BMW 318i(E46)のご入庫
ブレーキパッドとブレーキディスクローターの交換をご依頼受けました。
オーナー様、こちらのお車をとても大切になさっていることから本当にダメになる前にしっかりメンテナンスを行っています。
ブレーキパッドとディスクローターの交換はこのようにいつもの通り行いました。
しかし、交換作業の中で気になる点が発覚しました。
ディスクブレーキは、ブレーキキャリパーのピストンによりブレーキパッドを押してブレーキが効く仕組みになっていますが、新しいパッド組む際ピストンの戻りが非常に悪いところがありました。
戻りが悪いということは、出てくるのも悪い=効きが悪い ということになります。それに引きずる可能性も在ります。
キャリパーの中にはゴムのシールがあり経年劣化するのは当然ですが、吸湿性のあるブレーキフルードですのでキャリパー内部も錆びてしまっている可能性があります。
お客様にご説明をしてキャリパーのオーバーホールを行うことになりました。
やはり、一部錆が発生しているところがありました。錆を綺麗に落として新しいシールキットで組み直します。
キャリパー外見も綺麗にして、ブレーキホースも同時に交換して組み付けます。
単にブレーキパッドを交換するだけでなく、キャリパーの状態等を観察して不具合が隠れていないか見定めることも非常に大切なことです。