ボルボ V70 Ⅰのご入庫
平成10年式 走行距離21万kmも超えたので足回りをリフレッシュのため交換してほしいとのご依頼を受けました。
オリジナルの乗り味を大切にしたいとの事でビルシュタインB4を選びました。
バンプラバーも跡形もないくらい砕けてしまっています。
バンプラバーは、大きく車体が沈み込んだ時に、サスペンションが完全に縮んでしまう(底付き)と突然挙動が不安定になってしまうため、縮みきる直前にバンプラバーが穏やかにつぶれ突然の不安定な挙動を起こさないようにするための重要な部品です。(ショックアブソーバーの保護の意味でも重要です)
もちろんアッパーマウントも交換です。
アッパーマウントにはベアリングが入っていてステアリングの転舵をスムーズにしています。
フロントサスペンション
リヤサスペンション
こちらもバンプラバーはボロボロです。
ショックアブソーバーはこれくらい反力が無くなっていました。
足回りの要になるのがショックアブソーバーですが他にもマウント部分なども支点になる部分ですので大変重要部品になりますので同時に交換することが必要です。
少しずつ劣化していきますのでなかなか悪くなっていることに気が付きにくい部分ですが、交換すると大変車体が安定することに驚かされます。
丈夫なイメージのボルボ 足回りをリフレッシュしてさらに30万kmまで目指してくださいね。