営業時間外もお気軽にお問い合わせください
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

故障修理・整備 ニッサン

ニッサンマーチ (K12)ブレーキホイルシリンダー交換

日産マーチ(K12)車検整備でのご入庫

IMG_20170128_102533

走行距離5万km代 あまり距離は伸びていないこちらのお車、しかし年数は経っているのでよく診なければなりません。

 

リヤブレーキを分解してみますとなにやら湿っぽい感じがします。

ホイールシリンダーのブーツをめくるとやはり!ブレーキオイルが漏れ出しています。

IMG_20170111_114244

ピストンを取り出すと真っ赤に錆びてしまっているのがお分かりになると思います。

IMG_20170111_114735

シリンダー内面の錆を研磨して取り除いたのですがご覧のとおり錆の侵食が激しくボコボコになっていました。内面をピストンとカップが摺動するので凸凹していれば気密を保つことが出来ません。

IMG_20170111_114837

もちろんこの状態で新しいカップキットを組みつけても気密が保てず漏れてブレーキが効かなくなってしまいますので新品にアッセンブリー交換しました。

IMG_20170111_142546

この時代の日産コンパクトカーは同じようなブレーキシリンダーを採用していてとても錆びやすくこのような不具合を密かに抱えていることが非常に多いです。

 

今回、車検整備で気が付き対処できたことは幸いで、実際この状態でも運転している人は気が付きませんし車検の検査自体も合格してしまいます。

そんなことあるの?と思われるかもしれませんが、車検場(運輸支局)での検査コースではブレーキドラムは外しませんので、よほど漏れが酷く外側に垂れてきていない限り検査官は不良判定をしません。また、制動力測定を行うのですがこのぐらいの漏れでは数値に表れないのです。

よく、検査と車検整備を同じ”車検”という言葉にひとくくりにされていることが多いのですがあくまでも車検整備(乗用車なら法定24ヶ月点検)と車検証を更新する為の継続検査は別々のものなのです。

継続検査:現時点で保安基準に適合しているのか検査を行う。合格すれば新しい車検証が発行されます。

定期点検(車検整備):点検で保安基準に適合していない部分に関しては改善し、今後も安全に走行できるように予防整備を含めて整備を行う。(予防整備の幅は、整備士・整備工場・お客様のニーズによってその判断は大きく左右されてしまいます。)

ですので、格安で車検をやりますなんていうところでは、車検整備自体に重きを置いていないことが多く、車検を通したばかりなのに壊れたなんてことを良く聞くのです。

また、お客様が”安く安く!”とか”車検が通る最低限で”と言うのも整備する側は予防整備の幅を狭めざるを得ないので危険です。

先ほどのブレーキのような危険な状態でも車検の検査を通そうと思えば通すことも可能なんですから。

 

しかし、普段目に見えないような重要保安部品こそ、しっかりと整備をしなければいけないと思います。

このような警鐘は今まで何度となく書いているのですが、それでも世の中の流れは格安・スピード車検の方向にディーラーでさえも向かってしまっていることは悲しく危険なことです。

自動車の性能は日々進化しているしているのですが、基本構造はあまり変わっていません。スピードも出て安定性もよくなりましたがあくまでもそれは自動車が正常な状態だからこそ保たれていることなのです。

性能が進化しても自動車が機械である以上、定期的な点検・メンテナンスを行い安全を確保しなければならないということは昔も今も変わりがないということです。

月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00
営業時間外もお気軽にお問い合わせください

MASUTAKAブログ最新情報

ジャガー F-Pace 車検整備

ジャガー F-Pace 2.0dのご入庫 車検整備のご依頼です。 新車から3年目の初回車検で走行距離もそれほど伸びていませんので一般的な油脂類のメンテナンスが基本となります。   初めにブレーキフルードの交換 ブレーキフルードは吸湿性があるため距離に関係なく、時間で交換する必要があります。 劣化したブレーキフルードは黄ばんで濃い茶色に変色してきます。   油脂メーカーにもよりますが新品は薄いキツネ色をしています。   3年交換していないエアコンフィルターの交換 カビが発生して ...

続きを見る

MINI JCW(ジョン クーパー ワークス)クラッチオーバーホール

MINI クラブマン ジョンクーパーワークス(R56)のご入庫 クラッチオーバーホールでのご入庫 以前、お車を見させていただいた際クラッチペダルの操作力がかなり重くミートポイントも定まらないのでクラッチのオーバーホールが必要なことをご指摘させていただいていました。 トランスミッションを取り外してクラッチを交換します。 クラッチは滑り始めていたので、少し炭化していました。 クラッチ板を押し付けるプレッシャープレートも滑っていたため、まだらに焼けてしまっています。   フライホイールを外すとエンジン ...

続きを見る

VW ゴルフ6 スロットルボディ故障

VW ゴルフ6のご入庫 エンジンチェックランプが点灯してエンジンが不安定で進まなくなったとの事。 早速診断機で何の故障コードによりチェックランプが点灯したのか読み出します。 スロットルバルブ関係のセンサーに異常を検出していました。 スロットルバルブ関係の故障を拾っていることから、スロットルボディのコネクターがしっかり取り付けられているか見てみようとエンジンが掛かった状態でコネクタに軽く触るとエンジン回転が不安定になりました。 わずかに触れただけでそれに合わせてエンジン回転が不安定になります。 どうやらコネ ...

続きを見る

ずさんな車検整備の結末②

前回、ずさんな車検整備の状態をご案内しました。 リンク 不良個所の整備内容をご紹介します。   まずは引きずっていた前ブレーキの状態です。 引きずってブレーキが掛かりっぱなしになっていたブレーキパッドは残りわずかしかありません。 ディスクローターが明らかに引きずりにより発熱した形跡があります。 ブレーキキャリパーのピストンはご覧の通り ここまで錆びればピストンの動きが悪いのは当然です。 ダストブーツに破れがありましたのでここから水が浸入して錆びたのでしょう。   次にスタビライザーリン ...

続きを見る

ずさんな車検整備の結末①

後ろタイヤの方からコトコトすごい音がするとの事で緊急でいらっしゃいました。 何か大変なことが起きているとすぐにわかるほど大きな音がタイヤの回転とともにします。 答えは車両に触れるまでもなくすぐにわかりました。 タイヤを留めるホイールナットがひとつ無くなっています!   1個無くなっているということは他も締まっていない可能性があるため見てみると・・・ https://masutaka.co.jp/images/VID_20210830_112558.mp4   やはりナットがゆるゆるでホ ...

続きを見る

ニッサン セレナ(C25)危険なボールジョイントのガタ

ニッサン セレナ(C25)のご入庫 他の修理でお預かりしていたこちらの車両、工場内を移動させているときに違和感を感じました。 ステアリングを切りながら車両を動かすと何かタイヤがずれた感じがしました。 気のせいかと思い何度か繰り返してもやはりずれた感じがしますので、サイドスリップを測るとアウト側に針が振り切ってしまいました。 これは車輪の向きに大きな異常があるということです。 車輪側に何か起きていると判断して車両を持ち上げると大変なことが起きていました。 https://masutaka.co.jp/ima ...

続きを見る

アルファロメオ ジュリエッタ エアコンコンプレッサー故障

アルファロメオ ジュリエッタ1.4のご入庫 エアコンが効かないとの事ですが、どこかのお店でガスをチャージしてもらおうとしたがガスが入って行かないと言われたそうです。 エアコンの冷媒システムはコンプレッサーが回らないとガスを圧縮できませんので機能しません。 こちらのお車、入庫時コンプレッサーのマグネットクラッチがONしませんでしたのでコンプレッサーは回っていない状態でした。 マグネットクラッチをONさせるには一定以上のガスが入ってる必要があるのですが少ないながらもガスは有りそうです。 マグネットクラッチに来 ...

続きを見る

VW シャラン アイドリング不安定そしてエンスト②

VW シャランのご入庫 以前、燃料系統で不具合を起こした車両です。リンク 前回修理して半年間何事もなかったようですが、エンジンオイル交換でいらした際に、”初めの時ほど酷くないが何か似た感じの症状が出た時がある”とおっしゃっていました。 エンストなどは解消していたようなのですが、少し気になりましたがもうしばらく乗ってみるとの事でした。 そこからさらに半年が経ち、ご連絡が入りました。 ”走行中にエンジンが止まってしまった”との事です、走行中のエンストは非常に危険なためすぐに入庫していただきました。 症状はやは ...

続きを見る

VW シャラン アイドリング不安定そしてエンスト①

VW シャランのご入庫 アイドリングが不安定でエンストするときもある、エンジンチェックランプも点灯するとの事 診断機を使い故障コードを読み出します。 燃料ポンプの故障を検出しています。 こちらの車両は直噴エンジンを搭載したモデルですので、燃料タンクからくみ上げエンジンルームに送る1次燃料ポンプと直噴させるためにさらに高圧に圧縮する2次ポンプがエンジンに搭載されています。 今回の故障コードは1次側の圧力が低いことを言っているようです。   エンジンを掛けながら燃料タンクのポンプモーター作動音を聞い ...

続きを見る

ニッサン シーマ(F50)油圧駆動ファン ポンプ漏れ

ニッサン シーマ(F50)のご入庫 エンジン冷間始動時に何か音がしてしばらくすると消えるそうです。 冷間時のみ出る異音というもので良くあるのが、パワーステアリングフルードのエアー噛みこみによる異音です。 お客様にどんな音か問診してもなんとなく当てはまりそうです。 パワーステアリングフルード量を点検してみようとすると??? なぜかパワステフルードのタンクが二つあります。 なぜか二つあるのですがとりあえずフルード量を確認するとエンジン中央にあるタンクの量が下限値を下回っていました。 どうやら何かの原因でフルー ...

続きを見る

-故障修理・整備, ニッサン

© 2021 増高自動車工業有限会社