私が自動車整備・修理の仕事に携わるようになって25年ほどになります。

自動車整備の仕事といっても様々な携わり方があるのですが、初めて就職したのは国産車ディーラーで、初めはがむしゃらに仕事を覚えることで精いっぱいでしたが、整備を覚えていくにつれ だんだん整備の質に対して疑問を感じてきました。

ディーラーでの仕事を否定するつもりはありませんが、どうしても部品交換屋さんになっていくことが許せなくなり、20代半ばにヨーロッパ車のオールドカーの修理工場に移りました。

そこで行われることは今まで やってきたこととは違い、”単に整備を行うだけでなく、修理をしてよみがえらせる ”そんな世界でした。

オーバーホールをすることは当然のこと、廃番になった部品の作成、再生など現在の整備に比べ、機械的でアナログな世界でしたが、その当時学んだことは、私の整備士人生の中でとても大切なことでした。

オールドカーというと、現在の車に比べ性能の劣っているもののように思われますが、自動車は半世紀前には走る・曲がる・止まるという基本的な性能は完成されていました。

整備士の観点からすると、自動車すべての部分に手を出して修理をすることができるとても良い教材でもあります。

それに、大変手間と時間が掛かっても、お客様が許してくれることも私たちの技術を伸ばせるよい機会を与えてもらえる世界でもあります。

 

現在では、国産・輸入車・新旧問わず 整備・修理を行い、技術の習得をしながら様々なオーナー様のお役に立てればと思っております。

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先日その当時の私に影響を与えた先輩が亡くなったことを知りました。

まだまだ、未熟な姿を見せることが恥ずかしく会いに行くことができず15年以上経ってしまっていました。

いつか、いっぱしの整備士・修理屋として胸を張って会いに行ける日をと思っていたのですが・・・

とても残念です。

まだまだ、志半ばの私ですが、”熱い気持ちを絶やさず精進していく”とご冥福を祈りながら新たに誓いました。