栃木県宇都宮市の整備工場
TEL 028-656-2588
月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

ご注意

ブログ内の整備・修理等各記事の作業内容や作業方法のご質問にはお答えできません。 また、作業料金についても車両を当社まで入庫いただき、実際に見させていただいてからのお見積りとなります。 概算の金額についても電話やメールではお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

故障修理・整備 サーブ

サーブ9-3 ATF交換

サーブ9-3のご入庫

”オートマチックトランスミッションが2から3速に変速時に一瞬抜けたような感じになることがある”との事

CVTやATでこのような変速トラブルはよく起きます。

当店では通常ATFやCVTFを交換することをお勧めしていますが何か変速ショック・抜けなど症状が出ている場合はフルードの交換が吉と出るか凶と出るかはやってみなければわからないというのが正直な答えです。

以前に比べ変速時のショックが少し大きくなった気がするなんて程度でしたら改善される可能性は大いにあるのですが滑った感じ、ギアが抜けてしまうなどの場合はフルード交換が仇になってしまうことがあります。

これが、世間でよく言われているフルード交換するとミッションが壊れると囁かれていることなんです。しかし、交換もしなければいつかは完全に壊れるのも事実です。

今回お客様にこのことをよく説明してまずは、交換してどのように変化するかの確認したうえで次の修理のステップを考えていただくということを、ご了承を得て交換作業に取り掛かりました。

 

こちらのお車、ATはアイシン精機製でヨーロッパのミッションメーカーでなく国内のミッションメーカーです。

アイシン製といえどもこのようにトラブルは発生します。日本のメーカーは壊れない(壊れづらい)というのも誤った情報なのです。
日本のメーカーでもちゃんとミッションは壊れます。(製造国は日本でないことも多いのですが・・・)

このミッションにはオイルパンは下についていませんのでドレンから古いフルードを抜きます。

走行距離7万km代ですがかなり汚れています。

新油を給油後フラッシングしてさらに抜きます。

ATFはWAKO'SセーフティSをしようして、かつ少しでも状況を改善したいのでWAKO'S ATプラスを添加します。

ATプラスは、クラッチの動力伝達を向上する効果があったり、ミッション内部の不純物を凝固させないので距離が伸びてしまっている場合などにも効果が望むことが出来るのでお勧めです。

今回交換後は、ギア抜けの症状が消えましたので良い方向に向かいましたので安心しました。

ATFの交換には賛否両論がありますが、なにもしなければいつかは必ず壊れますので、愛車を永く大切に乗りたいのでしたら積極的なメンテナンスをすることをお勧めいたします。

栃木県宇都宮市の整備工場月〜金 9:00 - 18:00 , 土・第2日曜 10:00 - 18:00

MASUTAKAブログ最新情報

FIAT500 ツインエア エンストの意外な原因

FIAT500のご入庫 エンストしたとの事 状況を詳しく聞き出すと信号などで停車しようとしたところ、停車と同時にエンジンも止まってしまったとの事。 入庫時はエンストもなくテスト走行しても特に問題なさそうです。エンジンの自己診断でも特に故障コードの検出もありません。 症状が再現できなかったのですがデュアロジックシステムにエラーが出ていたのでデュアロジックのメンテナンスを行いお返ししました。 しかしその後やはりエンストしたとの事でご連絡が入りましたので再度診させていただくことになりました。 再度よく問診させて ...

続きを見る

Jeep ラングラー(JL)フロントドライブシャフトブーツ破れ

Jeep ラングラー(JL) 他店で車検を受けたがドライブシャフトのブーツが破けていて車検に合格できないのでどこかで直してきてほしいと言われたそうです。 下回りを除くとフロントドライブシャフトブーツが破けてグリスが飛び散っています。 しかし問題はもう片方のドライブシャフトでした。 完全にブーツが無くなっています! いくら破けたといっても飛んで無くなってしまうということはありませんので故意に外されたのか何か応急で対策したのが取れてしまったものと思われます。 ドライブシャフトブーツは破けただけでも中のグリスが ...

続きを見る

アウディA6オールロード(C7) エアサスペンション連続故障

アウディA6 オールロード(C7) 長時間駐車後、後輪の車高が左右で違い車体が傾いているとの事。 エンジンを掛ければ車高はそれぞれ安定します。 この車両はエアサスペンションのため空気の圧力でベローズを膨らませてバネの代わりにしています。 後輪のベローズがスローパンクしているため空気バネが保持できず、少しづつ空気が抜けて車高が下がったことが原因です。 ベローズはこのような形をしていて簡単に言うと風船のようなものです。 いつものようにベローズを交換したのち姿勢変化が起きないことを確認して作業終了です。 同様の ...

続きを見る

マツダ ボンゴ バン(SLP2V)エアコン効かない

マツダ ボンゴ(SLP2V) エアコン(冷房)が効かず、エアコンスイッチを入れるとカチンカチンという音がするとの事。 まずは問診をします。 ・エアコンガスは他店で調整してもらったが症状は変わらず。 ・高速道路など一定速である程度速度が高いと冷たい風が出る。 上記の状態であるとのこと。 点検を始めます。 ガスは他店で調整しているとの事なのでひとまず信用してコンプレッサーの作動状態を確認します。 するとマグネットクラッチはオンして繋がりますがすぐに切れてしまいます。しばらくするとまた入りますが止まってしまいま ...

続きを見る

VW トゥーラン フューエルリッドが開かない

VW トゥーラン ガソリンスタンドでフューエルリッドが開かず給油が出来ないとのご連絡。 ガソリンは少ないながらも当店まで来られるレベルなので自走でご来店いただきました。 他の車両でも紹介したフューエルリッドアクチュエーターの故障で給油口が開かない故障です。 故障事例 リンク 燃料給油がギリギリ状態ですと非常に焦る不具合で今回も給油警告灯が点いた状態でした。 不具合発生初期は開いたり開かなかったりしたり、アクチュエーター付近に衝撃を与えると開いたりしますが今回は完全に開かなくなっていました。 何とかフューエ ...

続きを見る

VWニュービートル メーター動作不安定

VW ニュービートル メーターの動作が何かおかしいとのこと。 ・サイドブレーキランプが勝手につく時がある。(サイドブレーキはしっかり戻しているしブレーキフルード量も適正) ・エンジン回転計・スピードメーターの針が暴れたり動かなくなったりする時がある。 上記状態で入庫 メーターの針も動かないときがありますがなぜかヘッドライトを点灯(イルミネーション点灯)すると正常に作動するという不思議な症状が出ていました。 当店ですぐに入庫できなかったためしばらく乗っていただいている間に症状は悪化して最終的に全てのメーター ...

続きを見る

進化とともに変わりゆく故障内容と負担増

ニッサン ノート eーpower(E13) エアコン(冷房)が効かないとの事 こちらのお車、新車で購入してまだ3年経過していませんが、工業製品である以上新しいとはいえ壊れるものは壊れますので点検を進めます。   エアコンの基本点検である冷媒ガスなどがしっかり入っているなど点検をして、診断機を使用して故障コードを読み出すと電動エアコンコンプレッサーに関するエラーを検出しました。 ただこの車両は新車で購入しており一般保証の"3年もしくは5万㎞という保証期間内"なのでディーラーで保証整備を受けれるように手はずを ...

続きを見る

Jeep ラングラー(JK) リヤブレーキ引きずり

Jeep ラングラー(JK) 後輪ブレーキが引きずっていると思うとのこと。 なぜ引きずっていると思われたのかお聞きするとブレーキがキーキー鳴る時がありその時はクリープでも進まない感じがするとのことですが常になるわけではないそうです。 他店にて点検してもらったが”症状が出ていないとわからず症状が出ている時に来てほしい”と言われたそうで、当店での入庫時も車輪を回しても強い引きずりはありませんでしたがブレーキローターを見ると明らかに熱が入った赤さびが出ていました。 症状としては起きていませんでしたが引きずった形 ...

続きを見る

クライスラー イプシロン(312)エアコンコンプレッサー圧縮不良

クライスラー イプシロン(312)ご入庫 エアコン(冷房)が効かないとの事。 入庫時は効きが甘いとはいえ冷風は少しは出ていますのでエンジンルームを確認するとコンプレッサーは回っています。 初めに冷媒システムの基本であるガス量の確認から行っていきます。 この車両は500g±40gが規定量ですが80gしか回収できませんでした。 冷媒ガスが完全に足りない状態です、これでは当然冷房は効かないのは当然なので規定のガス量に充填して点検を進めます。 しかし、規定のガス量を入れても冷風はあまり出てきませんので、規定のガス ...

続きを見る

BMW X3(F25)エンスト

BMW X3(F25) 走行中突然エンジンが止まってしまいクランキングし直してもエンジンが掛からないとのご連絡 クランキングは勢いよく出来るようなのでバッテリーなどには問題なさそうです。 電話でいろいろ指示して試しましたが掛からないようなのでレスキューを手配することになりました。 しばらくして積載車で運ばれてきましたが、その時には正常にエンジンが掛かるようになっていました。 診断機で故障コードを読み出してみると ・11A002 高圧燃料妥当性:圧力が低すぎる ・481B01 制御電圧EPKSが低すぎます ...

続きを見る

-故障修理・整備, サーブ

© 2025 増高自動車工業有限会社