FIAT500ツインエア エンジン不調でご入庫
ツインエアこのFIAT最新エンジンは、2気筒900ccの流行りのダウンサイジングエンジンです。
しかし、入庫時ガクガクしてまともに走りません。
どうやら2気筒のうち1気筒が作動していないようです。
エンジンチェックランプも点灯していますので、早速 診断機にてエラーを確認します。
するとやはり”2番シリンダーのイグニッションコイルがショート”を起こしていると出ました。
こちらのお客様、お車を購入時にも同様の不具合が発生して1番シリンダーのイグニッションコイルを交換してもらったそうです。
今回は替えていない残りのコイルに不調が発生したようです。
まだまだ、走行距離も年数も経っていないことから、コイル自体に不具合があるロットだったのかもしれません。
新しいコイルに交換して、再度診断機で故障コードを拾わないことを確認して作業終了となりました。
最近のダウンサイジングエンジンはシリンダーの数を減らす事が多いのですが、当然シリンダーの数が減れば1気筒にかかる負担は増えます。
小排気量=高回転で回して力を出す。
少気筒 =1気筒に掛かる負担が増える。
火花も多気筒のエンジンに比べ1気筒当たりは多く飛ばさなくてはなりませんので、スパークプラグやイグニッションコイルの消耗も早くなりますので、今までの多気筒車以上にその辺はシビアにメンテナンスを行わなくてはならなくなるでしょう。
2気筒エンジンでは長寿命スパークプラグを使っても2~3万kmで交換になるそうです。
(軽自動車の3気筒エンジンも長寿命プラグを使っても10万kmは持ちません。よくて5~6万kmです。)
エコのためのダウンサイジングなのですが、エコと引き換えにメンテナンスは昔の車のようにまめにやらなくてはならないようです。