効かなくなることがたびたびあるとの事。   診断機を繋いで故障コードを読み出すとトルクセンサー異常を検出しています。 トルクセンサーとはステアリングを左右どちらかに切ったときにステアリングシャフトのねじれ具合を読み取るセンサーです。 ねじれ具合とはどれくらいの力でステアリングを切っているかを読み取ることで、駐車時などではアシスト力を強くしたり高速走行中はほとんどアシストしないなどステアリングアシスト力の制御を行うカナメのセンサーになり ...

続きを見る

ジャガー F-Pace 車検整備

ジャガー F-Pace 2.0dのご入庫 車検整備のご依頼です。 新車から3年目の初回車検で走行距離もそれほど伸びていませんので一般的な油脂類のメンテナンスが基本となります。   初めにブレーキフルードの交換 ブレーキフルードは吸湿性があるため距離に関係なく、時間で交換する必要があります。 劣化したブレーキフルードは黄ばんで濃い茶色に変色してきます。   油脂メーカーにもよりますが新品は薄いキツネ色をしています。   3年交換していないエアコンフィルターの交換 カビが発生して ...

続きを見る

MINI JCW(ジョン クーパー ワークス)クラッチオーバーホール

MINI クラブマン ジョンクーパーワークス(R56)のご入庫 クラッチオーバーホールでのご入庫 以前、お車を見させていただいた際クラッチペダルの操作力がかなり重くミートポイントも定まらないのでクラッチのオーバーホールが必要なことをご指摘させていただいていました。 トランスミッションを取り外してクラッチを交換します。 クラッチは滑り始めていたので、少し炭化していました。 クラッチ板を押し付けるプレッシャープレートも滑っていたため、まだらに焼けてしまっています。   フライホイールを外すとエンジン ...

続きを見る

VW ゴルフ6 スロットルボディ故障

VW ゴルフ6のご入庫 エンジンチェックランプが点灯してエンジンが不安定で進まなくなったとの事。 早速診断機で何の故障コードによりチェックランプが点灯したのか読み出します。 スロットルバルブ関係のセンサーに異常を検出していました。 スロットルバルブ関係の故障を拾っていることから、スロットルボディのコネクターがしっかり取り付けられているか見てみようとエンジンが掛かった状態でコネクタに軽く触るとエンジン回転が不安定になりました。 わずかに触れただけでそれに合わせてエンジン回転が不安定になります。 どうやらコネ ...

続きを見る

-故障修理・整備, トヨタ

© 2021 増高自動車工業有限会社