メルセデスベンツE350(W211)のご入庫
別作業で御入庫の際不具合を発見いたしました。
まずは左前輪のドライブシャフトのブーツが切れてグリスが飛び散っています。
この車両は4マチックと呼ばれる4輪駆動の為、前輪にもドライブシャフトがあります。
ブーツが切れると水などの異物がジョイントに入り痛めてしまうので見つけた際はすぐに分解して新しいグリスを封入し直してブーツを交換しなければいけません。
グリスは水と混ざり白濁していましたので、放っておけばジョイント自体を壊してしまうところでした。
次にブーツ交換の際にエンジンからオイル漏れも見つけました。
これは定番であるオイルエレメントケースとエンジンとのつなぎ目のパッキンからの漏れです。
エレメントケースにはヒートエクスチェンジャー(熱交換器)も付いていますのでこのパッキンも交換します。
ついでにカムポジションセンサーとVVTソレノイドのオーリングも交換します。
エンジンオイル漏れの定番箇所ですので漏れを発見した際はこちらも早急に対処する必要があります。
いずれもゴム関係の劣化による不具合ですので、時が経てば必ず起こりうるものです。
御入庫の際に目を光らせることで、不具合箇所を見つけて早期に対応することが出来 被害を最小限にとどめることが出来ます。