FIAT500Lの車検でのご入庫

500Lは正規での日本未導入車両で、こちらは500Lのツインエア搭載モデルになります。

車検整備はいつも通りの内容ですが点検時交換必要か所を発見しました。
エンジン下部にあるエンジンマウントですが切れてしまっていてエンジン全体が前後に大きく動いてしまっている状態です。
ドックボーンマウントなどと呼ばれるロアマウントになります。


FF車ではこのように下側でエンジンの動きを抑制するマウントは良く採用されています。
交換が必要ですが並行車両なので日本国内で部品の流通が無いため海外から取り寄せて交換になります。
部品さえ揃ってしまえば特に難しい作業ではありません。


完全に切れてしまっています。
ここが切れてしまうとエンジンの振れを抑制できないのでアクセルのON/OFFでの異音、加速/エンブレ時のガタガタ音が発生します。
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ツインエアエンジン搭載車両は、正規導入車両でもFIAT500やイプシロンなどありますが、車体が違えばマウントも変わってしまいますので同じエンジンといえども部品は共通ではありません。
海外から部品の購入も昔に比べれば非常に早くなったとはいえ、それでも時間はかかりますのでこのような部品は注意しなければなりません。