WURTH(ウルト)のシートコーティングをご紹介いたします。
修理工場の当店では、修理内容の話ばかりですので、たまにはこのような愛車の美化に関することのお話をしたいと思います。
国産・輸入車共に維持管理が難しいのがレザーシートですが、”どうしたらいいのかわからない” ”テカテカしてくるのはしょうがないの?” ”傷つくので気を遣う”などでお悩みの方が結構いらっしゃると思います。
”後ろポケットに物を入れて座らない”とか、”シートの上をなるべく擦らないようにしています” ”ジーンズで乗らないようにしてます”とか、気を使っているというお話もよく聞きます。
しかし、防汚・摩擦防止の目的でシートコーティングがあるとの事ですが、ディーラーでは高級車のオプションで施工するとなんと!1台で7万円~との事!
(車種によっては桁が一つ上がるなんてこともあるんですって!)
話を聞き始めは”そんなに高いことやらなくっていいんじゃない?”と思っていたのですが、このコーティングの効果を見てこれは高くてもやっておいたほうがいいなと考えが変わりました。(笑)
では、どのようなものか御紹介します。
こちらの白いレザーには、半分だけコーティングを施しています。
このレザーに、デニム生地を張り付けたスポンジをかなりの力で擦りつけます。
すると!
半分、デニムの色が移り青くなったのがお分かりかと思います。もちろん色移りが無いほうがコーティングしてあるほうです。(゚д゚)!
さらに!もっと過激に研磨パッドで擦っちゃいます。
!!!
コーティングしてないほうは、表面が剥がれてしまいました!\(◎o◎)/!
驚異の耐摩耗性です!
これは特殊シリコン樹脂を薄膜でコーティングすることで外部からの摩擦・汚れを強力に防ぎ 、かつレザーから出るオイル・水分を閉じ込めることで長期にわたり劣化を防ぐという大変優れたものだそうです。
紫外線も防ぐことで変色も防ぐことが出来ます。
さらに、初めの写真でお分かりのようにコーティングをしていることがほとんどわからず、テカテカしないんです。
レザーワックスやオイルではテカテカ光り滑りますし、傷も防げませんでした、それに面倒な定期的な清掃も必要でした。
それに今までのガラス系コーティングは施工後レザーが固くなったり、テカテカしてレザーの質感を落としていました。
しかし、WURTHのコーティング剤は特殊シリコン樹脂を使用することで生地になじみ固くなったりテカテカすることもありません。
かつ、1日10回365日乗り降りを繰り返してもそのコーティングが5年間保たれるというメーカでの実験で、驚きの耐久性です!
では、実車で施工してみましょう。
こちらのお車、新車ではありませんので洗浄工程を行います、次の工程でコーティングしますので下地処理は大切です。
専用クリーナーで、ブタ毛ブラシを使い優しく擦り汚れを浮かしてふき取ります。
タオルでふき取ると、ご覧のとおりこんなにも汚れをふき取ることが出来ました!
右半分が洗浄後です。
左端がテカっていますが、右の洗浄後はテカりの取れた落ち着いた本来のレザーの質感になっているのがお判りいただけますか。
これだけでも綺麗になって満足してしまいそうですが、これでは素肌の状態で何も守られていないのでこの姿を長続きさせることはできません。
次に、コーティング剤を用意します。
2液のコーティング剤ですので、塗る直前に混ぜ合わせて素早く塗りこんでいきます。
コーティング後はサラッとしたさわり心地、テカテカ感はありませんしごわごわ感ももちろんありません。
外部からの保護するだけでなく、レザーに含まれるオイル・水分も閉じ込めるため長期に渡り保護することが出来ます。
今回の様に赤系は退色が酷いので保護することは大変重要です。
このような製品には消極的であまり効果を期待していなかったのですが、思っていた以上の効果で驚きました。
新車・中古車問わずお車を大切に乗りたい方には これはお勧めです!!
施工料金は、シートの大きさ(車の大きさ)でかわりますのでお気軽にお問い合わせください。
参考価格(新車時コーティング施工)
コンパクトカー(FIAT500クラス)38000円~(税別)
※中古車で洗浄が必要な場合別途洗浄費用が掛かります。
※劣化が進んでひび割れしたものなどの回復効果はありません。
レザーシートでないから関係ないと思われている方、ご朗報です。このコーティング ファブリック・アルカンターラなどに対応しているタイプもあります。
こちらもレザー用に劣らずすごい効果でした、お子様がいらしてシートの汚れが気になる方には良いのではないのでしょうか?
こちらの詳細もまたご紹介しますね。