オイル漏れでご入庫のアルファ147、オイル漏れの修理を終えアイドリングで漏れの確認をします。

オイル漏れも無く無事作業終了!

さて、車両を移動させようとシフトを1レンジにシフト。

・・・

あれ?ギアが入らない?

Rレンジに入れても何も反応しません!!!

え~!セレスピード動かなくなった!!

壊れちゃった~

故障の代名詞にもなるほどよく壊れるといわれているセレスピード、まさか工場内で壊れるなんて! 

少し慌てましたが、お客様が乗ってるときじゃなくてよかったと気を取り直して点検を開始します。

このセレスピードとは、マニュアルミッションを機械がシフトしてくれる優れもの。

壊れなければ・・・

 

機械がシフトするには油圧が必要で、セレスピード装着車はドアを開けて乗り込む際にセレスピードのポンプが作動しますので、ポンプ作動音”ウィーン”と聞こえるのが正常な状態です。

しかし、ドアを開けてもポンプの作動音はしません。

どうやらポンプが作動せず油圧が無い為シフトチェンジが出来ないようです。

ヒューズを点検 異常ありません。

ポンプリレーの作動音は”カチカチ”音がしますので動いているようです。

ポンプに掛かる電圧は・・・

0ボルト ポンプに電気が来ていません。

ポンプ自体に直接電圧をかけると作動することから、ポンプに電気を送る回路で何か不具合があるようです。

では、どこで電気が滞っているのでしょう。

先ほど点検したリレーは作動音がすることから、セレスピードのコントロールユニットからはポンプを作動させるように指令は出ています。

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では、リレーの接点側はどうでしょう?

接点側の端子の抵抗を測ると、3Ωも抵抗があります。これでは、リレーがオンしても抵抗が大きくてポンプに電気が流れません。

リレー内部の接点不良の不具合です。

ここにはポンプを駆動するためにかなり大きな電気が流れます、その電気をON/OFFするため接点が焼けて抵抗が大きくなり電気が流れなくなってしまうのです。

当然ON/OFFの回数に比例してどんどん傷んできます。

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この部品は2000円もしないので定期的に交換してしまったほうが良いです。

セレスピード大変効率的で優れたシステムなのですが、信頼性に不安があるのが欠点です。

摘み取ることができる不安は前もって摘んでしまい、アルファロメオの楽しさを満喫しましょう。